2024-08-28
ジョージアはどんな国?海外代理出産の渡航先としても人気の理由とは
ジョージアは、ヨーロッパとアジアの境界に位置する国で、豊かな歴史と文化を持っています。1991年に旧ソ連からの独立を果たして以降、近年は政治的安定と経済成長を遂げています。
ジョージアは、黒海とコーカサス山脈に挟まれた美しい自然に恵まれ、親日的な国民性であるという特徴を持ちます。そのため、日本人の観光客も多く訪れています。
また、商業的代理出産が認められている国であることから、日本人夫婦が海外での代理出産を行うために訪れることが多い国でもあります。
豊かな自然と多様な文化、そしてあたたかな国民性といった魅力を持つジョージアという国について、詳しくご紹介いたします。
ジョージアってどんな国?
日本人にとってジョージアという国はあまり馴染みがないかもしれませんが、独特な酸味が魅力の「カスピ海ヨーグルト」の発祥の地でもあります。また、2010年代に相撲界で活躍した力士の「栃ノ心」はジョージア人です。2018年の初場所ではジョージア出身力士として初めての幕内優勝を果たし、同年夏場所後に大関に昇進しました。
そんなジョージアについて、言語・通貨・宗教の情報から紹介いたします。
ジョージアの言語
ジョージアの公用語はジョージア語(グルジア語)です。ジョージア語はコーカサス語派の一つで、独自の文字体系を持っています。
ジョージア語のアルファベットは独特な丸みを帯びた形状で、その独自性から2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。
観光地では英語が通じますが、地方都市ではジョージア語かロシア語が主流です。ジョージア語の読み書きは難しいですが、旅行会話程度なら現地の人々も喜んで教えてくれるでしょう。
ジョージアの通貨
ジョージアの通貨はラリ(GEL)です。ラリはジョージア語で「財産」や「所有物」を意味します。補助通貨はテトリで、100テトリで1ラリとなります。
ジョージアではクレジットカードも使用できますが、地方都市では現金の方が好まれる傾向にあります。
ジョージアの宗教
ジョージアの主要宗教はキリスト教で、人口の約80%がジョージア正教会に属しています。キリスト教は4世紀にこの地に伝来し、長い歴史を持ちます。その他の宗教は、イスラム教、アルメニア使徒教会、ローマ・カトリックなどが信仰されています。
特にイスラム教徒の多くは、ジョージア南西部のアジャリア自治共和国に集中しています。
また、ユダヤ教の歴史も古く、2600年以上前からユダヤ人コミュニティが存在していたと伝えられています。
ジョージアでは宗教の自由が保障されており、他宗教に対する寛容な態度が見られます。美しい教会や修道院が数多く点在し、信仰心の篤いジョージアの人々の暮らしに溶け込んでいます。
ジョージアの歴史と文化
ジョージアは、その歴史と文化も多くの人々を魅了しています。
古代から続く悠久の歴史
ジョージアは古代から多くの民族が行き交う要衝の地として栄えてきました。
紀元前4世紀頃、コルキス王国として栄え、紀元前66年にはローマ帝国の属州となります。
9世紀以降はジョージア王国として繁栄しますが、13世紀のモンゴル帝国の侵攻以降、オスマン帝国やペルシャの支配下に置かれる時代が続きました。18世紀末にはロシア帝国の保護領となり、第一次世界大戦後の混乱期を経て、1991年にソビエト連邦から独立を果たします。
ジョージアは古代から大国の狭間で翻弄されながらも、独自の言語や文化、宗教を守り抜いてきたのです。
豊かな食文化
ジョージアは、コーカサス地方の豊かな大地の恵みを受け、多彩な食文化が育まれてきました。
ワインと一緒に楽しむ前菜「メズエ」や、肉や野菜を詰めた「ヒンカリ」という蒸し餃子、そして日本の飲食チェーンでも提供され話題となった「シュクメルリ」などがジョージア料理として愛されています。
ジョージアはワイン作りも有名で、8000年以上の歴史を持ちます。土着品種を使った個性豊かなワインは、ジョージア料理との相性も抜群です。
ジョージアの美しい自然
ジョージアを訪れる観光客から人気が高い、美しい自然スポットを紹介します。
- コーカサス山脈の絶景
- 黒海沿岸のリゾート地
- 国立公園と豊かな生態系
一つずつ、詳しくみていきましょう。
コーカサス山脈の絶景
