2024-01-09

代理出産エージェントとは?選び方から費用・事例まで詳しく解説

代理出産エージェントとは?選び方から費用・事例まで詳しく解説

日本では基本的に代理出産が認められていないため、代理出産を行う際には、代理出産エージェントに依頼をして海外の代理母に出産をしてもらうのが一般的です。

しかし、代理出産は安い費用でできるものではないので、しっかりとエージェントを比較をしてから選ばないと、後悔してしまう可能性があります。

この記事では、代理出産エージェントとは何かという基本的な点から、代理出産エージェントの選び方、費用、出産までにかかる期間などを詳しく解説していきます。代理出産エージェントに興味があるという方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも代理出産とは

代理出産とは、出産を望んでいる女性本人ではなく、第三者の女性を代理母として、妊娠・出産を試みてもらうことを言います。具体的には、夫の精子と妻の卵子を体外受精させることで作った受精卵を代理母の子宮に移植し、代わりに出産をしてもらう方法です。

不妊、子宮摘出などのあらゆる原因によって、子どもを望んでいる女性が妊娠・出産できない場合に行う方法となっています。

「代理出産」以外に、「代理母出産」または「代理懐胎」と呼ばれることもあります。

代理出産の成功率

代理出産の成功率は、健康な代理母で50%前後とされています。しかし、代理出産を担当する医療機関や出産を依頼して卵子を提供する女性の年齢、移植する受精卵のグレードなど、あらゆる要因によって成功率が変化するため、あくまで参考として考えておきましょう。

一般的に、採卵をする際の女性の年齢が32歳頃までであれば成功率は高い数値を維持していますが、40歳を超えると成功率が低くなっていく傾向があります。これは、加齢とともに卵子の生殖率が低くなることが原因と言われています。

「Baby For You」では、必要者にはメディカルチェックの後に、医師から詳しい確率について説明をしております。そのため、しっかりとご納得・ご理解いただいてから代理出産に臨んでいただけます。

代理出産エージェントとは

代理出産エージェントとは、子どもを望む女性のために、代理出産をサポートするサービスを提供している団体・企業のことです。ここでは、代理出産エージェントの仕組みと代理出産を海外で行う理由について見ていきましょう。

仕組み

日本では、倫理的な観点から、代理出産は基本的に認めないものとされています。そのため、代理出産を依頼する場合は、海外の代理母に出産をしてもらわなければいけません。

その際に、代理出産を行う国の法律との兼ね合い、現地で滞在をする上での生活の手続き、代理母とのやり取り、現地の病院とのやり取り、出産した子どもの日本での戸籍登録などをまとめて対応してくれるのが代理出産エージェントです。

代理出産エージェントは、これまで子どもに恵まれなかったご夫婦に新しい不妊治療の選択肢を提供し、代理出産を行う上で必要となるタスクをまとめてサポートしてくれる、子どもを望んでいる方の強い味方となってくれる存在です。

海外で行う理由

代理出産エージェント

引用:「社団法人 日本産科婦人科学会」代理懐胎に関する見解

海外では代理出産を不妊治療の手段の一つとして認めているところも多いですが、日本では基本的に認められていません。

法律で禁止されているわけではなく、2003年に「社団法人 日本産科婦人科学会」によって発表された「代理出産を原則禁止とする」という見解によって、日本国内では代理出産が行われていないのが現状です。

過去には日本でも代理出産が行われた例が数件ありましたが、現在では、代理出産が商業的に認められている国の代理母に依頼をするのが一般的となっています。代理出産が商業的に認められている国の例は、下記の通りです。

  • アメリカ(一部の州)
  • ギリシャ
  • ロシア
  • ジョージア(グルジア)
  • カザフスタン
  • ウクライナ

また、イギリスやデンマーク、ベルギーなどの一部の国では、代理母との金銭的な取引が発生しない、もしくは妥当な出費のみを支払う場合のみ代理出産が認められています。

日本にはどのくらい代理出産エージェントがある?

