2025-11-21

カンボジアでの代理出産が危険な理由とは?安全に代理出産ができる国も紹介

カンボジアでの代理出産が危険な理由とは?安全に代理出産ができる国も紹介

かつてカンボジアは、海外での代理出産を希望する外国人夫婦から人気が高い国でした。

しかし現在では、代理出産を目的に渡航することは非常に危険とされています。2016年に政府が代理出産を禁止して以降、違法な仲介や逮捕事例が相次いでおり、依頼者・代理母ともに重大な法的リスクを負う可能性があります。

本記事では、カンボジアでの代理出産がなぜ危険なのかを実際の事例をもとに解説するとともに、安全に代理出産が行える国や信頼できる進め方についても紹介します。

カンボジアでの代理出産は可能?

現在、カンボジアでの代理出産は法律で禁止されており、実施することはできません。

2016年10月、カンボジア保健省が代理出産を明確に禁止する通達を発表し、国内で行われていた商業的代理出産の取り組みはすべて違法とされました。

 

この措置は、代理出産をめぐる人権侵害や不正な仲介業者の横行を防ぐために行われたものです。現在は医療機関を通じた形であっても、カンボジア国内での代理出産は認められておらず、外国人夫婦が依頼することも法律上不可能となっています。

 

参考:外務省_在カンボジア日本国大使館からのお知らせ

 

2016年以前のカンボジアにおける代理出産の状況とは

禁止措置が取られる以前のカンボジアでは、代理出産が急速に拡大していました。

特にオーストラリア、アメリカ、中国などからの依頼が多く、低コストで代理出産ができる国として注目されていたのです。

しかし、法的なルールが整っていなかったため、代理母と依頼者の間でのトラブルや、子どもの国籍・親権をめぐる問題が多発しました。さらに、仲介業者による不当な契約や報酬の未払いなども報告され、社会的な問題へと発展。これを受けて2016年に政府が全面的な禁止に踏み切り、外国人による代理出産市場は一掃されました。

 

カンボジアで代理出産を実施するリスク

カンボジアでは2016年に代理出産が禁止されて以降、法律で厳しく取り締まりが行われています。それにもかかわらず、非公式な仲介業者を通じて代理出産を行おうとする動きが一部で見られ、これが重大なトラブルにつながるケースも報告されています。

カンボジアで代理出産を行うことによって起こり得る主なリスクとして、以下が挙げられます。

 

  • 依頼主・代理母ともに逮捕される可能性がある
  • 国際的な裁判に発展する可能性がある
  • 非人道的な代理出産ビジネスに加担してしまう可能性がある

 

一つずつ、詳しく見ていきましょう。

 

依頼主・代理母ともに逮捕される可能性がある

カンボジアでは、代理出産を行うこと自体が違法行為とされています。そのため、依頼した外国人夫婦だけでなく、代理母や医療関係者、仲介業者も逮捕される可能性があります。

実際に2016年以降、違法に代理出産を斡旋した医療従事者や業者が摘発された事例が複数報告されています。逮捕後は国外退去や裁判に発展するケースもあり、軽い処分では済まないことが多いのが現実です。

 

国際的な裁判に発展する可能性がある

カンボジアで行われた代理出産をめぐっては、依頼主と代理母の間でトラブルが生じ、国際的な裁判に発展したケースもあります。

実際に、2024年にはカンボジアの代理出産を通じて生まれた、中国人依頼者の子どもに関する国際的な親権問題が報道されました。こうした事例では、子どもの法的地位や国籍の扱いが国ごとに異なるため、問題が長期化する傾向があります。

 

参考:中国人同性愛者とロシア人の子を突然、自分で育てることに… カンボジアの代理出産ビジネスの闇

 

非人道的な代理出産ビジネスに加担してしまう可能性がある

カンボジアでは法整備が不十分だった時期に、貧困女性を利用した商業的な代理出産ビジネスが横行していました。低賃金での契約や、健康管理が十分に行われない環境での妊娠・出産など、人権を損なうケースが多数報告されています。

そのため、禁止された現在も非合法ルートでの依頼は、こうした非人道的行為を助長する結果になりかねません。倫理的にも法的にも、カンボジアでの代理出産は避けるべき選択肢です。

 

カンボジアでの代理出産を勧められたらどうする?

