2024-10-23
代理出産で子どもを授かった芸能人とは?国内・海外の事例を紹介!
不妊治療による妊娠・出産が難しい場合に検討される選択肢として「代理出産」があります。
日本国内において、代理出産は違法ではありませんが、日本産科婦人科学会によって実施が禁止されています。ですが、海外で代理出産を行い、日本で子育てをすることは可能です。
実際に代理出産で子どもを授かった方は多くいます。今回は、国内外の芸能人で代理出産を選んだ方々のストーリーを紹介します。
海外での代理出産を選択した日本の芸能人カップル
海外で代理出産を行った日本の芸能人カップルとして有名なのは、
- 高田延彦さんと向井亜紀さん
- 有村昆さんと丸岡いずみさん
の2組です。
こちらの2組のご夫妻は、代理出産という経験をポジティブに発信されており、国内でもニュースとして報道されたためご存じの方も多いのではないでしょうか。
それぞれの代理出産の経緯とその後をご紹介します。
高田延彦さんと向井亜紀さん
プロレスラーの高田延彦さんと、タレントの向井亜紀さんは、1994年に結婚しました。
結婚から6年後に第一子を妊娠しますが、向井亜紀さんの子宮に重いがんが見つかってしまいます。結果として向井亜紀さんは子宮を全摘出することとなり、自分自身で赤ちゃんを産むことができなくなるという深い悲しみを経験しました。
手術後も、2人が赤ちゃんを望む気持ちは変わらず、話し合いを重ねた結果アメリカでの代理出産を決意します。2000年当時は、日本国内で代理出産というものはあまり浸透しておらず、度々批判的な意見を受けることもあったそうです。
2002年から渡米を重ね、代理母への受精卵の移植を行いました。2回の失敗を乗り越えて、3回目で着床し、2003年に元気な双子の赤ちゃんが生まれました。
高田延彦さんと向井亜紀さんは、代理母から双子の赤ちゃんを引き取り、日本に帰国します。
代理出産のその後
日本帰国後に、思わぬトラブルが発生しました。日本で出生届を提出したところ、日本の法律上の「母として認められるのは産んだ人のみ」という決まりに阻まれ、出生届が受理されなかったのです。結果として、高田延彦さんと向井亜紀さんは日本国内では実の親子としての戸籍が作れず、アメリカ国籍で親子関係の戸籍を取得し、日本で暮らすこととなりました。
このようなトラブルが発生した事例はありますが、海外での代理出産をサポートするエージェントに依頼をすれば、現地での手続きを委託でき、法的な問題なく親子としての戸籍を取得することができます。
有村昆さんと丸岡いずみさん
映画コメンテーターの有村昆さんと、フリーアナウンサーの丸岡いずみさんは、2012年に結婚しました。
子どもを授かることを強く望んでいた夫妻は、結婚後に自然妊娠しましたが、10週目という妊娠初期で流産してしまいました。その後も流産が続き、丸岡いずみさんは「不育症」の可能性を指摘されてしまいます。
不育症の治療も行いましたが、母体の年齢が上がることによるリスクを考えて、夫妻は代理出産を検討し始めました。丸岡いずみさんが46歳を迎えた2016年に、ロシアで代理出産による赤ちゃんを授かります。
代理出産のその後
有村昆さんと丸岡いずみさんはその後も、一人息子を大切に育てています。
夫妻は2021年7月に協議離婚が成立していますが、現在も丸岡いずみさんのブログなどでお子さんの元気な姿と子育てに奮闘する様子がみられます。
代理出産を選択した海外の芸能人
海外では、日本よりも代理出産が浸透しており、公表している芸能人も多い傾向にあります。
なかでも有名な方として、
- キャメロン・ディアスさん
- ニコール・キッドマンさん
- リッキー・マーティンさん
3名のケースをご紹介します。
キャメロン・ディアスさん
キャメロン・ディアスさんは、夫のベンジー・マッデンさんと5年間に及ぶ不妊治療の末、40代後半に差し掛かるタイミングで、代理出産を決意しました。
結果、2020年1月に娘のラディックスちゃんが代理出産で生まれました。
キャメロン・ディアスさんはInstagramで、「赤ちゃんが生まれることは本当に奇跡です」と語っています。夫妻はセレブカップルでありながらベビーシッターを雇わず、1分1秒でも長くラディックスちゃんと一緒にいられるよう育児に励んだそうです。
