PARTNER 代理出産ウクライナについて
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ウクライナの代理母出産 ウクライナの魅力や提携施設をご紹介します。
代理出産ウクライナについて
Chapter01 インタビュー始まり
こんにちは、ベイビー・フォー・ユーの吉村です。私は今、ウクライナの首都キエフにいます。
ウクライナはこの時期、湿度が少なくとても過ごしやすいです。
ここで少しウクライナについてお話しますね。
ウクライナは東ヨーロッパにある人口約4,500万人の国で、「ヨーロッパの穀倉」とも呼ばれ、肥沃な大地、天然資源に恵まれた国です。
また、ヨーロッパやロシア系などの様々な人種が融合し、美人が多い国でも知られ、女優のミラ・ジョヴォヴィッチさんや、世界一美しい政治家と言われた前首相のティモシェンコさんが有名です。
Chapter02 ウクライナでの弊社スタッフ
現地では、ベイビー・フォー・ユーの日本人スタッフや、日本語が話せるウクライナの スタッフが完全サポート致します。
現地スタッフも必ず日本を訪れて、そこで日本文化とふれあい、日本人の価値観をしっかりと理解していますのでご安心ください。
空港や病院への送迎だけではなく、お食事やお買い物、観光や街をお散歩されるときでも、ご希望でしたらご案内をさせて頂きます。
一週間以上の長期滞在をされる方の中には、キッチンや洗濯機があるような 部屋をお借りになる場合もあります。
その場合は外国人向けの品物が揃っているスーパーマーケットへもご案内させて頂きます。またこちらで現地用の携帯電話をご用意しますので、Wi-Fi環境がない場所からでも、何かございましたら24時間スタッフにお電話ください。その他精一杯の「おもてなし」をお約束します。
Chapter03 ウクライナについて
こちらがウクライナの国旗です。
下が肥沃な大地、上が爽やかで広い空を表しています。
まさに夏のウクライナを表現しているようです。先ほども少し触れましたが、ウクライナの気候は夏が素晴らしいです。
月間の平均気温が0度に近いのはほんのふた月ほどで、過ごすのに適している20度以上の気候が半年もあるんですね。
ウクライナは1991年のソ連崩壊に伴い、誕生した国です。
主な言語はウクライナ語、ロシア語、若い世代の方には学校で英語の授業があることから、英語も大体通じます。
ウクライナは多民族国家で、ウクライナ人のほかにロシア、ベラルーシ、モルドバ、ブルガリアなど様々な国の人々が共存しています。
信仰は、ウクライナ正教及び東方カトリック教で、街のあちらこちらに立派なモニュメントがあります。
国民一人当たりの国民総所得(GNI)は3,560ドル(2014年:世銀)で、日本の42,000ドルと比べると10分の1以下です。
しかし、決して遅れた国ではなく、どこのお店に入ってもWi-Fi環境はありますし、ハイアットリージェンシー、インターコンチネンタル、ヒルトンホテルなど世界の名だたる5つ星ホテルも進出しています。
ウクライナの位置は黒海の北に位置し、ロシアやハンガリー、ルーマニアなどと国境を接しています。
キエフから飛行機で3時間余り乗ればパリ、ローマまで足を伸ばせます。
朝一番に出ると昼前までに着けますし、航空券もお安いですからウクライナにしばらく滞在されるとなった際は、育児で忙しくなる前に、ヨーロッパの国々を観光されるのも良いかもしれないですね。
Chapter04 ウクライナでの「日本」「日本人」
ウクライナキエフに住んでいる日本人は200人ほどと、決して多くありません。
けれども街のあちこちで日本車が走っているのをみかけます。大手商社や、自動車、家電メーカーも進出しており、日本食レストランも多くみかけます。そしてお寿司がとても人気です。
私も何度か寿司レストランに行っていますが、サーモンなどのロール系だけでなく、海鮮のにぎりやメニューにはお味噌汁もあり、ほっと日本を感じることができます。
そしてどこのお店もとても賑わっているんです。
日本から遠く離れている印象のウクライナですが、キエフの玄関口「ボリスポリ国際空港」は日本政府の協力のもとに2012年に完成していることなど、日本とは意外なつながりもあります。
バスの中で「どこから来たの?」と聞かれたときに「Tokyo」と答えると、周りの人が一斉に振り向きました。
そして「Sakura」「Susi」など知っている単語を次々話してくれるんですね。
日本人が珍しいこともあるかもしれませんが、日本を知っていただいているのは嬉しかったです。
住環境ですが、まずタクシーは問題なく走っています。
だいたい5kmで$4(420円)くらいです。