代理出産は、日本ではあまり一般的ではありませんが、アメリカでは約100社の代理出産エージェントがあるほど一般的な存在です。その中には、日本人向けに代理出産を提供しているエージェントもあります。

しかし、日本国内の代理出産エージェントの数はあまり多くありません。これは、日本で代理出産が認められていないことや、運営をしていく上でのハードルが高いことが原因として考えられるでしょう。

一部の州で代理出産が認められているアメリカとは異なり、外国で代理出産を行わなければいけない日本では、代理出産エージェントは日本と代理出産を行う国の両方で土台を形成する必要があります。それぞれの国の法律を遵守した上で、現地で病院と提携し、登録してもらえる代理母を探さなければいけないなどの手間がかかるため、新たに参入する代理出産エージェントが少ないのでしょう。

代理出産エージェントの選び方

代理出産エージェント

日本には複数の代理出産エージェントがありますが、その中からどのエージェントを選ぶべきなのか悩む女性は少なくないでしょう。ここでは、代理出産エージェントの選び方について解説していきます。

選び方

判断のポイント

具体例

サービス内容

サービス内容が充実しているか

・医師とのカウンセリング

・子どもを望む女性と代理母の診察

・書類を作成する際のアドバイス

・帰国後のアフターフォロー

依頼費用

ホームページに詳細な料金設定が記載されているか

・基本プランの料金

・追加費用の料金

・料金の内訳

・料金の支払い方法

サポート体制

現地のサポート体制が整っているか

・日本と現地の法律に対する理解

・提携医院や担当医師との連携

・現地スタッフの常駐

・現地の日本人社員によるサポート

開示されている情報

開示されている情報の量が多いか

・代理出産を行う国

・国ごとの費用の違い

・提携先の医院の情報

・代理出産の事例

サービス内容

代理出産エージェントと一言で言っても、サービス内容はエージェントごとに異なります。一般的なサービスとしては、契約・代理母の選定、現地の送迎・通訳などがありますが、慣れない代理出産の依頼を安心して進めるためには、より充実したサービスを提供しているところを選ぶのがおすすめです。

例としては、以下のようなサービスが挙げられます。

  • 医師のカウンセリング
  • 子どもを望む女性と代理母の診察
  • 戸籍登録の書類を作成する際などのアドバイス
  • 赤ちゃんが誕生して帰国した後のアフターフォロー

安心して代理出産を行うために、上記のようなサービスの充実度や丁寧なアフターフォローも判断基準の一つにすると良いでしょう。また、これまでの実績・事例なども合わせて確認しておくと、より良いエージェント選びの参考になります。

依頼費用

代理出産エージェントの中には、ホームページに明確な料金を記載していない、基本的な料金の安さをアピールして高額な追加費用を請求するといった悪質なところもあります。代理出産エージェントに依頼をする際には、ホームページに下記のような詳細な料金設定が記載されているかという点に注目してみてください。

  • 基本プランの料金
  • 追加費用の有無
  • 追加費用の料金
  • 料金の内訳
  • 料金の支払い方法

これらの情報が記載されていない、もしくは記載内容に疑問が残る場合は、契約をする前に代理出産エージェントに確認をしてみてください。その際に言葉を濁されるようであれば、依頼をするのはあまりおすすめできません。

サポート体制

代理出産エージェントは大事な赤ちゃんの命を預かる立場なので、サポート体制が充実しているかどうかも重要なポイントです。安全に代理出産を行うためには、下記のようなサポート体制が整っているかどうかを確認してみましょう。

  • 日本・現地の法律に対する理解
  • 提携医院や担当医師との連携
  • 代理母の環境管理
  • 現地との密接なつながり
  • 現地スタッフの常駐
  • 現地の日本人社員によるサポート
  • 現地での通訳や翻訳
  • 空港や病院の送迎

代理出産エージェントの中には、現地でのサポート体制が整っておらず、現地に日本語を話せるスタッフがいない場合もあります。現地に行く際の不安を解消して赤ちゃんに集中したいという方は、現地でのサポート体制にも注目してみてください。

開示されている情報

代理出産エージェントに依頼をする際には、より多くの情報が開示されているところに依頼をするのが安心です。見るべきポイントとしては下記のような例が挙げられます。

  • 代理出産を行う国
  • 国ごとの費用の違い
  • 提携先の医院の情報
  • 代理出産の事例

上記の他にも、気になる情報や事前に知っておきたい情報があれば、契約の前に確認しておくことをおすすめします。

「Baby For You」では、ホームページやFacebookにて、弊社のサポートで代理出産を成功させたご夫婦の写真や誕生した赤ちゃん、契約した代理母さんなどの具体的な情報をアップしています。代理出産を検討している方は、ぜひ確認してみてください。