ジョージアは美しい自然に恵まれた国です。特に北部のコーカサス山脈は絶景の宝庫と言えるでしょう。コーカサス山脈は、ヨーロッパとアジアの境界に位置する山脈で、ジョージアの北部を東西に走っています。
コーカサス山脈には、以下のような絶景スポットがあります。
- カズベギ山
標高約5,000mを誇るジョージア最高峰の山。氷河と滝が名物
- ウシュバ山
コーカサス山脈の象徴的な峰
また、コーカサス山脈にはグダウリやバクリアニといったスキーリゾートもあり、ウィンタースポーツを楽しむこともできます。
黒海沿岸のリゾート地
ジョージアの西側は黒海に面しており、バトゥミやコブレティといった人気のビーチリゾートがあります。
夏になると多くの観光客でにぎわう黒海沿岸のリゾート地は、美しい海と豊かな自然に恵まれ、ジョージアの人気観光スポットとなっています。特にバトゥミは、賑やかなビーチリゾートとしてヨーロッパからも注目を集めています。
バトゥミには、植物園や歴史を感じる要塞建築、ヨーロッパ広場とアリ・アンド・ニノの彫刻といった見どころがたくさんあります。ジョージアに訪れた際にはぜひ訪れたい場所の一つです。
国立公園と豊かな生態系
ジョージアには、豊かな自然が残る国立公園や保護区が数多くあります。
- ボルジョミ・ハラガウリ国立公園
・コーカサス山脈の大自然が広がる
・ミネラルウォーターの源泉がある
- コルヘティ国立公園
・ユニークな熱帯性湿地が残る
・希少な野鳥の楽園
- トゥシェティ国立公園
・手付かずの自然が残る山岳地帯
・ジョージアの伝統的な山村の景観も
多様な生態系が残るジョージアの国立公園は、自然を愛する人々を魅了してやみません。野生動物との出会いや雄大な景観を求めて、国内外から多くの人が訪れています。
ジョージアの世界遺産
大国に支配された過去がありながらも、国家としての長い歴史を持つジョージアには、数多くの世界遺産があります。
- ムツヘタ歴史地区
- ゲラティ修道院
- ウプリスツィヘ洞窟都市
主要な世界遺産である3つの場所を紹介します。
ムツヘタ歴史地区
ムツヘタ歴史地区は、ジョージアの首都トビリシから北西へ約20kmの場所に位置する世界遺産です。 ジョージア正教会の聖地であり、ジョージア王国の古都でもあるムツヘタには、歴史的建造物や美術品が数多く残されています。
ムツヘタを訪れれば、ジョージアの歴史と信仰の深さを肌で感じることができるでしょう。
ゲラティ修道院
ジョージアが誇る世界遺産の一つであるゲラティ修道院は、黒海沿岸の町クタイシから東に約10km離れた小高い丘の上に建つ、大変美しい修道院です。
この修道院は12世紀にダビデ4世によって創建され、かつてはジョージアの文化と教育の中心地として栄えました。
現在でも修道院として機能しており、神聖な雰囲気に包まれた美しい建築は、ジョージアを代表する世界遺産となっています。
ウプリスツィヘ洞窟都市
ジョージア東部の都市ゴリから約10kmの場所に、ウプリスツィヘという洞窟都市があります。この遺跡は、紀元前1000年頃から人々が暮らしていたと考えられており、岩を掘って造られた洞窟住居や、トンネル、ワイン貯蔵庫などが残っています。
ウプリスツィヘ洞窟都市は、シルクロードの隊商の中継地点としても栄えました。山の中腹まで続く洞窟群は、まるで別世界のような神秘的な雰囲気に包まれています。1994年にはユネスコの世界遺産にも登録され、ジョージアが誇る貴重な文化遺産の一つとなっています。
ジョージアの人々と暮らし
ジョージアで暮らす人々には、比較的親日家が多く、家族とのつながりを大切にする文化があるといった特徴があります。
ジョージアの人々と暮らしについて詳しく解説します。
親日家が多いジョージア人
ジョージアでは、日本に対して非常に友好的な印象を持つ人が多いです。
その理由として、1990年代に日本が経済支援を行ったことが挙げられます。これによって、ジョージアの多くの方に親日感情が芽生えたようです。
また、ジョージアと日本は相撲や柔道などの伝統的なスポーツでの交流が多く、礼儀正しさを重んじる文化にも共通点があり、お互いの国民性に親しみを感じやすいという背景もあります。近年では、若いジョージア人が漫画やアニメをきっかけに日本に興味を持つケースも増えているようです。
ジョージアの人々は日本に対して非常に好意的であり、訪日経験者も多いです。旅行者としてジョージアを訪れる日本人も年々増加しており、人的交流も活発化しています。