もし「費用が安い」「手続きが簡単」といった理由で、カンボジアでの代理出産を勧められた場合は、決して安易に判断してはいけません。現在、カンボジアでは代理出産が明確に禁止されており、実施した場合は依頼者や関係者が刑事処分を受ける可能性があります。

違法であるにもかかわらず、「問題なく実施できる」と宣伝する仲介業者も存在しますが、それらの多くは法的根拠を持たない非正規の組織です。海外での代理出産を検討する際は、必ずその国の法律と制度を確認し、信頼できるエージェントや専門家を通じて進めることが重要です。

 

法規制がグレーな国での代理出産は危険

カンボジアのように、代理出産に関する法制度が不明確または過渡期にある国では、トラブルが起こりやすい傾向にあります。

制度が整っていない国では、出生証明書の発行や国籍取得の際に手続きが進まず、赤ちゃんが「無国籍」状態になるケースも報告されています。また、現地でのトラブルが発生しても、法的な保護や救済が受けられない場合があります。

 

海外で安全に代理出産を行うためには、「安さ」や「手軽さ」だけで判断せず、法律が明確で、外国人の代理出産が正式に認められている国を選ぶことが大切です。

 

一方で、ウクライナやジョージアなどは「商業的代理出産」が法的に認められている国です。以下の記事で詳しく紹介しています。

商業的代理出産を認めている国一覧。安全な代理出産を行える国とは

 

商業的代理出産が認められている国での代理出産との違い

ウクライナやジョージアのように制度が整った国では、外国人夫婦の代理出産が法律に基づいて行われます。カンボジアなどの「商業的代理出産が認められていない国」とは、以下のような違いがあります。

 

  • 外国人夫婦による代理出産の実績がある医療機関を利用できる
  • 代理母の権利を守る契約ができる
  • 生まれた赤ちゃんが法的に我が子として認められる
  • 正式な手続きによって日本国籍が取得できる

 

安全に海外で代理出産を実施するため、このような違いを押さえておきましょう。

一つずつ、詳しく紹介します。

外国人夫婦による代理出産の実績がある医療機関を利用できる

法制度が整った国では、外国人の症例を多数扱うクリニックが複数存在します。胚移植や妊娠管理、出生後の証明書発行までの動線が確立され、代理母に対する支援も実施してくれます。過去の実績が多いほど、必要書類やスケジュールに関する相談もしやすく、安心して任せることができるでしょう。

 

代理母の権利を守る契約ができる

ウクライナ・ジョージアなどでは、代理母の健康管理・補償・プライバシーなどを明記した契約が標準化されています。医療機関と弁護士が連携し、定期検診や合併症時の対応、費用の支払い方法、連絡体制までを合意書で可視化します。

これにより、依頼夫婦・代理母の双方が納得した条件で進めやすく、途中の解釈違いから生じるトラブルを予防できます。

 

生まれた赤ちゃんが法的に我が子として認められる

商業的代理出産が認められている国では、出生証明書に依頼親が記載されるなど、出生直後から親子関係が明確になります。

このため、退院後の手続きや医療保険の登録、各種証明の取得がスムーズに行われる点が大きなメリットです。親子関係をめぐる追加審理や長期の係争に巻き込まれるリスクを大幅に下げられます。

 

正式な手続きによって日本国籍が取得できる

現地での出生登録が整然と行われると、日本側の手続き(在外公館での届出や国籍取得関連の申請)も進めやすくなります。

必要書類のフォーマットや認証手順が過去事例で整理されているため、提出漏れや再申請による長期化を避けやすいのが利点です。結果として、赤ちゃんの旅券取得や帰国準備、帰国後の各種手続きも計画的に進められます。

 

日本人夫婦が安全に代理出産できる国一覧

外国人依頼者による商業的代理出産が法的に求められているため、日本人夫婦でも安全に代理出産ができる国として以下の3ヶ国が挙げられます。

 

  • ウクライナ
  • ジョージア
  • カザフスタン

 

各国の特徴やメリットを紹介します。

ウクライナ

ウクライナは、長年にわたり国際的な代理出産を受け入れてきた実績のある国です。

法律で代理出産が明確に認められており、依頼夫婦は出産後すぐに赤ちゃんの正式な親として登録されます。対象は異性の既婚カップルに限られますが、外国人でも法的な保護を受けながら手続きを進めることが可能です。

