2025-12-16
代理出産の相場を国ごとに紹介!物価高騰・値上がりによる変化は?
海外での代理出産を検討する際、多くの方が最初に気になるのが「費用の相場」ではないでしょうか。代理出産は国ごとに制度や医療体制が異なり、かかる費用にも大きな差があります。さらに近年は、世界的な物価高騰や医療費の上昇により、代理出産の相場も変化しつつあります。
本記事では、アメリカやウクライナ、ジョージアなど国別の代理出産の相場をわかりやすく紹介するとともに、今後の値上がりの可能性や、費用以上に重視すべき判断ポイントについて解説します。
代理出産にかかる費用とは?
代理出産にかかる費用は、単に「出産費用」だけを指すものではありません。
体外受精などの生殖医療費、代理母への補償、妊娠・出産時の医療費、法的手続き、出生証明や渡航関連の費用、エージェントのサポート費用などが含まれます。
代理出産エージェントによって、これらが一体となったプログラムとして提供されるのが一般的で、国や制度、サポート内容によって総額は大きく変わります。そのため、相場を見る際は「何が含まれている費用なのか」を確認することが重要です。
代理出産にかかる費用については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
代理出産の費用はいくら?費用内訳や費用に関する注意点6つを紹介
日本国内における代理出産の状況
日本では代理出産が法的に認められておらず、国内で正式に実施することはできません。そのため、日本国内に「代理出産の相場」は存在せず、費用を比較する対象もありません。
一部で個人的な取り組みが報道されることはありますが、公的な医療制度や支援の枠組みはなく、現実的な選択肢とは言えないのが実情です。代理出産を検討する日本人夫婦の多くは、制度が整っている海外に目を向けることになります。
日本における代理出産の状況については、以下の記事で詳しく紹介しています。
代理出産が実施できる・認められている国
代理出産は、すべての国で自由に行えるわけではなく、国ごとに法的な扱いが大きく異なります。倫理的な理由や家族観の違いから代理出産を認めていない国も多く、そうした国では実施自体が禁止されていたり、法的な保護が受けられなかったりします。
一方で、ウクライナやジョージア、カザフスタンなど、商業的代理出産が法律で認められている国もあります。こうした国では、契約や医療体制、出生後の手続きが明確に定められており、依頼者・代理母双方の立場が守られやすい環境が整っています。制度が整った国を選ぶことで、安心して代理出産を任せることができる点が大きな特徴です。
商業的代理出産が認められている国については、以下の記事で詳しく紹介しています。
商業的代理出産を認めている国一覧。安全な代理出産を行える国とは
代理出産が認められている国ごとの相場を紹介

海外で代理出産を検討する際、最も気になるのが費用の相場です。代理出産は国ごとに医療制度や法的手続きの仕組みが異なるため、費用の幅も大きく変わります。
また、代理出産の費用の支払いは、日本円ではなくUS$やユーロによって行われます。そのため、円安・円高によって費用相場が変動することは留意しておきましょう。
ここでは、主要な実施国ごとの「目安となる相場」をわかりやすく紹介します。
アメリカの相場
アメリカでの代理出産は州によって費用が変わりますが、全体としては約US$200,000(約3,000万円前後)が一般的な相場です。
これは医療費・代理母への補償・弁護士・エージェント費用がすべて含まれた総額の目安で、州ごとの物価や医療機関ごとの料金設定によって多少前後します。日本など海外から依頼する場合でも安心できる体制が整っている一方、総費用が高額になる点は知っておきたいポイントです。
アメリカでの代理出産については、以下の記事で詳しく紹介しています。
アメリカでの代理出産にかかる費用は?海外で安全な代理出産を行う方法
ウクライナ・ジョージア・カザフスタンの相場
ヨーロッパからアジアにかけて代表的な代理出産実施国としてよく挙げられるのがウクライナ・ジョージア・カザフスタンです。近年の費用相場は次の通りです。
- ウクライナ:US$70,000(約1,050万円前後)
- ジョージア:US$75,000(約1,125万円前後)