マクドナルドのハンバーガーは$1.3(136円)、iPhone 6s 16Gbは$760(79,800円)、コーヒーは一杯$1(105円)、お寿司はエビもトロも$1(105円)ほどで食べれます。
コンビニのような24時間開いているお店もあります。
日本でもおなじみのZARAやGAP、DIESELなどのお店もありますし、Louis Vuitton、CHANELなどのラグジュアリーブランドも店舗を構えています。
実際に住んでみて私が驚いたのは女性が道でヒッチハイクをしているということ。
日本ではあまりみかける光景ではありませんが、ヒッチハイクが普通にできるということは治安もそこまで心配されることではないのかもしれません。
実際、夜の一人歩きに気をつけるなど基本的なところを抑えていれば、怖い思いをすることはありません。<$1=105円で計算(テロップ)>
Chapter05 家族思い
ウクライナの人はとても家族思いです。
家族を大切にすることが当たり前なのです。
大人になっても両親や兄妹と毎日のように連絡をとり、出来るだけ会う機会をつくります。
お金のない大学生が親に会うために毎月実家に帰ることや、兄弟姉妹が自然に抱擁を交わすこと、旅行やバーベキュー、日本人だと友達同士で楽しむようなことも家族で楽しみます。こういった家族を大事にするという考え方が、法律でも代理母出産を受け入れる背景にあるのかもしれませんね。
Chapter06 ウクライナ・キエフ第一誕生病院 副医院長
ここ、キエフ第一誕生病院はウクライナ国内での代理母出産の権威といわれる病院です。
今回、この病院の副医院長ドクター・ディミトリーさんから直接代理母出産についてのお話を伺えるとお聞きしています。では早速行ってみましょう。
Q1.「初めまして。ドクター・ディミトリー。今日は色々お話ができるとお聞きして楽しみにして参りました。それにしても、ウクライナ国内外からたくさんの患者さんがいらっしゃるとあって、とても立派な病院ですね。」
ドクター
「こんにちは!私達の病院は長年にわたって、ヨーロッパ・中近東・アメリカなどの国々からの患者様に医療サービスを提供しています。
今回、私達のことを「日出づる国」にも知っていただけたことを非常に嬉しく思います!」
Q2.「年間の出生数は何件くらいでしょうか?」
ドクター
「私達の医療センターでは、毎年5000人ぐらいの赤ちゃんが生まれています。」
Q3.「そのうち、代理母出産などの高度不妊治療を利用されての患者様はどのくらいいらっしゃいますか?」
ドクター
「ここの病院では、代理母出産のプログラムで生まれている赤ちゃんの人数は毎年多くなっています。
昨年は、この医療センターで230人の『代理母出産の子供』が生まれました。」
Q4.「出産は無痛分娩(麻酔を使用し出産時の痛みがない分娩)、自然分娩などの選択はできますか?」
ドクター
「私達の病院では、出産はできる限り自然的な方法で行われるべきだと考えています。
しかし、それぞれの患者様は痛みの許容範囲があります。その痛みの許容範囲のレベルによって、患者様が安心を得る為に、麻酔を使わないかどうか、麻酔の種類をどれにするのか医師と相談しながら決めることになります。」
Q5.「分娩の際のドロップアウト(正常の過程から外れそうになったり、外れてしまった状態)が一番心配ですが、そのようなときはどのような対策をとっていらっしゃいますか?」
ドクター
「私達の病院は昔から、世界保健機関が推薦している国政的な議定書によって活動しています。ですから私達には予想できない状態がありえません。それぞれの問題に対して、具体的な対策方法のアルゴリズムが存在しています。」
インタビュアー
「それはこのような大きな病院だからこその安心感ですね。何かあった場合に、救急車に乗って移動するのではなく、病院内で専門医が適切に処置してくださるというのはやはり安心です。」
Q6.「普通に妊娠、出産される方と、代理母出産などの高度生殖医療を用いて妊娠、出産される方とでは、奇形児や障害児が生まれる可能性や分娩のときの違いなどはあるのでしょうか?」
ドクター
「そのような違いは全くありません。異なるのは受胎の方法だけです。
代理母出産の場合には、受胎はインビトロの状況で行われています。「試験管の中で」という意味です。それ以外には、妊娠と出産は完全に自然的に進みます。もっと詳しく申しますと、体外受精の手順を自然的な受胎と比較したら利点があります。
体外受精のおかげで、ダウン症候群などの染色体異常のある赤ちゃんが生まれることを防げるからです。」
インタビュアー
「なるほど。それはホッとするお話です。通常のお産と同じなんですね。」
Q7.「分娩が終わり、ご夫婦が赤ちゃんをお世話する段階になったとき、赤ちゃんのケアの仕方や今後のふれあい方など、サポートはありますか?」
