2024-02-02

代理出産とは?日本で禁止の理由や成功事例、費用までわかりやすく解説

代理出産とは?日本で禁止の理由や成功事例、費用までわかりやすく解説

代理出産は、身体的理由により自然な方法での出産が難しい夫婦にとって、赤ちゃんを授かるための手段の一つです。代理出産は、日本では行われていないため、現在はエージェントに依頼し、海外の代理母に出産して貰うことが一般的です。

今回は、代理出産の概要と、日本で代理出産ができない理由、代理出産の費用についてご紹介いたします。

代理出産とは

代理出産とは、子どもを望む夫婦が病気などの理由で妊娠・出産ができない場合に、体外受精させてできた受精卵を、代理母と呼ばれる第三者の女性の子宮に移植し、出産をしてもらうことを指します。

代理出産とは

海外では不妊治療の一環と考えられており、高度な不妊治療に相当します。

代理出産以外に、「代理母出産」「代理懐胎」と呼ばれることもあります。

代理出産の内容

代理出産には、2種類の方法があります。

  • サローゲートマザー
  • ホストマザー

 

サローゲートマザーとは、夫の精子を妻以外の女性に人工受精して行われる方法で、一般に、夫の精子を卵子提供者の卵子と体外受精させ、それを第三者女性の子宮に移植し、妻の代わりに妊娠・出産してもらう方法です。夫とは遺伝子的つながりがあるものの、妻とは遺伝子的つながりはありません。また、精子も卵子も第三者の物を体外受精させて受精卵を作り、第三者女性に出産してもらう方法もあります。

 

ホストマザーは、夫婦の精子と卵子を体外受精させ、受精卵を第三者の女性に移植してもらう方法です。この場合は、夫婦との遺伝子的つながりを保てます。

 

精液を採取し、排卵日の前後に女性の膣内に人工的に注入して妊娠・出産に至らせる技術を、配偶者間人工授精(AIH:Artificial Insemination Husband)と呼び、第三者から提供された精子を利用するものを非配偶者間人工授精(AID:Artificial Insemination by Donor)と呼びます。

代理出産の適応条件

私たち「Baby For You」での代理出産プログラムに適応する方は、以下のような方です。

  • 本人による妊娠・出産が医学上危険・もしくは難しいと判断された方
  • 子宮を摘出された方、子宮欠損・または子宮未発達の方(ロキスタンキー症候群など)
  • 子宮機能が原因の不育症の方
  • 人工授精・体外受精などの不妊治療の経験があるが妊娠されなかった方

代理出産の成功率

代理出産の成功率は、一般的には健康な代理母を選んだ場合、約50%前後と言われています。ただし、成功率は多くの要因に影響されるため、あくまで目安として考えましょう。成功率に影響を与える要因には、医療機関の選択、卵提供者の年齢、移植される受精卵の質などが含まれます。

 

一般的に、卵子の採取を行う女性が32歳までの場合、成功率は高い傾向にあります。しかし、40歳を超えると成功率が低下することが一般的です。これは、年齢が上がるにつれて卵子の質が低下するためです。

 

「Baby For You」では、まず最初にメディカルチェックを実施し、その後、医師から詳細な成功率について説明を行います。十分な理解と納得を得た上で代理出産に取り組むことができます。

なぜ代理出産は海外で行われる?

日本では代理出産が認められていないため、日本人夫婦が代理出産でお子さんを授かる場合には、海外の代理母に依頼することとなります。

ここでは、日本で代理出産が禁止されている理由についてご紹介します。

日本で代理出産が禁止の理由

代理出産は、日本では、日本産科婦人科学会が「代理懐胎に関する見解」で、

代理懐胎の実施は認められない。対価の授受の有無を問わず、本会会員が代理懐胎を望むもののために生殖補助医療を実施したり、その実施に関与してはならない。また代理懐胎の斡旋を行ってはならない。

引用:代理懐胎に関する見解

という見解を受けているため、原則実施することはできません。しかし、法律で定められている訳ではないので、国内でも数例代理母出産の例はあります。

 

日本で代理出産ができない理由としては、

  • 生まれてくる子の福祉を最優先するべきである
  • 代理懐胎は身体的危険性・精神的負担を伴う
  • 家族関係を複雑にする
  • 代理懐胎契約は倫理的に社会全体が許容していると認められない

の4つが挙げられています。

 

