2025-01-31
タイはどんな国?文化や名所、代理出産の規制状況について詳しく紹介
タイは「微笑みの国」として知られ、美しい自然や歴史的な遺産、独自の文化が世界中の人々を魅了しています。首都バンコクをはじめ、アユタヤの古代遺跡やプーケットのビーチリゾートなど、訪れる場所ごとに異なる魅力を楽しめるのが特徴です。また、トムヤムクンやパッタイといった絶品グルメ、南国ならではのフルーツなど、食文化も見逃せません。
また、タイは今後の法改正によって、外国籍の夫婦による代理出産が実施できる国になる可能性があり、注目されています。
本記事では、タイの基本情報や文化、観光スポットから、代理出産の状況まで、タイという国を多角的に解説します。
タイってどんな国?
タイは東南アジアの中心に位置し、豊かな自然、美しい寺院、温暖な気候で知られています。
国土面積は約51万4000平方キロメートルで、日本の約1.4倍の広さです。人口は約7000万人で、首都バンコクを中心に都市部への人口集中が進んでいます。
正式名称は「タイ王国」で、立憲君主制のもと国王が象徴的存在として国民に敬愛されています。
首都バンコクは経済・文化の中心地で、多国籍な企業や観光客が集う活気ある都市です。一方、北部のチェンマイや南部のプーケットなど、地域ごとに独自の魅力を持つ都市も多くあります。タイでは伝統と現代文化が調和し、訪れる人々を魅了しています。
タイの言語
タイの公用語は「タイ語」で、文字は特徴的なタイ文字を使用します。
タイ語には5つの声調があり、発音が意味に影響を与えるため、外国人には習得が難しいと言われている言語です。若い世代では第二外国語として英語を学ぶ人が多いため、観光地では英語も広く通じます。タイ語の中には、敬意を表すための言葉や形式が多く含まれ、これがタイ文化の礼儀正しさを反映しています。
タイの通貨
タイの通貨は「バーツ(THB)」で、硬貨と紙幣が流通しています。1バーツは100サタンに分かれており、現地での買い物や食事は比較的リーズナブルな価格で楽しめます。
タイではクレジットカードも普及していますが、市場や屋台などでは現金が主流です。為替レートは一定ではないため、旅行前に確認するのが賢明です。
タイの宗教
タイの国民の約95%は仏教を信仰しており、国の文化や日常生活に深く根付いています。寺院(ワット)は町や村の中心的存在で、観光地としても有名です。また、タイの仏教は上座部仏教に属し、僧侶への敬意や祭事が重視されます。他にはイスラム教やキリスト教を信仰する少数派も存在し、多文化共存が進んでいます。
タイの建国の歴史
タイの歴史は、スコータイ王朝(1238年頃 – 1438年頃)の建国にさかのぼります。スコータイ王朝はタイ初の独立国家とされ、「幸福の夜明け」という意味を持つその名の通り、文化的な繁栄を遂げました。この時期にタイ文字が作られ、仏教が国家の柱として確立されました。その後、アユタヤ王朝(1351年 – 1767年)に移行し、アユタヤは東南アジアの交易の中心地として栄えます。
1767年にビルマ軍によってアユタヤが滅ぼされますが、トンブリー王朝を経て、現在のチャクリー王朝が1782年に設立されました。チャクリー王朝は現在も続いており、タイは長い間植民地化を免れた東南アジア唯一の国として知られています。これには、巧みな外交と内部の統治改革が大きく寄与しました。
タイの観光スポット
タイは多彩な観光スポットがあり、歴史や文化、自然を存分に楽しめる国です。それぞれの地域が異なる魅力を持ち、旅行者に忘れられない体験を提供します。
- バンコクの王宮、寺院、水上マーケット
- アユタヤの古代遺跡
- チェンマイで山岳民族の文化に触れる
- プーケットのビーチリゾートでリフレッシュ
各エリアごとに、おすすめの観光スポットを紹介します。
バンコクの王宮、寺院、水上マーケット
バンコクでは、タイの歴史と文化を象徴する王宮(グランドパレス)が必見です。壮麗な建築やエメラルド仏があるワット・プラケオは、多くの観光客で賑わいます。
また、ワット・アルンやワット・ポーなどの寺院も訪れる価値があります。さらに、ダムヌンサドゥアック水上マーケットなどでは、ボートで移動しながら地元の市場の雰囲気を味わうことができます。
バンコクは、タイの首都として活気に満ちた都市であり、伝統と近代が融合した魅力的な滞在先です。サイアムやアソーク地区では、ショッピングモールやナイトマーケットが充実し、最新のファッションやグルメも楽しめます。
アユタヤの古代遺跡
アユタヤはかつてタイの首都であり、歴史的な遺跡が集まる世界遺産の街です。
ワット・マハータートは、有名な木の根に埋もれる仏頭が見られる遺跡です。その他にも、ワット・プラ・シー・サンペットなど、壮大な寺院や仏像の遺跡が多く点在しています。
アユタヤの古代遺跡群は、自転車やボートを利用してツアーを楽しむのが一般的で、歴史好きにはたまらないスポットです。
アユタヤの地元のマーケットでは、伝統的なタイ料理や工芸品のショッピングも楽しむことができ、のどかな風景のなかでゆったりとした時間を過ごせるのが魅力です。
チェンマイで山岳民族の文化に触れる
北部のチェンマイは、豊かな自然と伝統文化が融合した街です。山岳民族が暮らす村を訪れ、手工芸品や伝統的な衣装に触れる体験が人気です。また、ドイ・ステープ寺院などの荘厳な寺院が丘の上に建ち、チェンマイ市内を一望できます。ナイトマーケットでは、地元料理やユニークなお土産を楽しめます。
また、周囲の山々ではトレッキングやエレファントキャンプなどのアクティビティにも参加でき、タイの豊かな自然を感じたい方に最適なスポットです。
プーケットのビーチリゾートでリフレッシュ
プーケットはタイ最大の島で、美しいビーチリゾートとして有名です。