ドクター
「ここの病院では、赤ちゃんが生まれた瞬間から、遺伝的な両親は自分たちの赤ちゃんと一緒にいることが出来ます。
そして、遺伝的な母親は自分の手で赤ちゃんのへその緒を切ることも、(この病院では)受け付けています。
そして赤ちゃんが生まれてからも、私達の小児科医は、赤ちゃんの健康を注視するだけではなく、赤ちゃんのケアにおいてもお一人お一人にあったきめ細かい支援をしています。」
Q8.「では退院後のサポートはどうでしょうか?ウクライナ国内に滞在している間に、赤ちゃんに何かあった場合の診察、または一か月検診など行っていただけるのでしょうか?」
ドクター
「両親と赤ちゃんがはウクライナにいる間、病院の小児科医達は赤ちゃんの成長を注視し、些細なことでも検出したら全ての必要な医療サポートを提供致します。」
インタビュアー
「退院後も安心ですね。」
Q9.「出産をサポートをされるうえで、もっとも大切にされていらっしゃることは何でしょうか?」
ドクター
「代理母出産では、そのプロセスの各段階が非常に重要ですから、その各段階でのリスクを可能限り小さくするために一所懸命頑張ることがとても重要です。」
Q10.「最後に、ウクライナで代理母出産を考えていらっしゃる方へのメッセージをいただけますか?」
ドクター
「現在のウクライナでの医療サービスは世界基準のレベルになっています。
その中で、私達の医療センターも国際規格の証明書も持っています。
また、代理母出産のプログラムの候補者に対しても、とても厳しい基準が設けられています。
身体的な問題がなく、精神的にも健全な女性だけが代理母として選ばれています。
ですから、皆様、ご安心してウクライナへお越しください!」
Chapter07 ウクライナ・キエフ第一誕生病院 サポート弁護士
次に、病院と提携していらっしゃる顧問弁護士のアンドレイ先生のお話をお伺いします。
弁護士
「KONNICHIWA! お越しいただきまして、嬉しいです!」
Q1.「先生は代理母出産などの案件を専門に扱っていらっしゃるのでしょうか?」
弁護士
「はい!その通りです!私達はウクライナで、レジデントのウクライナ人の方のためにも、日本人を含めてレジデントではない方のためにも、代理母出産のプログラムにおいて、あらゆる法的なサポートを行っています。」
Q2.「様々なケースをお取扱いされると思いますが、代理母出産ではどのような問題で頼られることが多いのですか?」
弁護士
「代理母出産などの生殖技術における法的なサポートは、ウクライナに限らず、全世界にかなり難しいテーマとして認められています。
その中で、一番最初に着目して頂きたいことは、ウクライナでは、代理母出産は完全に『合法』ということです。
また、ウクライナの代理母出産は、家族法と民事法律によって保護されています。
そして、ウクライナの法律では、代理母出産のプログラムに遺伝的な両親として参加したい夫婦は、法的に結婚していなければなりません。
私達弁護士チームは、もちらん代理母出産の法的なサポートに細心の注意を払っています。
代理母出産のどこの段階でもお客様に法的な問題が起きないようにサポートしています。」
Q3.「出生証明書は赤ちゃんの誕生からどのくらいで発行されますか?外国人でも同じでしょうか?」
弁護士
「赤ちゃんが生まれた場合、まず、その赤ちゃんの民事ステータスでの調書の登録がスタンダードな手続きとして行われます。
その次、代理母は、特別な申込書で「遺伝的な両親に子供に対する各権利をあげる」ということを証明します。
我々の弁護士はその申込書を得てから、最大で1週間以内に、遺伝的な両親だけが両親として記載されている出生届を得ます。そして、ウクライナにおいて、外国人の両親の場合でも出生届の手続き期間が変わりません。」
Q4.「先生から見られて、この病院の強み(長所)はなんでしょうか?」
弁護士
「今皆様は、キエフで一番良いメディカルセンターとして評価されている産院にいます。この病院の強みは、最高レベルのプロフェショナルであることと、設備です。
ところで、自分の二人の子供達もこのメディカルセンターに生まれました。
22年前と12年前です。」
Q5.「時差もあるので、メールになると思いますが、疑問や要望など、なにかあったときは、気軽にご相談しても良いですか?」
弁護士
「東京との6時間の時差に問わず、私達は日本のお客様からのご相談のために最適な時間を作ります。スカイプや電子メールなどの方法を用いることで、弊社の専門家はお客様からの問い合わせにタイムリーにご対応いたします。」
Q6.「では最後に、日本の皆さんに向けてのメッセージをお願い致します。」
弁護士
「まずは、私達の活動に対して興味をもって頂いたことに、大変感謝致します!
