代理出産のメリット・デメリット

代理出産のメリット・デメリット

代理出産のメリット・デメリットについて

多くの方にとって、代理出産は初めてのご経験となりますし
過去、実際に代理出産を経験した人の情報もネット上に少ないので、
皆さん手探りで情報集をされています。

そこで、ベイビーフォー・ユーには、ご経験をされた日本人のご夫婦が多数おられますので、
最初のご相談から、最後のお手続き完了までの間で、ご夫婦から頂いた貴重なご意見やご感想をもとに
ここで代理出産のメリットとデメリットを、分かり易くまとめてお伝えしたいと思います。

代理出産のメリット

メリットは、やはり、奥様で子宮を摘出されていたり、不育症などのご病気にて、
ご自身では妊娠と出産が難しい方の代わりに代理母が出産してくれることです。

他のことでもそうですが、人には向き・不向きなものがあります。
どうしても、着床や胎児を育てるという作業が体質として不向きな女性は珍しくありません。

日本でも不妊治療の病院はたくさんありますし、
そこで薬を用いることなどで、着床率を高めることも可能ですが、
そもそも子宮を摘出されていたり、病気を抱えた方にはチャレンジする機会がありません。

代理出産をご利用されることで、お子さんを得られることが可能となります。

そして、大きな病気がなくても、年齢による着床率の低下、
妊娠できたとしても、そこから健康な赤ちゃんを産むまでお腹の中で育てられる確率の低下、
そうした高齢出産によるリスクと向き合いながら、
いつになるのかわからないまま、不妊治療をされ続けるリスクも回避できます。

誰もが自身のお腹で育て、産んであげたいと思われるものですが、
それに拘ってしまうと、それは子供の為ではなく、自分の為になってしまいます。

高齢出産によって流産してしまったり、何か障害を抱えた子供を産んでしまった場合、
本当に後悔しないのか考えなければなりません。

子供は至上の存在だと思います。
産まれてくれて直ぐに、自分自身よりも大切な存在となりまして、
その成長を傍で見られることは、なによりも人生を豊かにしてくれて、有意義にしてくれると思います。
育児は大変ですしお金もかかりますが、
全てのものよりも優先するくらいの唯一の宝物となります。

ですから、そのお子さんと一緒に過ごせる「時間」を無駄にしない為にも、
いつになるかわからない不妊治療から代理出産に切り替えるべきタイミングがあります。

それは人それぞれですが、
もし、ご自身が妊娠や出産に不向きな体だと感じておられたら、検討されるべきです。

弊社ベイビーフォー・ユーにご相談、ご依頼をされた日本人ご夫婦の多くは、
過去に不妊治療を経験をされておられまして、
そこで多くの時間をお金を投じられてきました。

精神がすり減り、ご夫婦でも意見の違いから喧嘩をされることも珍しくありません。

先が見えないチャレンジであるとしても、
頑張れば頑張るだけゴールに近づくのであればよいですが、
不妊治療を継続することは、年齢を重ねることになりますからゴールが遠ざかる可能性の方が高いです。

そこで初期流産や、出産間近の流産、死産を経験された方々は、
「自分が不向きな体質だと気づいていたけれど、認めたくなかった」
「これまでの努力を無駄にしたくなかった」
と仰ります。

頑張ったお体は褒めてあげるべきですが、お子さんの命と健康よりも、
自分のスタイルを貫くことを優先された場合には、後悔が生れます。

代理出産をご利用されるご夫婦の多くは、病気で妊娠ができなくなった奥様よりも、
高齢によって妊娠が出来ない状態になられたご夫婦のほうが多いです。

ご依頼をされるご夫婦の平均年齢は40代半ばでして、
平均寿命の半分を過ぎて、人生の折り返しを過ぎたところで、
より残りの人生(時間)を考えられるようになります。

そこで自分のスタイルよりも、子供と一緒に過ごせる時間をこれ以上減らしたくないとご依頼を決意されます。

代理出産の場合でも、着床前診断やNIPT、羊水検査などで染色体の異常チェックは可能です。

そして、妊娠を得意とする、子供を育て可愛がってる女性達が、代わりに出産をしてくれます。

代理母といえど妊娠率が100%ということはないですが、
ご自身でチャレンジされるよりも高確率でありますし、
高齢出産や不育症などによるリスクを減らし、健康で元気な赤ちゃんを産んでくれる率を高めます。

代理出産のメリットとしましては、

● 妊娠成功率が飛躍的に高まること
● 流産や早産率を下げ、健康な赤ちゃんを産んでくれること

が挙げられます。他にも、

● 着床前診断を利用することで、男子か女子の産み分けができる
● 着床前診断を利用することで、染色体の異常(ダウン症等)などを避けることができる
● 代理出産なので、奥様も仕事を休まないで続けられることや、出産時期を調整できること

といったメリットもあります。

代理出産のデメリット

次に代理出産のデメリットについても、率直にお伝えしたいと思います。

代理出産体験者、利用者の皆さんからデメリットをお聞きする機会もあります。

代理出産をご依頼されると、エージェントとは1年以上、連絡を取り合うことになりますので
そこで業務的な事だけではなく、日常的な会話を含めて親しい関係に発展することも珍しくありません。

そこで、まずデメリットとして挙げられるのは、「費用(料金)が高額」であることです。

アメリカの代理出産などは、その内訳の弁護士費用だけで、
ウクライナやジョージア、カザフスタン、アルメニアの代理出産の合計金額と同額近くになります。
アメリカだけ飛びぬけて高額なのは、弁護士費用だけではなく、
代理母の報酬金額も病院費用も高いからです。