パトンビーチやカタビーチなどのリゾート地では、水上アクティビティやスパでのリラックスタイムを存分に楽しめます。また、近隣のピピ島への日帰りツアーも人気です。
透明な海と白い砂浜で、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
タイのグルメと食文化
タイの料理は、辛さ、甘さ、酸っぱさが絶妙に調和した独特の味わいで、世界中で人気を集めています。屋台から高級レストランまで、多彩な食文化を楽しめるのもタイの魅力です。
タイ旅行で外せないグルメとして、以下の4つが挙げられます。
- トムヤムクン
- パッタイ
- グリーンカレー
- 南国のフルーツ
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
トムヤムクン
トムヤムクンは、タイ料理を代表するスープで、エビを主役にした酸味と辛味が特徴です。フランス料理のブイヤベース、中国のフカヒレスープと並んで世界3大スープとして認められています。
トムヤムクンはレモングラスやカフィアライムリーフ、ガランガルなどのハーブが豊かな香りを生み出し、ライムジュースやナンプラーが味に深みを加えます。ご飯と一緒に食べることで、さらに美味しさが引き立ちます。
パッタイ
パッタイは、甘辛いソースで炒めたライスヌードルに、エビ、豆腐、もやし、卵、ピーナッツが加えられているタイ風の焼きそばです。
屋台料理として広く親しまれており、ライムを絞って食べるとさっぱりとした味わいが楽しめます。リーズナブルでボリュームがあるため、観光客にも人気の一品です。
グリーンカレー
グリーンカレーは、ココナッツミルクをベースにしたスパイシーでクリーミーなカレーです。鶏肉やナス、バジルなどの具材がたっぷりと入っており、ジャスミンライスと一緒に食べるのが一般的です。緑色のカレーペーストに含まれる唐辛子が鮮やかな色と刺激的な味を生み出します。
南国のフルーツ
タイは南国フルーツの宝庫で、マンゴー、ランブータン、マンゴスチン、ドリアンなど、新鮮で甘い果物が豊富です。特に、マンゴーをもち米とココナッツミルクで味付けしたデザート「カオニャオ・マムアン」はタイ旅行で外せない名物スイーツです。市場や屋台で手軽にフルーツを購入できるのもタイグルメの魅力です。
タイの人々と暮らし
タイの人々は、独自の価値観や伝統を大切にしながら、穏やかで温かい暮らしを営んでいます。その生活様式や文化は、訪れる人々を惹きつける魅力の一つです。
タイの人々とその暮らしについて、詳しく紹介します。
温厚で親しみやすい国民性
タイの人々は「微笑みの国」と呼ばれるように、穏やかで親しみやすい性格が特徴です。日常生活では「サヌック(楽しさ)」という概念を大切にし、ユーモアや明るさを重視します。
また、感情を表に出しすぎず、冷静さを保つことが美徳とされています。旅行者にも寛容で、親切に接してくれることが多いのもタイの魅力です。
家族や年長者を大切にする価値観
タイでは、家族や年長者を敬う文化が深く根付いています。特に年長者に対する敬意は強く、挨拶や会話の中でその姿勢が表れます。また、親しい関係の中でも序列や役割を重視するのが特徴です。家族間の絆が深く、多くの家庭では三世代が同居することも一般的です。この価値観がタイの社会全体に温かさをもたらしています。
タイでは代理出産は可能?
タイでは、代理出産が可能ですが、厳格な規制が設けられています。2015年に「商業的代理出産」を禁止する法律が施行されて以来、代理出産は非営利目的でのみ認められています。法律の下では、代理母はタイ国籍を持つ親族である必要があり、商業的な仲介や報酬を伴う契約は違法とされています。
さらに、代理出産を依頼できるのは、タイ国籍を持つ既婚カップルのみです。外国人による代理出産の利用は、法律で厳しく制限されています。この規制は、かつての商業的代理出産の乱用や倫理的な問題を防ぐために導入されました。
タイでは、高度な生殖医療を比較的リーズナブルに受けられる国として、代理出産の渡航先として非常に人気の高い国だった実績があります。現在、タイ国内では代理出産に対する規制緩和の動きがあり、今後は外国人カップルによる代理出産も可能になるかもしれません。
タイで代理出産が禁止になってしまった詳しい経緯に関しては、以下の記事で紹介しています。
『タイで代理出産が禁止になった理由とは?安全に代理出産を依頼する方法』
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まとめ
タイは、美しい自然や歴史的な名所、独特の文化とグルメで世界中の人々を魅了する東南アジアの国です。温厚で親しみやすい国民性や家族を大切にする価値観が社会に根付いており、訪れる人々に温かさを感じさせます。観光スポットでは、バンコクの寺院や水上マーケット、アユタヤの遺跡、プーケットのリゾートなど、多彩な体験が楽しめます。
また、食に興味がある方にもトムヤムクンやパッタイ、南国フルーツといった魅力的なグルメが満載です。
一方、タイにおける代理出産については厳格な規制が設けられており、非営利目的でのみ認められています。しかし、今後の法改正によって商業的代理出産が認められる可能性があるため、注目されています。代理出産の渡航先としてのタイは、高度な医療を安価で受けられるため人気の国となっています。
海外での代理出産を検討される場合は、「Baby For You」にぜひご相談ください。
※本記事の内容は、2025年1月時点の情報に基づいて作成しています。今後、ルールや法律の変更により内容が事実と異なる場合もありますので、ご了承ください。
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