代理出産エージェントへの依頼費用

代理出産エージェントの選び方の中で「依頼費用」について触れましたが、一般的な依頼費用相場を知らないと、その費用が高いのか安いのかを判断することができません。ここでは、代理出産エージェントへの依頼費用の相場について見ていきましょう。

他社の費用相場

A社

630万円〜 

B社

800万円~

C社

$212,000〜

(約3,100万円~:2023年10月時点の為替レートを参考)

上記3社を元にした費用相場

約2,460万円

他社の代理出産にかかる費用は上記の表の通りです。表で見るとA社の費用がとても安いように思えます。しかし、A社はこの費用に日本国内での診察及び検査、体外受精費用が含まれておらず、詳細は面談の際に説明するとしているため、合計費用は高くなるでしょう。

B社は、凍結受精卵移送費用や凍結胚管理費用、一部現地書類発行費用などが費用に含まれていません。合計費用を把握する際には、これらの費用がどのくらいになるのかを確認しておく必要があります。

また、3社の中で特に費用が高いC社は、親権申請費用や出生証明書費用、米国パスポート取得代行、弁護士費用、通訳費用なども含まれています。費用が高いと感じてしまいますが、同時にサービスが充実しているとも言えるでしょう。C社の支払いはUS$での計算となるため、日本円での費用は為替レートによって変化します。

「Baby For You」の場合

回数

お支払い時期

費用

1回目

本契約締結より7日以内

US$ 20,100 + US$ 220

2回目

体外受精成功時

(移植日より60日後より7日以内)

US$ 26,800

3回目

出産後(出産日より7日以内)

US$ 20,100

合計

US$ 67,000 + US$ 220

「Baby For You」の費用合計はUS$ 67,000 + US$ 220です。「段階成功報酬制」となっているので、代理母への体外受精が成功しなかった場合は1回目のみのお支払いとなり、2回目と3回目の費用は発生しません。

また、日本円での費用は為替レートによって異なるため、依頼を検討している方は、そのタイミングでの為替レートを参考にしてみてください。

この費用には、代理出産にかかる基本的な料金の他に、下記のようなサービスにかかる費用も含まれています。

  • 現地でのホテル・アパートの予約
  • 現地への航空券の手配
  • 現地空港・病院への送迎費用
  • 弁護士による契約書類の全サポート
  • 弁護士による親権申請費用・出産証明書費用

代理出産エージェントの費用を比較する際は、その費用にどのようなサービスが含まれているのかもチェックした上で選ぶと良いでしょう。一見安いように見えても、含まれているサービスが少なければ、結果的に追加費用で高くなってしまう恐れがあります。

「Baby For You」の詳細な費用の内訳が知りたい方は、「代理出産 費用(料金)」のページをご参照ください。

代理出産エージェントでの出産事例

代理出産エージェントの仕組みや依頼費用などを解説しましたが、実際に代理出産を決断するにはまだ不安が残るという人も少なくないでしょう。そこで、ここでは代理出産エージェントでの出産事例について解説していきます。

近年は芸能人・著名人の出産事例も多数

日本では、代理出産はあまり身近な存在ではありません。しかし近年では、芸能人や著名人の出産事例が増えてきているため、ニュースで耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

特に注目を集めたのは、女優の向井亜紀さんと元プロレスラーの高田延彦さんの夫妻の例です。2002年8月に代理出産を依頼するためにアメリカ合衆国のネバダ州へ渡航し、2003年に体外受精を行って代理母の帝王切開出産によって双子の男児を授かりました。

他にも、フリーアナウンサーの丸岡いずみさんと映画コメンテーターの有村昆さんの夫妻がロシアで代理出産を行った例があります。2016年の冬に凍結保存した受精卵をロシアに運び、2018年に無事第一子を授かりました。

「Baby For You」の代理出産の事例

「Baby For You」には代理出産の豊富な事例があり、FaceBookやInstagramでも多くの写真をアップしています。2023年9月8日にウクライナで代理母さんが日本人夫妻の子どもを出産した例でも、代理母さんが元気な女の子を無事に出産しました。