そして、幸せな両親になることを夢見ている日本のお客様に、一言だけ言いたいと思います。
『お客様の夢が叶うためのサポートを、ご遠慮をなく、どうぞ私達にお任せください!』」
Chapter08 ウクライナ・キエフ第一誕生病院 病院スタッフ
次に、病院の現場で働くスタッフの方にお話を聞いてみます
Q1.「キエフ第一誕生病院はどういった病院でしょうか?」
スタッフ
「私達の病院は、おかげさまでもうすぐ創立100周年を迎えます。
この病院の実績に関しては、海外でもよく知られています。
病院のスタッフは、研究活動と実習の仕事を組み合わせています。
そして、病院の設備基盤も定期的に更新されています。
そのうえで、この病院は(ウクライナ)全国の医療施設の中で、リーダーの役割を担っています。」
Q2.「日本で代理母出産を検討している方々に一言お願いします。」
スタッフ
「代理母出産のプログラムのおかげで、幸せな両親になった夫婦は年々増えています。
この病院の有能なスタッフも、皆様の夢が叶うために一所懸命頑張ります!」
Chapter09 infertility-kiev 病院インタビュー
「ここ、ファミリーソース病院はウクライナ国内での代理母出産において、実績、評判、施設の三拍子揃った病院です。こちらにはあらゆる条件が揃っています。今回、ウクライナだけではなくフランスでも学ばれた、ガリーナ先生から直接代理母出産についてのお話をお伺いします。」
Q1.「初めまして。ガリーナ先生。今日は色々お話ができるとお聞きして楽しみにして参りました。それにしても、最先端の生殖医療が行われている施設だけあってとても立派な病院ですね。」
ドクター
「一番最初に、皆様が私達の研究所について興味を示して頂いたことに感謝致します。
そうですね、一番最先端の技術しか使わないように努めています。また、アメリカとヨーロッパの生殖協会の一番名だたる会議に定期的に参加しています。その中でも、科学の最新開発について特に注視しています。」
Q2.「今まで何件くらいの代理母出産を行われてきましたか?」
ドクター
「私達のクリニックでは、2013年からだけで、今まで代理母出産で150人の赤ちゃんを無事に誕生させています。」
Q3.「年間で言いますと何件くらいでしょうか?」
ドクター
「年間で言いますと、平均で60~80件位です。代理母出産の場合、妊娠できる確率は、ドナー卵子の平均で70~80%位で、お客様ご自身の卵子の場合50%ぐらいになります。」
インタビュアー
「それは心強いですね。処置件数が多いということはそれぞれのドクターの受け持たれる患者様の数も多いということになると思いますが、ドクター同士の連携はどのようにされていますか?」
ドクター
「もちろん、これだけの件数となりますと、きちんとしたの組織が絶対に必要です。そのために、私達のクリニックには、組織的なことを管理しているマネジメント部門があります。そして、仕事のプロセスにおいて発生するデーターを全て正確に記録し、必要な時にお客様にそのデーターをご提供できるように対応したソフトウェアも利用しています。」
インタビュアー
「それをお聞きして安心しました。」
Q4.「ではウクライナにお住まいの方以外に処置をされた経験はありますか?またそれはどのような国籍の方々でしょうか?」
ドクター
「もちろん、海外からの患者様へのご対応経験がございます。私自身は2003~2004年の頃から、海外からのご夫婦にご対応してまいりました。
当初から卵子の提供プログラムは人気でした。現在、スペイン、イタリア、イギリスからの患者様が多いです。
そして、最近では中国からのご夫婦も多くなってきました。
また、つい最近に日本からの患者様の為の代理母出産プログラムを行いました。海外からの患者様へのご対応時には通常よりも多くのコミュニケーションが必要となりますが、当研究所では問題なくスムーズにご提供しています。」
Q5.「どのような年代の方が多いですか?」
ドクター
「患者様の卵子を利用して代理母出産プログラムを実施する場合、40~42歳までの患者様が多いです。
平均年齢は、34~36歳です。ドナー卵子の場合、44~47歳の患者様が多いです。
稀にドナー卵子の方法を利用するお客様の中には、かなりお若い女性もいます。遺伝的な特徴などの理由で、卵巣が正しく働かない女性です。
また、統計によりますと、平均年齢は、35歳~40歳の女性が一番多いです。」
Q6.「代理母になろうとされる方はどのような方々でしょうか?アメリカでは以前、代理母が赤ちゃんを引き渡さなかった事がありましたが、ウクライナではそういったことは大丈夫ですか?」
ドクター