- カザフスタン:US$80,000(約1,200万円前後)
これらの国は比較的費用が抑えられつつ、制度が整い、法的に親子関係を確立できる点が特徴です。
医療費・契約関連費・通訳・滞在サポートなどが含まれることが多く、アメリカと比べて総費用が低めに設定されています。ただし、オプション費用や現地事情によって上下するため、見積もりは各エージェントとしっかり確認することが大切です。
アルメニアの相場
アルメニアでも代理出産を認める制度はありますが、費用体系が不透明で追加費用が多いとの声が多く、目安となる「相場」を一概に示すのが難しい状況です。
基本費用自体は比較的低めに見える場合もありますが、契約費用・法律手続き費・代理母への補償・現地滞在費などが積み重なると総額が大きく膨らむ例が報告されています。
そのため、アルメニアで代理出産を考える場合は、見積もり内容を項目ごとに丁寧に確認し、透明性の高いエージェントを選ぶことが極めて重要です。単純な費用の安さだけで判断せず、どこまで費用に含まれているかを把握することが安心につながります。
アメリカでの代理出産の相場が高額な理由
アメリカの代理出産は、制度の安定性や医療水準の高さから安心感がある一方、総費用が高額になりやすい傾向があります。これは単一の要因ではなく、医療費、代理母への報酬、渡航・滞在に関わるコストが重なっているためです。
ここでは、アメリカでの代理出産の相場が高額な理由を紹介します。
医療費が高い
アメリカは医療費そのものが高水準で、生殖医療や妊娠管理、出産にかかる費用も例外ではありません。体外受精や検査、妊娠中のフォロー、分娩費用までを合算すると、医療関連だけで大きな負担になります。
高度な医療設備と専門人材が揃う反面、コストに反映されやすい点が特徴です。
代理母への報酬が比較的高い
アメリカでは、代理母への補償や報酬が手厚く設定されるのが一般的です。妊娠期間中の生活補償や保険、追加条件に対する手当などが明確に契約化されており、その分総額が上がります。
代理母の権利保護が重視されていることは安心材料ですが、費用面では高額化の要因となります。
渡航・滞在費が高い
日本からアメリカへの渡航は距離が長く、航空券や滞在費も高くなりがちです。
出産前後に複数回の渡航や長期滞在が必要になるケースもあり、宿泊費や生活費が積み重なります。医療・契約費に加えて、こうした周辺コストが相場を押し上げています。
今後の代理出産の相場はどう変化する?

代理出産の相場は、今後も全体的に上昇傾向が続くと見込まれています。背景には、世界的な物価高騰や医療コストの上昇に加え、制度が整った国に依頼が集中している現状があります。
特に「安全に実施できる国」が限られているため、需要が特定の国に集まりやすく、結果として費用が押し上げられやすい構造になっています。今後は「安さ」よりも「安定性・確実性」を重視する流れが、相場にも反映されていくでしょう。
ウクライナやジョージアの相場も高くなる可能性
ウクライナやジョージアは、これまで比較的費用を抑えて代理出産ができる国として注目されてきましたが、今後は相場が上がる可能性があります。
主な理由は、医療費や弁護士費用などの物価上昇に加え、海外からの依頼増加による代理母の需要の高まりです。需要が高まれば、代理母への報酬も上昇しやすくなります。制度が安定している国ほど依頼が集中するため、今後は早めの情報収集と慎重な判断がより重要になるでしょう。
代理出産を費用の安さだけで決めてはいけない理由
代理出産は高額な費用がかかるため、どうしても「少しでも安い国で」と考えてしまいがちです。しかし、費用の安さだけを基準に判断すると、法的・医療的に大きなリスクを抱える可能性があります。
代理出産は国ごとに制度や考え方が大きく異なり、安価に見える背景には理由があることも少なくありません。ここでは、費用だけで決めることが危険な理由を整理します。
商業的代理出産が認められていない国で実施する場合がある
相場より極端に安いケースでは、商業的代理出産が法律で認められていない国で行われている可能性があります。
制度が整っていない国では、契約の有効性や出生後の親子関係が法的に保証されないこともあります。結果として、出生証明書の取得や帰国手続きが進まず、長期間現地に滞在せざるを得ないトラブルに陥るケースも考えられるでしょう。