ウクライナやジョージア、カザフスタンといった国でも、ここ数年で何割も値上げしています。

代理出産が認められた国が限られているうえに、
商用目的での利用が認められた国はさらに少ないことから、
需要のほうが多いことと、世界全体的に全ての値上げしていることも重なったことが原因として考えられます。

ウクライナやジョージア、カザフスタンの代理母出産プログラムは、良心的な費用だと思いますが、
それでも、大きめの自動車が2台は購入できるくらいの金額ですから、大きな出費となります。
円安だと、3台分になることも。

そして、先進国ではない、こうした目立たない国だからこそ代理出産が認められているということもありまして、
皆さんにとって、馴染みがない国になります。

馴染みが無い=良く分からない=治安が悪い国

というイメージに結びつきますので、余計にハードルが高いと感じられることもあります。

実際にお越しになられれば、弊社のスタッフが送迎等をしますし、
夜間に一人歩きなどしないでスリに気を付けていれば大丈夫ですし、
それぞれの国に、美しい観光スポットもあり人達の優しさに触れることもあります。

ですが、人は本能的に「知らない」=「怖い」と身構えてしまうものです。

そして、日本はどこの国とも遠く離れていますので、
検討中のご夫婦が、気軽にその地を訪れてみたり、
病院を視察したり、エージェントと会って話をするという機会が作りにくいことも、
日本人にとっては代理出産のデメリットになるかもしれません。

今の時代は、ホームページだけではなく、Facebookやインスタグラムなどで、
情報発信は出来ますし、ZOOMやLINEなどで、無料でご面談も出来ますから
実際には不便はなく、情報収集も可能ですが、
やはり実際に肌で感じ、その場所を訪れて、医師やエージェントのスタッフと握手されると安心できるものです。

日本では産婦人科学会が代理出産を認めていませんから、
日本にエージェントの会社があったとしても、
実際には遠く離れた外国で行われることになりますから、
日本で会って安心できるものでもありませんし。

良い病院、良い医師、良い代理母、細かな弁護士の存在、
そして彼らと頻繁に彼らと会うことが出来て、意思疎通がしっかりとできるエージェントスタッフがあって
はじめてご安心できる「条件」が揃うことになります。
日本国内に居ては、なかなかその安心を得られないまま、代理出産の利用を検討しなければならないのは、
日本人の皆さんにとって代理出産のデメリットに含まれるかもしれません。

そして次に代理出産のデメリットとしましては、費用が高額であることの次に、
手続きが複雑であることが挙げられます。

可愛い赤ちゃんが誕生してくれたとしましても、
日本に連れて帰られない、ご夫婦の戸籍に入れることができないとなれば大問題です。

日本国内で代理出産が認められていないことと、
外国の書類が関わることで、より複雑になっていると思います。

多くのエージェントが、こうした手続きのサポートを一部しか提供していなかったり、
重要な点は、ご夫婦自身で役所や裁判所に質問して進めるように案内していることから、
そこで困られてパニックになられたご夫婦から、弊社ベイビーフォー・ユーにはご相談とご依頼がございます。

勿論、弊社はそのお手続きだけでもサポートしておりますが、
なかには、既に手遅れなケースもあります。

手続きには、いつまでに提出しなければならないルールもありますから、
その期間を過ぎてしまうと、通常の手続き方法が行えなくなり、
ご夫婦は、専門で経験のある弁護士を、日本と代理出産した国と両方で雇う必要が出てきますし、
場合によっては、赤ちゃんが誕生してから半年、1年と日本に連れて帰られなくなります。
そこで余計な費用が発生しますし、それらは高額です。

弊社では、お手続きが無事に全て完了するまで具体的なサポートをしていますからご安心ください。
ご夫婦は、弊社からのご案内に従って頂いて、作業を行われるだけですから、
弁護士を日本で雇われる必要もなく、
役所や家庭裁判所で何か質問されたり、新しい知識を勉強される必要もありません。

代理出産を具体的に検討されておられるご夫婦は、
手続きについてご不安を感じられるものですが、
正しいエージェントを選ばれることで、このデメリットは解決できます。

他の代理出産のデメリットにつきましては、
赤ちゃんが誕生してから、異国の地に渡航し、そこで数週間は育児をしながら過ごさなければならないことも含まれます。

慣れない土地で、慣れない育児で大変と思われることでしょう。

弊社では、日本語が話せるスタッフが、生活サポートも提供していますし、
何かございましたら、24時間いつでも駆けつけますから、
安心して育児に集中して頂いておりますが、
ご主人がお仕事で忙しければ、奥様お一人で育児して過ごされる数週間はストレスを感じられるかもしれません。

日本に帰国されてから感じられるデメリットは、
代理出産であることを親戚や同僚などに隠されているご夫婦の場合は、
そこをうまく説明されるのに苦労されるかもしれません。

お腹が大きかった時期がないわけですので「いつの間に!?」と驚かれるでしょう。

近い将来には、代理出産が珍しくない時代がくると思いますが、
それまでは、そうした周りの人達への説明ということで悩まれるご夫婦もおられると思います。

お子さん自身は、大きくなった時に戸籍謄本で養子縁組ということで気づかれると思いますが、
その時代に、自分が代理出産だからとショックを受けることは考えにくいです。

・自身では健康に産んであげることができなかった
・早く産まれてくれて、会いたかった

という背景があり、産まれてからずっと愛情を注いで育ててきた一人だけのママに対して、
そこで大きくなったお子さんが失望することは考えられません。

これからもベイビーフォー・ユーには、多くのご夫婦から代理出産について
ご意見、ご感想が送られてきますので、
また、この大きなテーマとなります、「代理出産のメリット・デメリットについて」は述べさせて頂きます。

 

(2023年11月時点の内容となります)