紛争下では一部地域で制限があるものの、代理出産プログラムを継続している医療機関もあり、国際的なサポート体制が整っています。

 

ウクライナについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

ウクライナはどんな国?代理出産の渡航先としても人気の国を徹底解説

 

ジョージア

ジョージアは、代理出産を法律で明確に認めている国のひとつです。

対象は「既婚の男女カップル」に限定されており、同性カップルや未婚者は利用できません。出生証明書には依頼夫婦の名前が記載され、出産直後から法的な親として認められる仕組みが整っています。

代理母が報酬を受け取る「商業的代理出産」を国として認めているため、日本人夫婦も安心して利用することができます。

 

ジョージアについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

ジョージアはどんな国?海外代理出産の渡航先としても人気の理由とは

 

カザフスタン

カザフスタンでも、代理出産は国の法律で認められています。

対象となるのは医学的に妊娠・出産が困難と診断された既婚カップルで、外国人も条件を満たせば利用可能です。

医療技術の水準も高く、体外受精や胚移植に関する成功率も安定しています。

 

カザフスタンについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

カザフスタンはどんな国?代理出産のための渡航の際に知っておきたいポイント

 

海外での代理出産には「エージェント」活用が必須

海外で代理出産を行う際は、各国の法制度や文化、医療体制が異なるため、個人で全てを把握して進めるのは非常に困難です。手続きの不備や契約内容の誤解によってトラブルに発展することもあるため、安全に進めるためには専門エージェントのサポートが欠かせません。

エージェントは、依頼国選びから医療機関の紹介、契約書作成、現地での手続きや帰国準備までを一貫して支援します。安心して出産を迎えるためには、信頼できるパートナーの存在が何よりも重要です。

 

エージェントによる仲介を依頼するメリット

エージェントを通じて代理出産を行う最大のメリットは、複雑な手続きをすべてプロがサポートしてくれる点です。

法律や医療に関する知識を持つ担当者が、国ごとの制度に沿って安全な進行をサポートしてくれます。現地での通訳や滞在サポート、出生証明書やパスポートの手配など、煩雑な手続きをまとめて任せられるのも大きな安心材料です。

万が一トラブルが起きた場合も、弁護士や医療機関と連携しながら迅速に対応してもらえるため、個人で進めるよりも安全性と確実性が格段に高まります。

 

信頼できるエージェントの見分け方

エージェントを選ぶ際は、まず日本人夫婦へのサポート実績があるかを確認しましょう。公式サイトや口コミで実績が明示されている企業は信頼性が高い傾向にあります。契約書や費用の内訳を明確に提示してくれるかも重要なポイントです。

また、法的な手続きや現地での出生証明・日本国籍の申請まで一貫してサポートできる体制があるかを確認することが大切です。安さだけで選ぶのではなく、透明性・経験・法的サポートの3つが揃ったエージェントを選ぶことで、安心して代理出産を進めることができます。

 

実績のある代理出産エージェント「Baby For You」

海外での代理出産を安心してお任せできる仲介業者をお探しなら、ぜひ「Baby For You」にご相談ください。

Baby For Youでは、これまでに多くの日本人ご夫婦へ赤ちゃんをお届けしてきました。会社組織として海外の医療機関と信頼関係を築き、弁護士も在籍している、実績のある代理出産エージェントです。

 

代理出産プログラムのほか、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断・男女産み分けプログラムを提供しています。

Baby For Youはウクライナやジョージア、カザフスタンの医療機関と提携し、安心・安全な代理出産を行っています。

厳しい審査による健康な代理母の選定や、海外現地でのサポート、日本国籍を取得するための手続きなど、さまざまな面から依頼者さまをサポートいたします。

まとめ

カンボジアでは2016年に代理出産が明確に禁止され、現在は外国人が依頼することも不可能です。過去には仲介業者や医療関係者の逮捕、国際的な親権トラブルなどが発生しており、法的にも倫理的にも大きなリスクがあります。安さや手軽さを理由に選ぶことは非常に危険であり、制度が整ったウクライナ・ジョージア・カザフスタンなど法的に認められた国で行うことが安全です。信頼できるエージェントを通じて手続きを進めることで、安心して新しい命を迎える準備を整えましょう。

 

※本記事の内容は、2025年11月時点の情報に基づいて作成しています。今後、ルールや法律の変更により内容が事実と異なる場合もありますので、ご了承ください。

 

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