代理出産エージェント

誕生後すぐの移動は赤ちゃんへの負担となるため、約2週間ほど経過してから代理母と赤ちゃんが退院し、ご夫婦は弊社のサポートの元、ポーランドとの国境で赤ちゃんと対面されました。

代理出産エージェント

国境でご夫婦が赤ちゃんを引き取られたら、翌日もしくは翌々日にポーランドから日本に向けて出発されます。日本に帰国されてからも、弊社がさまざまな手続きのサポートをいたします。

Facebookを見る

代理出産エージェントに依頼するメリットデメリット

代理出産エージェント

日本で代理出産を依頼するためには、代理出産エージェントを利用するのが一般的です。しかし、代理出産エージェントへの依頼は良いことだけではありません。ここでは、代理出産エージェントに依頼するメリットデメリットを見ていきましょう。

メリット

代理出産エージェントに依頼をする中で特に大きなメリットとなるのが、代理出産に関するあらゆるサポートを受けられることです。代理出産はただ代理母と契約をすれば良いというわけではありません。

代理母の選定、子どもを望む女性と代理母のメディカルチェック、現地への渡航などの他、あらゆる手続きや書類の作成なども求められます。代理母出産エージェントでは、スタッフがこれらをすべてサポートしてくれるのです。知識がなくて不安という方でも安心して代理出産を進めることができます。

デメリット

代理出産エージェントに依頼をするデメリットとしては、費用が高額という点が挙げられます。依頼する代理出産エージェントや代理出産を行う国、依頼時の為替レートなどによって費用は異なりますが、600万円〜1,000万円程度はかかると考えておいたほうが良いです。

代理出産エージェントへの依頼にかかる費用の他に、現地への渡航費や滞在費などもかかるので、金銭的な面でもしっかりと検討する必要があります。

代理出産エージェント

代理出産エージェントに依頼する際にかかる期間

一般的に、代理出産エージェントに依頼をしてから出産までにかかる期間は1年以上とされています。体外受精や凍結受精卵の輸送、受精卵の移植が必要となる他、代理母の選定や準備、各種手続きなども行わなければいけないため、1年以上は見積もっておいたほうが良いでしょう。

「Baby For You」では、契約後に受精をさせるか、契約前からすでに受精をしているのかによっても期間が異なりますが、移植するまでにかかる期間は約半年となります。移植をしてからは8ヶ月ほどで出産が可能です。

代理出産エージェントに依頼をする流れ

代理出産エージェント

ここからは、実際に代理出産エージェントに依頼をする流れについて解説します。大まかな流れはどの代理出産エージェントでもあまり変わりはありませんが、細かい部分が異なるので、「Baby For You」を利用する際の流れを例に紹介していきます。下記の見出しで、表の項目についてより詳しく見ていきましょう。

1

お問い合わせ

・公式LINEや公式サイトのお問い合わせフォームからお問い合わせが可能

2

スタッフとの相談

・お問い合わせの内容を元にスタッフと相談

・相談は無料でオンラインにも対応可能

3

カウンセリング

・提携医院の専門医と情報を共有

・必要となる検査や治療方針、詳しい費用などの説明

4

メディカルチェック

(必要者のみ)

・これから採精や採卵をされる方など必要者のみが対象

5

契約・必要書類の用意

・治療方針に納得の上で契約して申請書類を作成

・1回目のお支払い

6

渡航準備と渡航

(必要者のみ)

・採卵・採精をされる方など必要者のみが対象

7

代理母のご紹介

・多くの代理母候補者が登録しているので、お探してから平均でも2ヵ月~3ヵ月でご紹介

8

代理母の検査・調査

・お選びいただいた代理母の検査や調査を実施

9

代理母との契約

・代理母が移植準備に入ったら契約を締結

10

代理母へ移植

・代理母に投薬を行って着床率を高めた状態で移植

11

代理母の妊娠・経過観察

・移植から約10日~14日後に検査をして、妊娠が確認されたら代理母の経過観察

12

赤ちゃんの戸籍登録のための書類作成

・赤ちゃんの戸籍登録のための書類作成・申請(ほとんどの作業を弊社の弁護士が担当)