「喜ばしいことですが、ウクライナの法律では結婚している夫婦が代理母出産を利用した場合、その遺伝的な両親が生まれた子供の正式な両親としてあつかわれるようになります。
従って、子供が生まれてから、遺伝的な両親は養子縁組などの処置が必要になりません。つまり、代理母が子供を引き渡さないことを認めるような法的な理由は存在していません。
また、私達の過去の経験にも、そのような事は一度もありませんでした。」
インタビュアー
「双方にとっても法律で守られているというのは安心ですね。」
Q7.「最初に受診してから、無事に赤ちゃんを抱くことができるまでどのくらいの期間を考えればいいでしょうか?」
ドクター
「平均で1年間位になります。患者様とと初めてお会いした時から、胚移植の時まで、平均で、2~3ヶ月間かかります。
これは代理母の子宮内膜の準備や、必要性に応じた月経周期の同期とか、資料の準備などの為に必要な期間でもあります。
その後、代理母は9ヶ月間妊娠しています。合計で1年間ぐらいになります。」
Q8.「では次にもう少し技術的なお話を伺いたいと思います。ずばり患者様自身の卵子を使った代理母出産の確率はどのくらいでしょうか?」
ドクター
「自分の卵子を使いたい女性の年齢によります。残念ながら全世界の統計上、42~43歳の女性は、体外受精の成功率はあまりよくはありません。
また、逆に、35~36歳の女性の卵子の場合、妊娠になる確率は、50~60%位あります。
このような状況は、卵子の遺伝の特徴と関係しています。
問題は、年齢が高ければ高い方が、卵子の中の遺伝子異常の率が高くなります。
その中で、42~43歳の場合、遺伝的に異常な胚の発生率は90%以上に高まります。また、精子の質とか、患者様の遺伝的な特徴などの複数の因子がその確率に影響します。
ドクターは患者様に関する全てのデータを分析し確認してから、その患者様用のプランを作ることになります。」
Q9.「卵子も歳を重ねているということですね。自己卵子では赤ちゃんを授かることが難しいと判断した場合、他の方の卵子を使った代理母出産もできるのでしょうか?」
ドクター
「もちろん他の方の卵子を使った代理母出産もできます。卵子ドナーという方法になります。ウクライナではドナー卵子の提供は完全に法的に守られていて、ウクライナの保健省の第787番の省令によって扱われています。
その省令の中に、どういう分析を行うことが必要なのかとか手順はどうなるかとか、誰がドナーになることができるかなどのことが非常に細かく記載されています。
それはとても有意義で便利なものです。提供されているサービスの安全性や質の保証に役立つからです。
卵子ドナーの利用は患者様の卵子の利用より成功率が高いです。
通常、ドナーとは若くて子供を一人以上生んだことがある遺伝的な問題がない女性となります。いい生殖ポテンシャルを持っている女性ということです。」
Q10.「代理母出産のために受精卵を作る方法は体外受精(IVF-ET)でしょうか?顕微授精(ICSI)でしょうか?」
ドクター
「私達の研究所では古典的な体外受精の技術も、顕微授精の技術も利用できます。
何を利用するのが適切なのかは精液の質によります。
精子の移動性と濃度が低い場合や、形態的に正しい精子が少なければICSIの技術を使います。
いわゆる病理的な形態の率が高い場合には、通常「IMSI」(※1)という技術を使います。
精子を何100倍かの大きさにズームすることにより、マイクロ欠陥のある精子を検出できる技術です。その欠陥のない精子だけを選択して、卵子の中に入れます。
この方法だと受精率は高くなります。また「PICSI」(※2)などの技術も使うことができます。
つまり、受精率を高める為に使える技術を私達は全てご提供できます。」
(※1)IMSI:intracytoplasmic morphologically selected sperm injection
通常の顕微授精(ICSI)は顕微鏡の倍率を400~600倍にして行いますが、当院のIMSIを使えば最大で約6000倍の高倍率で精子を観察し顕微授精(ICSI)することが可能です。
通常の精子の検査では調べることのできない精子の状況を確認することができ、顕微授精(ICSI)よりも受精する確率が高いといわれています。
(※2)PICSI:ピエゾICSI卵細胞質内精子注入法
成熟した精子がヒアルロン酸(卵子を囲んでいる主要成分)への結合能を有する性質を利用して、ヒアルロン酸への結合がみられた精子を用いて顕微授精(ICSI)をおこなう方法です。
Q11.「受精卵の着床前診断はできますか?」
ドクター