「生まれてくる子の福祉を最優先するべきである」というのは、代理母が子の引き渡しを拒否したり、子が依頼者の期待と異なっていた場合に引き取らないなどのトラブルが起きた場合、子の生活環境や精神発達過程に悪い影響を及ぼしてしまう可能性があることです。

 

上記のような理由で、日本では代理出産が認められていません。

 

2003年の古いデータですが、夫婦の精子と卵子を体外受精してできた受精卵を妻以外の女性に移植し、出産してもらう「借り腹」を、「一定の条件のもとで社会的に認めてよいと思う」と答えた方は45.8%、「認められない」を選んだのは22%と、認められる意見が上回っています。

参考:生殖補助医療技術についての意識調査2003 集計結果(速報版 概要)

代理出産ができる国

代理出産ができる国は、以下の表の通りです。

国名

特徴

ウクライナ

有償の卵子提供、商業的代理出産、性別の選択も含めて合法。

代理出産契約で生まれた子どもは依頼者の子どもと定められている。

カザフスタン

有償の卵子提供、商業的代理出産、性別の選択も含めて合法。

代理母はすぐに子供を依頼者に引き渡し、引き渡し後は子どもに対する一切の権利を失うことが定められている。

ジョージア

代理出産により生まれた子どもは、依頼者夫婦が親として登録される。

ドナー・代理母には生まれた子どもに対して親権をもたない。

アメリカ(一部の州)

一部の州で合法的に行うことができる。カリフォルニア州では代理出産を専門とした弁護士も存在する。

ロシア

1996年から商業的な代理出産も認められている。

代理母の同意が得られれば権利を失わないが、代理母が同意しなかった場合は代理母の子として登録される。

イギリス

生後6ヶ月以内に依頼者夫婦が養子縁組親決定の申し立てを行うことで、親権を得ることが可能。しかし、条件として依頼者が婚姻関係にあること、少なくとも一人が子どもの遺伝子的な親であること、実費以外の金銭の受領が行われていないことなどが必要。

ギリシャ

依頼者が医学的に妊娠が不可能であることの証明書などを裁判所に提出し、承認されることが必要。同性婚が認められていないため、同性カップルは依頼できない。

 

代理出産が禁止・違法の国

では、逆に代理出産が禁止であったり、違法である国を紹介します。もし、代理出産エージェントに依頼する際に以下の国での代理出産を勧められた場合は必ず断りましょう。

 

国名

特徴

タイ

外国人に対する商業的代理母出産を禁止している

インド

2015年に営利目的の代理出産を禁止。外国人に対する代理出産のための入国ビザを停止、出国ビザの発行も禁止に

フランス

1994年の生命倫理法によって禁止している

ドイツ

代理母出産斡旋禁止法・胚保護法・民法典の3つの法律によって厳格に禁止されている

イタリア

国民の多くがカトリック教の考え方で、生殖医療について欧州で最も厳しい。生殖補助法で、配偶子・受精卵の提供と冷凍保存も禁止している。

スペイン

人工生殖補助医療技術に関する法律で有償・無償を問わず禁止

 

日本では、代理出産を禁止する法律はありません。しかし、前述しましたが、日本産科婦人科学会の代理懐胎に関する見解において、認められていないという状況です。

そのため、海外で代理出産を行っても、違法なことではありません。

代理出産の費用相場

代理出産の費用相場は、60,000ドル~80,000ドル(日本円で800万円~1100万円)です。

費用を安く記載しているエージェントもありますが、子どもの国籍を取得するための弁護士費用や渡航のための費用など、追加で掛かる費用も高くなりがちです。

また、相場より安いエージェントを活用すると、連絡頻度が遅い、お金を払ってから何年も代理母を紹介してくれないなどのトラブルに遭いやすくなってしまうため、注意しましょう。

 

ここ数年は円安で日本の夫婦には負担が大きくなっていますが、物価は世界的に上がってきているため、これから代理出産の費用が安くなるということはないでしょう。

代理出産のメリット

代理出産とは

代理出産のメリットは、何としてもお子さんを授かることができるという点ですが、他にも、高齢出産のリスクを回避できる、成功率が高いというメリットもあります。

ここでは、代理出産のメリットについて紹介いたします。

自身で妊娠・出産できなくても子供を授かることができる

代理出産の第一のメリットは、先天的な子宮疾患や後天的な癌などで子宮を摘出された方でも、自身の子どもを授かることができることです。

これまでであれば、遺伝子的つながりのない子供を養子縁組することでしか子供を授かることができなかった方でも、ご主人様の精子や奥様の卵子どちらかを活用して遺伝子的つながりのある子供を授かることができるというのも、代理出産の大きなメリットと言えるでしょう。