実際に海外で発生した代理出産のトラブルについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
代理出産で起こりうるトラブルとは?トラブルを避ける方法と事例を紹介
代理母に対する報酬や医療ケアが正しく実施されない場合がある
費用を極端に抑えている場合、代理母への報酬や医療ケアが十分に確保されていないことがあります。
定期的な妊婦健診が行われなかったり、出産時の医療体制が不十分だったりすると、母体や赤ちゃんの安全に影響が及びかねません。代理母の権利や健康を守る仕組みが整っているかどうかは、費用以上に重要な判断基準です。
違法かつ危険な代理出産に加担してしまうリスクがある
制度が不明確な国や、すでに代理出産が禁止されている国では、違法な仲介ビジネスに巻き込まれるリスクがあります。
実際にカンボジアなどでは、外国人の依頼者や関係者が逮捕された事例も報告されています。安さだけを理由に選んでしまうと、知らないうちに違法行為に加担してしまう可能性があるため、法的に認められた国と信頼できるサポート体制を選ぶことが不可欠です。
参考:中国人同性愛者とロシア人の子を突然、自分で育てることに… カンボジアの代理出産ビジネスの闇
海外での代理出産を仲介するサービスは何で決めるべき?
海外で代理出産を進める際、仲介サービス(代理出産エージェント)選びは最も重要な判断ポイントのひとつです。代理出産は医療・法律・契約・現地での手続き・出生後の親子関係確立といった複数の要素が絡むため、信頼できるパートナーを選ばないとトラブルや法的リスクに直面する可能性があります。安さだけで決めるのではなく、以下のような本質的な観点から比較・検討することが大切です。
- 実績や口コミが豊富かどうか
実際の体験からエージェントの対応の丁寧さ、追加費用の有無、コミュニケーションの質などが見えてきます。
- 法人格や運営体制が明確か
法人格のエージェントであれば、契約書の取り扱い・支払いの安全性・アフターフォロー体制などが整っています。個人事業主や無登録のまま代理出産を紹介しているケースは、責任の所在が曖昧になりやすいため注意が必要です。
- 法的手続きや現地ペーパーワークまで任せられるか
単に代理母を探して紹介するだけでなく、現地の弁護士や医療機関と連携した包括的な支援体制があるかがポイントになります。出生証明書の発行、親権確定、帰国後の日本での国籍取得、戸籍届出なども含めてサポートできる体制かどうかを確認することが大切です。
実績のある代理出産エージェント「Baby For You」

海外での代理出産を安心してお任せできる仲介業者をお探しなら、ぜひ「Baby For You」にご相談ください。
Baby For Youでは、これまでに多くの日本人ご夫婦へ赤ちゃんをお届けしてきました。会社組織として海外の医療機関と信頼関係を築き、弁護士も在籍している、実績のある代理出産エージェントです。
代理出産プログラムのほか、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断・男女産み分けプログラムを提供しています。
Baby For Youはウクライナやジョージア、カザフスタンの医療機関と提携し、安心・安全な代理出産を行っています。
厳しい審査による健康な代理母の選定や、海外現地でのサポート、日本国籍を取得するための手続きなど、さまざまな面から依頼者さまをサポートいたします。
まとめ
代理出産の相場は国によって大きく異なり、アメリカでは約3,000万円前後、ウクライナやジョージア、カザフスタンではUS$70,000~80,000(約1,000万~1,200万円)前後が目安とされています。ただし、世界的な物価高騰や医療費の上昇、代理母の需要増加により、今後は相場が上がる可能性もあります。費用の安さだけで判断すると、違法や不透明な代理出産に巻き込まれるリスクも否定できません。相場を正しく理解したうえで、制度の安定性、医療水準、仲介サービスの信頼性を重視することが、後悔しない選択につながります。
※本記事の内容は、2025年12月時点の情報に基づいて作成しています。今後、ルールや法律の変更により内容が事実と異なる場合もありますので、ご了承ください。
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