・2回目のお支払い

13

渡航準備と渡航

・赤ちゃんが産まれる予定日、もしくは産まれたという連絡を受けたら渡航

・航空券の手配が必要

14

赤ちゃんの誕生・帰国

・赤ちゃんの体調を考慮して飛行機での帰国は産まれてから30日後(その間のお預かりも可能:有料)

・3回目のお支払い

15

アフターフォロー

・すべての手続きが完了するまで弊社がサポート

お問い合わせ

代理出産エージェントに依頼をする際は、まずはお問い合わせください。「Baby For You」では、下記の方法でお問い合わせを受け付けております。

  • 公式LINE
  • お問い合わせフォーム(メール、zoom面談)

お問い合わせいただいた内容を確認した後に、専門のスタッフよりご連絡させていただきます。「お問い合わせページ」からお気軽にご相談ください。

スタッフとの相談

お問い合わせいただいた内容を元に、スタッフと相談をします。相談は無料で、オンラインで対応をしているので、代理出産に関する不安をお持ちの方もお気軽にご利用ください。具体的には、下記の方法に対応しております。

  • zoomでの面談
  • メール
  • LINE通話
  • スカイプ

相談の際には、代理出産に関するご要望、病歴、不妊治療歴などをお伺いします。不妊治療をされたことがある方は、血液検査データや治療データなどがあればお持ちください。相談を行う際の参考にさせていただきます。

カウンセリング

ご相談いただいた内容を弊社から提携医院の専門医に共有した上で、必要になると思われる検査や治療方針、詳しい費用などをご説明させていただきます。希望者は、提携病院の医師とオンラインでお話しすることも可能です。病院側では日本語の分かる現地スタッフも同席いたしますので、外国語が話せない方もご安心ください。

メディカルチェック(必要者のみ)

必要者のみメディカルチェックを行っておりますが、基本的には必要ありません。これから弊社が提供する病院で採精や採卵をされる方は、事前にお住いの地域の病院で検査をしていただいたほうが安心いただけるかと思います。

契約・必要書類の用意

治療方針に納得いただけたら、弊社との契約になります。この段階で1回目の支払いを行うので、初回分の費用をご用意ください。また、代理出産のご利用には申請が必要になります。弊社でサポートいたしますので、申請書類の作成を行っていきましょう。

渡航準備と渡航(必要者のみ)

精子の輸送 + ドナーを利用する、もしくは凍結受精卵を輸送する場合は必要ありませんが、採卵・採精をされる方は現地への渡航が必要です。採精は日帰りでも可能ですが、採卵は生理開始日から約14日滞在して採卵を行います。長期の滞在が難しい方は、日本の病院と連携をすることで日数の短縮が可能となるので、お気軽にご相談ください。

滞在ホテル・アパートの紹介、空港や病院の送迎、食材や日用品の買い出しなど、あらゆる面から弊社スタッフがサポートいたします。

代理母のご紹介

弊社に登録されている多くの代理母候補者の中から、適切な代理母候補を平均でも2ヵ月~3ヵ月でご紹介いたします。弊社と提携しているウクライナの登録機関の代理母登録者は、厳しい事前審査を行った上で登録をされているので、安心して代理出産を任せられます。

具体的な代理母のスクリーニング条件は下記の通りです。

  • 代理母調査(面接、役所への確認)
  • 代理母の住居環境確認調査
  • 代理母のメディカルチェック
  • 代理母のダイエット管理
  • 代理母の心理状態定期チェック
  • 代理母の過去の妊娠・出産の履歴(初めての妊娠・出後産ではない)
  • 代理母の生活状況(身体的・精神的にサポートしてくれる家族がいるなど)

代理母の検査・調査

ご紹介した代理母候補の中からお選びいただいたら、代理母の検査・調査を行います。

「Baby For You」では、代理母と定期的に面談を行い、体調面・精神面ともに問題のない代理母を紹介しておりますが、万が一の場合に備えて検査・調査は欠かせません。

代理母との契約

代理母が移植準備に入ったら、代理母との契約を交わしましょう。契約書には当事者の権利と義務が現地語と日本語の2種類の言語で記されているので、日本語の契約文をしっかりと確認するようにしてください。

代理母へ移植

代理母をお選びいただいてから、代理母の検査・調査を行うと解説しましたが、その段階から代理母に適した薬の投与も行っていきます。投薬によって着床率を高めた状態で移植を行うため、代理母の選定から移植までは2ヶ月ほどかかると考えておきましょう。