家族や友人を大切にする文化
ジョージアでは、家族や友人を大切にする文化が根付いています。結婚をして子どもが生まれた後も3世代で暮らす家庭が多く、家族のつながりをとても大切にしているのです。
また、友人関係も濃密で、困った時はお互い助け合うという考え方が定着しています。ジョージアには友人や家族で行う伝統的な宴会「スプラ」という文化があり、お酒と食事を楽しみながら歌をうたうパーティーは12時間続くこともあります。
明るく陽気で、思いやりのあるジョージア人らしい伝統です。
ジョージアは商業的代理出産を認めている国
ジョージアの特色として、商業的代理出産が認められているという点があります。
商業的代理出産とは、第三者である代理母に対して依頼者ご夫婦から報酬が支払われる代理出産の方式です。依頼者ご夫婦と代理母双方の権利が守られる契約を交わすことによって、トラブルの無い代理出産を実現しています。
ジョージアは商業的代理出産に関する法律が整備されているため、(卵子・精子ドナーを含む)代理母は親権を持たず、出生証明書にも記載されません。体外受精などの高度な医療に対応できる医院もあり、安全な代理出産を求める多くの夫婦から選ばれている国です。
日本人夫婦の渡航も可能
ジョージアでは外国籍の依頼人による商業的代理出産が合法化されているため、日本人夫婦も実子を授かるためにジョージアに渡航することが可能です。
日本人は90日以内の短期滞在であればビザが不要で、アメリカなど他の国と比べて渡航や滞在にかかる費用が安価であるという点が選ばれる理由でしょう。
実際に、多くの日本人夫婦がジョージアでの代理出産を実現し、我が子を授かっています。
ジョージアで代理出産を行う場合の注意点
ジョージアの都市部は比較的治安が良く、日本人にとって滞在しやすい国です。しかし、代理出産を行うために夫婦単独で渡航し、代理母や現地の医療機関と連携を取るのは困難です。
一部の医療機関では英語が通じる場合もありますが、基本的にはジョージア語かロシア語でのやり取りとなるため、通訳を同行させなくてはなりません。また、赤ちゃんが生まれた後の戸籍取得やパスポートの発行といった手続きは、ジョージアの行政に精通していなければ非常に難しくなるでしょう。
ジョージアで安全な代理出産を行うためには、仲介業者となるエージェントの利用が必要不可欠です。エージェントは現地で代理母との契約を行い、健康管理を徹底し、医療機関ともスムーズに連携してくれます。依頼者ご夫婦がジョージアに渡航した際には、現地での送迎や生活のサポートなどもお任せできます。
海外での代理出産をサポートするエージェントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『代理出産エージェントとは?選び方から費用・事例まで詳しく解説』
「Baby For You」はジョージアでの代理出産をサポートします
ジョージアでの代理出産を検討している方は、ぜひ代理出産エージェント「Baby For You」にご相談ください。
Baby For Youでは、これまでに多くの日本人ご夫婦へ赤ちゃんをお届けしてきました。会社組織として海外の医療機関と信頼関係を築き、弁護士も在籍している、実績のある代理出産エージェントです。
代理出産プログラムのほか、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断・男女産み分けプログラムを提供しています。
Baby For Youはジョージア以外にもウクライナ、カザフスタンの医療機関と提携し、安心・安全な代理出産を行っています。
厳しい審査による健康な代理母の選定や、海外現地でのサポート、日本国籍を取得するための手続きなど、さまざまな面から依頼者さまをサポートいたします。
まとめ
ジョージアは豊かな歴史と文化、美しい自然に恵まれた魅力的な国です。特に日本人にとっては、親日家が多いジョージア人の温かいおもてなしは忘れられない旅の思い出となるでしょう。
また、ジョージアは商業的代理出産を認めている数少ない国の一つでもあります。ジョージアで代理出産を行う際は、信頼できるエージェントを見つけることが重要です。
ジョージアでの代理出産を検討されている方は、ぜひBaby For Youにご相談ください。
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