高齢出産のリスクを回避できる

年齢が上がるにつれ、妊娠や出産にはリスクが増えてしまいます。日本産婦人科学会は、35歳以上で初めて出産する場合「高齢出産」と定めています。高齢出産は流産や染色体異常などのリスクも高く、不安に思う方も多いかと思います。

また、高齢出産へのリミットを考えながら先の見えない不妊治療を続行するのは、心理的に辛いこともあるでしょう。

代理出産なら、高齢出産に伴うリスクを回避できます。また、健康的な代理母に医療のケアを施すことによって、妊娠成功率が飛躍的に高まり、流産や早産率を下げることもできます。

成功率が高い

高齢出産のリスクを回避することと同様に、成功率が高いことも代理出産のメリットです。

高齢の場合、妊娠率が低く、妊娠しても流産してしまう確率も高くなってしまいます。

通常、健康な男女の自然妊娠率は20%ほどと言われていますが、代理出産なら、グレードの良い受精卵を若くて健康状態が良い代理母に移植することで、50%前後まで成功率を高めることが可能です。

 

また、着床前診断を利用し、性別の産み分けや、染色体の異常を避けられることもメリットとして挙げられます。

代理出産のデメリット

代理出産のデメリットは、1番は「費用が高額」であることです。アメリカの代理出産は、代理母の報酬金額も病院費用、弁護士費用も高額で、弁護士費用だけで他の国での代理出産の合計金額と同額になることもあります。

 

また、手続きが複雑であるため、ご夫婦だけでは手続きを全て行うのが難しい点もデメリットです。

「Baby For You」では、手続きなどは専門の弁護士が代わりに行いますので、安心してご利用いただけます。

代理出産の流れ

ここからは、実際に「Baby For You」に依頼をする流れを紹介いたします。

全体の流れは、以下の表の通りです。

1

お問い合わせ

問い合わせフォームよりお問い合わせください

2

スタッフとの相談

ZoomやLINE通話、Skypeなどで面談を行います。

3

カウンセリング

弊社が提携している病院の専門医に情報を共有した上で、検査や治療方針について説明します。

4

メディカルチェック

(必要者のみ)

基本的に不要ですが、これから採精や採卵をされる場合は、事前にお住いの地域の病院で検査をおすすめしています。

5

契約・必要書類の用意

治療方針にご理解頂き、治療に進まれる方は、契約をして頂きます。

・初回のお支払い

6

渡航準備と渡航

(必要者のみ)

採卵・採精をされる方など必要者のみが対象です。精子の輸送+ドナーのご利用や、凍結受精卵の輸送をされるご夫婦は不要です。

7

代理母のご紹介

多くの代理母候補者が登録しているので、お探してから平均で1ヵ月間以内にご紹介しています。

8

代理母の検査・調査

お選びいただいた代理母の検査や調査を実施します。メディカルチェックや心理状態、生活状況などを確認します。

9

代理母との契約

代理母が移植準備に入り、順調に進む中で代理母との契約を交わします。

10

代理母へ移植

代理母に投薬を行って着床率を高めた状態で移植します。移植は代理母を選んでから約2ヶ月後です。

11

代理母の妊娠・経過観察

移植から約10日~14日後に検査をして、妊娠が確認されたら代理母の経過観察をします。要望によってはサプリメントなども直接差し入れすることが可能です。

12

赤ちゃんの戸籍登録のための書類作成

赤ちゃんの戸籍登録のための書類作成・申請をします。ほとんどの作業を弊社の弁護士が担当しますので、ご夫婦の作業はほとんどありません。

・2回目のお支払い

13

渡航準備と渡航

赤ちゃんが産まれる予定日、もしくは産まれたという連絡を受けたら渡航します。航空券の手配が必要です。

14

赤ちゃんの誕生・帰国

赤ちゃんの体調を考慮して飛行機での帰国は産まれてから30日後となります。その間のお預かりも有料で承っています。

・3回目のお支払い

15

アフターフォロー

すべての手続きが完了するまで弊社の弁護士がサポートします。不安を解消するため、その都度ご相談下さい。

 

詳しい代理出産の流れについては、以下のページでも解説しています。

 

代理出産のご利用の流れを解説。実際に利用した場合の期間や渡航回数、支払うタイミングなど代理母出産のタイムスケジュール

「Baby For You」の代理出産の事例

不妊治療の末に念願のママ・パパに!