受精卵のグレードが良ければ1~2回で着床に成功するケースが多いですが、30歳代後半~40歳代で作られた受精卵を用いる場合は着床成功までに2~4回ほどかかるケースも珍しくありません。

代理母の妊娠・経過観察

代理母へ移植をしたら約10日~14日後に検査をして、妊娠が確認されたら代理母の経過観察を行います。病院から、妊婦検診を行った際のレポートが動画付きで届くので、妊娠の経過を詳しく把握したいという人も安心です。

代理母に妊娠中に積極的に摂取してもらいたい食材やサプリメントの差し入れを行うこともできるので、要望がある方はご相談ください。

赤ちゃんの戸籍登録のための書類作成

代理母の経過観察を行いつつ、赤ちゃんの戸籍登録のための書類作成も並行して進めていきます。産まれてくる赤ちゃんの戸籍を登録する際は、出産前に法律的な手続きを行っておかなければいけません。申請の手続きは複雑ですが、ほとんどの作業を弊社の弁護士が担当するのでご安心ください。

移植から2~3ヶ月経過し、赤ちゃんが安定期に入る頃に2回目のお支払いとなります。2回目の費用をご用意ください。

渡航準備と渡航

赤ちゃんが産まれる予定日、もしくは産まれたというご連絡を受けたら渡航をしていただくことになるので、航空券の手配をしてください。パスポート、携行品なども事前にご用意いただけるとスムーズです。携行品にお悩みの場合は、弊社からもアドバイスさせていただきます。

赤ちゃんの誕生・帰国

「Baby For You」は、現地でのサポートも万全です。空港や病院の送迎、食材や日用品の買い出しだけでなく、何かあった際にはスタッフが日本語で24時間お助けするので、現地でも安心してお過ごしいただけます。

赤ちゃんの体調を考慮し、飛行機に乗せ帰国されるのは産まれてから30日後を推奨しています。30日間予定を空けるのは難しいという場合には、赤ちゃんが誕生した際と赤ちゃんが帰国する際にお越しいただく形でも問題ありません。しかし、お預かりの場合は別途費用が生じるため、あらかじめご確認ください。

また、赤ちゃんが産まれた際に3回目のお支払いとなります。最後のお支払費用をご準備ください。

アフターフォロー

「Baby For You」では日本に帰国した後もできる限りのフォローを行っております。帰国後も、すべての手続きが完了するまで、代理出産について熟知した弊社がサポートいたしますので、不安や悩みを抱えている方はご相談ください。

「Baby For You」を利用する流れについて詳しく知りたい方は、「ご利用の流れ」のページをご参照ください。

「Baby For You」の提供する出産関連サービス

代理出産エージェントに依頼をする流れを把握したところで、「Baby For You」の出産関連のサービスについて見ていきましょう。主なサービスとしては、下記の4つが挙げられます。

代理母出産プログラム

妻の子宮が妊娠に適しておらず、代理母による妊娠・出産を試みるプログラム

卵子提供プログラム

妻の卵子が妊娠に適しておらず、卵子ドナーの利用を試みるプログラム

精子提供プログラム

夫の精子が妊娠に適しておらず、精子ドナーの利用を試みるプログラム

着床前診断・男女産み分けプログラム

卵子・体外受精した受精卵を検査して子どもの遺伝病の有無や性別の判定を行うプログラム

下記の見出しで、それぞれのサービスについて詳しく見ていきましょう。

代理母出産プログラム

代理母出産プログラムは、「夫の精子・妻の卵子ともに問題はないが、妻の子宮が妊娠に適していない」という場合にご利用いただけます。子宮を摘出されている、本人による妊娠・出産が難しいと判断された、不妊治療をしても妊娠ができなかった方などに適応するプログラムです。

卵子提供プログラム

卵子提供プログラムは、「夫の精子・妻の子宮に問題がなく、妻の卵子が妊娠に適していない」場合にご利用いただけます。卵巣摘出や早期閉経などの理由によって卵子が妊娠に適していない方などに適応するプログラムです。