「勿論、着床前診断は可能です。私達がサポートしている代理母出産のプログラムの殆どでは着床前診断が使用されています。
それは非常に重要だと思います。遺伝的欠陥のない胚のみを提供することが可能となるからです。
これは元気な子どもが生まれるという確信を強くすることになります。
つまり(着床前診断は)総合的に、妊娠する確率をかなり高くします。」
Q12.「流産の可能性を減らすことのでき、着床率を上げると言われている着床前診断ができることは心強いですね。では、性別の選択はできますか?」
ドクター
「その通りです。着床前診断の過程で、赤ちゃんの男女の性別は分かります。」
Q13.「無事に代理母に受精卵を移植後、使用しなかった受精卵を凍結保存しておくことはできますか?」
ドクター
「勿論、使用しなかった受精卵も胚も保存できます。
受精卵の移動の後、使用しなかったものを低温保存します。それはとても一般的なことです。
代理母出産のプログラムの時だけではなく普通の体外受精とか顕微授精のプログラムにも利用されている方法です。
また、必要性に応じて卵子の低温保存もできます。」
Q14.「双子などの多胎妊娠になる確率はどのくらいでしょうか?」
ドクター
「多胎妊娠の確率は移動される胚の数によります。
また、胚の質は非常に低いケースもありますが、そのようなケースには3つまでの胚を移動しても良い例外もあります。
普通は2つの胚を移動する時に多胎妊娠の確率は20~30%になります。また、1つの胚の移動の場合にも多胎妊娠の可能性があります。
いわゆる一卵性双生児のことです。
そのような多胎妊娠の確率は0.4%です。」
Q15.「さて、ガリーナ先生、この建物だけでも十分立派ですが、この秋にさらに近代的なビルに移転されるそうですね。私も現地で拝見しましたが、日本にもあまりないようなおしゃれで立派なビルです。それだけ需要があるということなのでしょうか?」
ドクター
「そうでうすね!不妊の治療は世界的に需要があります。どこの国でも平均で15%の夫婦は妊娠ができない問題を抱えています。
ウクライナの中の需要だけでも、10~15%しかカバーされていません。
フランスやイギリスなどのヨーロッパの国だと、政府は体外受精のようなプログラムに資金を提供しています。ウクライナ政府はそのようなプログラムを資金的にあまりサポートしていませんが、それでも需要がかなり高いです。」
Q16.「実際に病院に伺い、お話しを聞いてみて、施設も技術も伴っていると実感しました。ではウクライナで代理母出産を行う大きなメリットはなんだと思われますか?」
ドクター
「ウクライナで代理母出産を行う大きなメリットですが、まず1番にウクライナの法律です。代理母出産を正式にちゃんと整理している法律です。
また、2つ目の大きいメリットは、非常に高い技術的なレベルです。
ヨーロッパの一番高い基準に対応しているレベルです。」
Q17.「代理母出産のサポートをされるうえで、精子や卵子、医療機器、知識・経験など様々な要素が必要かと思いますが、もっとも大切なことは何でしょうか?」
ドクター
「技術的な点から見ると、当然ですが代理母出産はシンプルな内容ではありません。
しかし普通の体外受精と比較して、それよりも難しいというわけでもありません。
患者様ご夫婦と、サポートエージェントと病院、そして代理母との間に組織的なコミュニケーションの準備が完成されているかどうかが重要なことだと思います。
患者様との間に出てくる疑問や問題は、お互いの誤解から生じていることが多いと思うからです。
ですから、組織的な準備はとても重要だと思います。」
Q18.「最後に、いま代理母出産を考えている方へのメッセージをお願いします。」
ドクター
「私は昔から日本の文化に非常に興味がありました。日本の詩も文学も大好きです。今回、日本そのもの、日本人の方と知り合える機会が出来たことをとても嬉しく思います。ですから遣り甲斐のある、このサポートを本当に楽しみにしています!」
Chapter10 インタビュアーまとめ
今回、ドクターのお話を実際にお聞きすることができて、私自身が患者様の立場に立って考えることができました。
ドクターやスタッフそれぞれが日本人の視点を理解いただいており、ルールを重んじ、サービスのきめ細かさにおいても期待以上のものを提供していただけると思います。
こちらの質問に対しても皆さん笑顔で応えてくださいました。
ドクターのお話は言葉以上のものを感じましたし、実際にウクライナに来ていただければ、ご自分の赤ちゃんを授かるという夢を叶えることができると感じていただけるのではないかと思います。
皆さまにお会いできることをキエフでお待ちいたしております。