日本で不妊治療を10回以上移植を経験されていましたが、なかなか子どもを授かることができなかったご夫婦。

代理出産を利用したことで、2回目の移植で妊娠が成功し、念願のママ・パパに。

現在2人目の準備も進められています。

代理出産で弟が誕生

2020年に弊社を利用していただき、赤ちゃんを授かっているご夫婦の、2人目の赤ちゃんが産まれました。

日本人のご夫婦がご利用された代理母さんが妊娠に成功した事例です。

「Baby For You」にご依頼をするご夫婦は2種類のタイプがいます。

・1人でもいいから、子供がほしい

・2~3人の子供が欲しいから、その予定でお願いします

という2パターンです。

そして、「1人でもいいから」と仰っていたご夫婦も、1人が誕生したあとに、その可愛さや、弟や妹をつくってあげたい気持ちから2人目について相談されることも少なくありません。

カザフスタンでの事例

ウクライナで戦争が始まってしまったため、カザフスタンでの代理出産を行った例です。

日本での不妊治療のご経験、ウクライナでのご契約、そしてカザフスタンに変更されて、カザフスタンでのご契約と、長い道のりをご経験されたご夫婦です。

諦めないで続けられたことで、望まれる家族を得られました。

「Baby For You」の代理出産プログラムの特徴

代理出産とは

「Baby For You」は、代理出産プログラムを提供しています。今、不妊で悩んでいる方やお体のことでお子様が望めないと思っている方は、ぜひ弊社にご相談ください。

ここでは、「Baby For You」の代理出産プログラムの特徴をご紹介します。

スタッフは全員正社員です

弊社では、日本人のスタッフは日本人スタッフとウクライナ人スタッフの全員が正社員です。当たり前だと感じられるかもしれませんが、外部委託している場合やアルバイト、現地と連携しているなどの契約方法がほとんどです。

スタッフ全員が正社員であることで、契約後に連絡が取りづらいなどのトラブルを無くすことができています。

密なコミュニケーションで丁寧にサポート

エージェントは病院スタッフや代理母さん、また依頼してくださっているご夫婦と密な関係を築かなければなりません。

日本人スタッフもウクライナを熟知していますし、ウクライナ人スタッフは毎日のように病院を訪問して、医師や看護師たちとコミュニケーションをとっています。

人の命を扱いますから、会社というよりも、人として・親として関わる覚悟がある人がエージェントであるべきだと考えています。

「Baby For You」では、担当者は身分証明書を提示していますし、ご依頼されるご夫婦とは何でも話せる関係になることを意識しています。

専門の医師と弁護士が在籍しています

「Baby For You」では、医師と弁護士が在籍しています。ウクライナ国内の大きな病院の重役を務めている現役医師であることから、代理母たちから信頼され、病院との共同作業も円滑に行うことができています。代理母の診察は弊社の役員が直接行っています。

また、赤ちゃんが日本国籍を取得し、無事に日本に帰国できるように手続きをすることも、代理母出産のことを熟知した弊社の弁護士がサポートいたします。

代理出産の実績も多数

「Baby For You」は、2017年1月1日より、日本のご夫婦向けに代理母出産プログラムの紹介を始めました。

この7年間で、67人の赤ちゃんをご両親のもとに届けることができており(2024年1月25日現在)、現在でも多い月では1ヶ月に3組のご夫婦に赤ちゃんをお届けしています。

代理出産で誕生した赤ちゃんは弊社のFacebookからも確認することができますので、ぜひご覧ください。

弊社Facebookはこちらから

Baby For You (代理母出産エージェント)

戸籍の書類準備や手続きのアドバイスも行います

代理出産では、戸籍の書類準備や手続きが複雑になりがちですが、「Baby For You」は赤ちゃんを引き渡した後のサポートも充実しています。

赤ちゃんを戸籍に入れる作業、パスポートの取得手続きなどもこちらでサポートいたしますので、ご安心ください。

日本人ドナー卵子を利用することも可能です

「Baby For You」では、信頼できる機関と提携し、数多くの日本人ドナーの紹介もさせていただいております。

また、日本から輸送された低温凍結の精子・卵子、胚も利用することが可能です。

代理出産のよくある質問

ここでは、代理出産のよくある質問についてお答えします。

男性同士・女性同士のカップルでも代理出産は可能ですか?