ニコール・キッドマンさん
オーストラリア出身の大女優ニコール・キッドマンさんとカントリー歌手のキース・アーバンさんとの間には2人の娘さんがいます。長女は自然妊娠で授かった子ですが、次女のフェイス・マーガレットちゃんは2010年に代理出産で誕生しました。
ニコール・キッドマンさんはフェイス・マーガレットちゃんが6歳を迎えた際に、代理母と面会をさせたそうです。フェイス・マーガレットちゃんは代理母を「シーラおばさん」呼び慕っており、ニコール・キッドマンさん自身は今後も交流をしていきたいと語っています。
リッキー・マーティンさん
プエルトリコ出身の人気ラテン歌手リッキー・マーティンさんは、ゲイセクシュアルであることをカミングアウトしつつ、自分自身の子どもを育てたいという強い希望を持っていました。そして、2008年に代理出産によって双子の赤ちゃんを授かりました。
その後、夫ジュワン・ヨセフさんと結婚し、さらに2人の子どもに恵まれています。
このように、アメリカではLGBTQ+の方が代理出産で我が子を授かるケースも増加しています。
上記で紹介した芸能人以外にも、
- サラ・ジェシカ・パーカーさん
- ルーシー・リューさん
- クロエ・カーダシアンさん
- イーロン・マスクさん
などの方々が、代理出産による子どもを育てています。
アメリカでは代理出産が認められている?
アメリカでは代理出産は各州の法律で規制されており、州によって認められる範囲が異なります。代理出産を認めている州としては、カリフォルニア州、ネバダ州、イリノイ州、アーカンソー州などが挙げられます。一方、代理出産を禁止している州もあり、ニューヨーク州やミシガン州などでは原則として代理出産契約は無効とされています。
アメリカでの代理出産は、代理母に対する報酬が高額であり、医療費も割高となる傾向にあります。実際に海外で代理出産をされる方の多くはアメリカではなく、ウクライナやジョージア、カザフスタンといった比較的安価で医療レベルが高い国で実施されるケースが多いです。
日本国内での代理出産の状況
日本国内では、代理出産は法律で明確に禁止されてはいませんが、日本産科婦人科学会のガイドラインにより事実上認められていません。その理由としては、親子関係の複雑化や代理母の心身への負担、金銭のやり取りに伴うトラブルの懸念などが挙げられます。
また、日本では、代理出産に関する法律が整備されておらず、あくまでも法的な親子関係は出産した女性とその夫にあるとされています。そのため、国内で代理出産を行うことは事実上不可能な状況にあります。
日本国内での代理出産の状況については、以下の記事で詳しく解説しています。
代理出産は危険?実際に起きたトラブル事例
代理出産で我が子を授かった芸能人の経験談を見てイメージを持つことも大切ですが、実際に起きたトラブルを知っておくことも重要です。
代理出産において、実際に発生してしまったトラブル事例を紹介します。
アメリカでの「ベビーM事件」
アメリカでは、1986年に起きた「ベビーM事件」が有名な代理出産トラブルの事例です。ニュージャージー州に住むウィリアム夫妻はメアリー・ベス・ホワイトヘッドさんと代理母契約を結び、メアリーさんは人工授精で妊娠・出産しました。しかし出産後、メアリーさんは子どもへの愛着を理由に引き渡しを拒否し、自家用車で逃走を図りました。裁判の末、ウィリアム夫妻に親権が認められたものの、メアリーさんにも面会交流権が認められる形で和解が成立しました。
この事件を機に、代理母契約は公序良俗に反するとして無効とされ、代理出産を原則禁止する州も出てきました。一方で、適切な法整備のもとで代理出産を認める動きもあります。この事件を踏まえて、より安全な代理出産ができるように代理母にとってのメリットも重視した公平な契約が現在では行われています。
インドでの「マンジちゃん事件」
2008年にインドで起きた「マンジちゃん事件」は、日本人カップルの依頼で代理母が出産した双子の赤ちゃんの親権をめぐるトラブルです。 代理出産の契約締結後に、日本人の依頼主夫婦が離婚してしまったことで、生まれてきた女児マンジちゃんはインドを出国できなくなってしまいました。