提携先クリニックのご紹介
IVMED Kyiv Fertility Centre 病院
ガリナ医師を求めてウクライナ国外からも患者が来ています。
ガリナ医師の非常に細かい仕事ぶりは、日本人の私達でも圧倒されることがあります。
所属する医師達は世界で行われる学会に出席し、常に最新医療に触れ、
最新設備を備えている屈指の病院です。
名称 | 「ファミリソース」補助生殖技術のクリニック |
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代表者 |
ストレルコ・ガリナ MD-PhD(医学博士) ESHREのメンバー(EU) |
ファミリソース所在地 | Ukraine, 03186, Kyiv, 2b Aviakonstruktora Antonova str., Sherwood |
開設 | 2013年 |
診療科名 |
合計で575種類の医学分析を提供 |
職員数 | 40人 |
参考 | 日本人、アメリカ人、イギリス人、イタリア人、スペイン人、中国人などの夫婦に、代理母出産のサポート (診断、体外受精、妊娠の維持など)を提供した経験がある ファミリソースでは過去に3000超の子供の誕生をサポート |
キエフ市営第2産科病院
2008年UNICEFの「子供に対して好意的な病院」評価を得る
名称 | キエフ市営第2産科病院 / Kyiv City Maternity Hospital №2 |
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住所 | キーウ市、11 モスティツィカ通り / Kyiv, 11 Mostytska str. |
キエフ市営第2産科病院の開設 | 1991年 |
「キエフ市営第2産科病院」全体の職員数 | 344人(2024年7月現在) |
院長 | ZABUDSKYI OLEKSANDR VASYLIOVYCH |
診療科名と病床数 |
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認定 |
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参考 | 産院が1991年に開設してから現在までに、10,400人の赤ちゃんが誕生しています 全体の3%強が、代理出産による出産になります |
ヒューマン・ヘルス・アカデミー
共同非営利企業「Human Health Academy」の内の産科部門
ウクライナの国/町の予算によって活動している機関
名称 | ヒューマン・ヘルス・アカデミー |
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住所 | ウクライナ、キーウ市、121ハルキウ高速道路通り |
設立 | 2015年 |
責任者 | CHERMAK IHOR IVANOVYCH |
診療科名 |
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職員数 | ・病院全体 : 670名 ・産婦人科部門 : 180名 |
関連施設 |
国営の産院である為、ウクライナの首都キエフにある各病院と提携。 |
認定 | ISO資格 |
2016年から、20,000人の赤ちゃんの出産があり、その内の5%は代理母出産 (2024年3月現在) |
キエフ第一誕生病院
1918年に開業した、国営産院
ウクライナの教育省所属の国立医学大学と提携し、
地域密着型の親しまれる病院
名称 | キエフ第一誕生病院 |
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住所 | Ukraine, 01011 Kiev, 5 Arsenalna str. |
開設 | 1918年(1984年再建) |
診療科名と許可病床数 |
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職員数 | 約300人(臨時看護師含む) |
関連施設 |
国営の産院である為、ウクライナの首都キエフにある各病院と提携。
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認定 |
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どのようなご質問でも、お気軽にお送りくださいませ。
必ず24時間以内にはお返事をお送りしております。
このご相談が『大きな一歩』になると思います。