また、代理出産でご自身の卵子での妊娠が難しいと判断された方は、「卵子提供プログラム」と併せて治療を行うことになります。

精子提供プログラム

卵子提供プログラムは、「妻の卵子・子宮ともに問題がなく、夫の精子が妊娠に適していない」場合にご利用いただけます。夫が無精子症と診断された、乏精子症・精子無力症と診断された方などに適応するプログラムです。

一部の国では、子どもを望む独身女性が「精子提供プログラム」を併せて利用して代理出産をした例もあります。

着床前診断・男女産み分けプログラム

卵子・体外受精した受精卵の、遺伝子や染色体の異常などを調べることによって、生まれてくる子どもの遺伝病の有無や性別の判定を行うプログラムです。着床前診断では、流産・死産になる可能性の低い受精卵を選ぶことができるので、流産による身体的・精神的なダメージを避けられるでしょう。

ご夫婦のどちらかが遺伝性疾患などの病気と診断された、男女産み分けを希望している方などは検討してみてください。

代理出産エージェントに依頼をするなら「Baby For You」へ

代理出産エージェントへのご依頼を検討している方は、ウクライナ・カザフスタン・ジョージアで代理出産を提供している「Baby For You」にご相談ください。ここでは、「Baby For You」の特徴や強みをご紹介します。

  • 適切な代理母候補を紹介
  • 密なコミュニケーションで丁寧にサポート
  • 戸籍の書類準備や手続きのアドバイスも
  • 代理出産の実績も多数

それぞれ詳しく見ていきましょう。

適切な代理母候補を紹介

「Baby For You」では、さまざまな厳しい条件にクリアした代理母が数多く登録しており、その中から安心して依頼できる適切な代理母候補をご紹介いたします。

また、契約したご夫婦に代理母を紹介する際には、代理母からの許可を得ている場合にのみ代理母のプロフィールも共有しております。代理母について詳しく知ってから依頼する代理母を決定したいという方も、安心してご利用いただけるでしょう。

密なコミュニケーションで丁寧にサポート

「Baby For You」は、代理母さんと密なコミュニケーションを取っています。そのため、代理母さんのプロフィールの公開や、公式Facebookでの出産までの経過や出産の報告など、詳細な情報の提供を代理母さんが許可してくれている例が多い傾向です。代理母さんや赤ちゃんの詳細な情報を知りたいという方にも安心してご利用いただけます。

また、提携医院のスタッフや現地スタッフとも積極的にコミュニケーションを取っているので、日本のスタッフも現地の様子に詳しく、より詳細な情報を提供することが可能です。現地でのサポートも徹底しているため、丁寧なサポートを求めている方にもご満足いただけるでしょう。

戸籍の書類準備や手続きのアドバイスも

代理出産を行う際に、戸籍の登録に関する書類の準備や手続きを負担に感じてしまう人も少なくありません。手続きは複雑なので、知識を持っていない方が一人で行うのは大変です。「Baby For You」は、戸籍の登録に関する書類の準備や複雑な手続きも、弊社の弁護士がサポートいたします。法的な手続きに不安を感じている方もご安心ください。

代理出産の実績も多数

「Baby For You」は日本のご夫婦向けに代理母出産プログラムをご紹介しはじめてから8年が経過し、2024年11月1日時点で80人の赤ちゃんをご両親の元にお届けしています。

また、ウクライナで提携している「ファミリーソース病院(不妊治療研究所)」や「ADONIS(アドニス)私立産院」は、ウクライナ随一の実績と評判を兼ね備えている病院で、2024年1月時点で5,800人以上の代理出産の実績があります。

豊富な実績がある代理出産エージェントと提携医院が代理出産のサポートをするので、ぜひ「Baby For You」にご相談ください。

まとめ

代理出産は、子どもを望んでいる女性ではなく、第三者の女性(代理母)に妊娠・出産を試みてもらうことを言います。そんな子どもを望む女性に、代理出産をサポートするためのあらゆるプログラムを提供しているのが、代理出産エージェントです。

代理出産エージェントへの依頼を検討している方は、「サービス内容」「依頼費用」「サポート体制」「開示されている情報」などのポイントから、それぞれのエージェントを比較してみてください。

代理出産は高額な費用がかかるので、丁寧なサポートを行ってくれて、安全なサービスを提供している代理出産エージェントに依頼をすることが大切です。代理出産エージェントへの依頼をお考えの方は、ぜひ「Baby For You」にお問い合わせください。

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