日本産科婦人科学会などの方針では現状、同性カップルが生殖医療を受けることが想定されていません。そのため、同性カップルでの代理出産はできません。

ウクライナ、ジョージア、カザフスタンといった、弊社が提供している商用的代理出産を法的に認められている国でも、代理出産は男性と女性の2人で、国が結婚証明書を発行してくれることが条件でとなっています。

現在、日本では同性同士の結婚ができないため、利用ができないのです。

 

「Baby For You」でも、ご結婚されているご夫婦のみを対象としております。

外国語が話せなくても代理出産は可能ですか?

日本からいらっしゃるほとんどのご夫婦がロシア語や英語が話せません。「Baby For You」では、ウクライナにいる日本人スタッフが常にサポートいたします。また、日本のオフィスでも問い合わせ対応の体制を整えておりますので、外国語が話せなくてもご安心ください。

代理出産は産んでくれた人(代理母)の遺伝子に影響を受けますか?

代理母の遺伝子は関係しません。依頼したご夫婦の精子と卵子を体外受精させ、受精卵を代理母の子宮に移植する方法ですので、お子さんは100%ご夫婦の遺伝子を受け継いでいます。

また卵子提供でお子さんをお考えの方は、ご主人さまのみの遺伝子になります。

その場合も第三者の卵子を使用しますので代理母との遺伝子上の親子関係は存在しません。

成功率はどれくらいですか?

成功率は、年齢によって異なります。問題のない精子と卵子によって、良いグレードの受精卵を代理母に移植した場合の妊娠率は50%前後です。受精卵のグレードや、移植時の個数によって上下します。

詳しい確率については、メディカルチェックの後に医師よりお伝えしています。

 

以下の記事では、成功率について詳しく解説しています。

海外に行く必要はありますか?

1回~2回、渡航の必要があります。

ウクライナでのプログラムの場合、渡航して行う内容は以下の通りです。

 

1回目:医師とのカウンセリング・病院見学・採精・採卵

2回目:出産に参加するため・出産後の手続きのため・赤ちゃんが飛行機に乗れるまでの間の育児

 

輸送精子+卵子ドナーの利用や、凍結受精卵を輸送される場合、初回の渡航は必要ありません。赤ちゃんが産まれてからの1回の渡航のみとなります。

代理出産で生まれた子の戸籍はどうなりますか?

現在の民法では、母子関係は分娩の事実によって発生すると解釈されています。

そのため、ご夫婦の精子・卵子を使用して代理出産をしても、日本では「出産した女性が戸籍上の母親」とされるため、戸籍上の母親になれないという問題が発生してしまいます。

これを回避するために、「胎児認知」と「特別養子縁組」という制度を活用します。

胎児認知

依頼されるご主人様が、お子様が生まれる前に「胎児認知」を行い、産まれてくるお子様の間に親子関係を創設しておきます。出生されたら、ご主人様の「実子」として出生届を出すことで、日本国籍を取得することが可能です。

民法779条では、「嫡出でない子は、その父又は母がこれを認知することができる。」とされています。

嫡出とは、婚姻中の夫婦の間で産まれた子のことで、代理出産の場合は第三者が出産をするため、「嫡出でない子」に当てはまります。

参考:民法 | e-Gov法令検索

特別養子縁組

特別養子縁組は、子どもと産みの親とのつながりを消滅させて、育ての親の実子として関係を結ぶ制度で、家庭裁判所の許可が必要になります。

育ての親となる方は、婚姻をしている方であること、20歳以上であることなどの要件があります。

参考:特別養子縁組制度について

まとめ

代理出産は、不妊症や医学的な理由により自然な方法での出産が難しい夫婦にとって、希望をもたらす方法です。費用は日本円で800万円~1100万円と高額ですが、自然妊娠よりも妊娠の確率が高く、子宮が無い場合にも子供を授かることができるというメリットがあります。

 

日本ではまだ実施ができませんが、代理出産エージェントに依頼することによって、海外での代理出産を一からサポートしてもらえます。

「Baby For You」では、これまで67人(2024年1月25日現在)の赤ちゃんをご両親の元に届けることができました。現在、不妊で悩まれている方や、お体のことでお子さんが望めないと思っている方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。

 

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