依頼人の夫はマンジちゃんの親権を獲得していたため出国を強く希望していましたが叶わず、結果的にマンジちゃんはインドで代理母が育てる形となりました。
代理出産によって生まれた子どもの法的地位や親子関係をどのように定めるかといった課題が浮き彫りになった事件と言えるでしょう。現在、インドでは商業的代理出産が禁止となっています。
代理出産におけるトラブルに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
『代理出産で起こりうるトラブルとは?トラブルを避ける方法と事例を紹介』
安全な代理出産を行うにはエージェントを活用
これまでに紹介したトラブルは、代理出産専門のエージェントを活用することで回避することができます。
エージェントは依頼人ご夫婦のことを第一に考え、代理母との公平な契約から安全な出国までトータルでサポートしてくれます。
特に海外での代理出産の場合、言葉や文化の違いから思わぬトラブルに巻き込まれるケースもあります。実績豊富なエージェントに依頼することで、安心して代理出産に臨むことができるでしょう。信頼できる代理出産エージェントを見つけることが、安全な代理出産への第一歩です。
エージェントに依頼するメリット
エージェントに依頼するメリットとして、以下が挙げられます。
- 合法的で安全な代理母の選定
- トラブル防止のための契約書作成
- 代理母の健康管理や出産までのサポート
- 子どもの親権や国籍取得の手続き代行
加えて、言葉の壁があっても安心して依頼できる点も見逃せません。依頼者に代わって交渉することで、トラブルのリスクを減らせるでしょう。
また、海外での代理出産であれば、着床前の遺伝子診断や男女の産み分けといった、国内では実施できない高度な生殖医療を受けることもできます。
ウクライナやジョージア、カザフスタンといった国ではアメリカとの医療水準に大きな差はなく、優秀なエージェントが医療機関との信頼関係を構築しているため、安心して任せられるでしょう。
代理出産を希望するなら、まずはエージェントに相談してみることをおすすめします。
代理出産エージェントなら「Baby For You」
海外での代理出産を安心してお任せできる仲介業者をお探しなら、ぜひ「Baby For You」にご相談ください。
Baby For Youでは、これまでに多くの日本人ご夫婦へ赤ちゃんをお届けしてきました。会社組織として海外の医療機関と信頼関係を築き、弁護士も在籍している、実績のある代理出産エージェントです。
代理出産プログラムのほか、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断・男女産み分けプログラムを提供しています。
Baby For Youは主にウクライナ、ジョージア、カザフスタンの医療機関と提携し、安心・安全な代理出産を行っています。
厳しい審査による健康な代理母の選定や、海外現地でのサポート、日本国籍を取得するための手続きなど、さまざまな面から依頼者さまをサポートいたします。
まとめ
代理出産は、日本の芸能人カップルでも向井亜紀さん・高田延彦さんや有村昆さん・丸岡いずみさんのように、不妊治療の末の選択肢として海外で実施されています。海外の芸能人ではキャメロン・ディアスさんやニコール・キッドマンさん、リッキー・マーティンさんなどが、代理出産で子供を授かっています。
日本国内では代理出産は認められておらず、アメリカでは合法な州もありますが、過去にはベビーM事件などの深刻なトラブルも起きています。インドでも、日本人カップルが関わるマンジちゃん事件などがありました。
安全かつスムーズに代理出産を行うには、優良なエージェントに依頼することが重要です。エージェントは法的な手続きのサポートから、代理母の選定や医療機関との連携も代行可能です。
代理出産を検討している方は、ぜひ「Baby For You」にご相談ください。
※本記事の内容は、2025年10月時点の情報に基づいて作成しています。今後、ルールや法律の変更により内容が事実と異なる場合もありますので、ご了承ください。
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