2024-10-28

アメリカでの代理出産にかかる費用は?海外で安全な代理出産を行う方法

アメリカでの代理出産にかかる費用は?海外で安全な代理出産を行う方法

代理出産によって我が子を授かった国内外の芸能人のニュースでは、アメリカでの代理出産が多く報じられています。実際にアメリカは代理出産の定着が進んでおり、代理出産をする方も増加しています。

しかし、日本人夫婦がアメリカに渡航して代理出産を行うのは、高額な費用がかかります。この記事では、アメリカの代理出産の現状と、アメリカ以外でより安価に代理出産を実施できる国について紹介します。

アメリカでの代理出産は可能?

アメリカは州によって法律が異なり、代理出産を認めている州とそうでない州があります。代理出産を認めている州では、依頼者と代理母の双方にとって法的にも保護された環境が整っています。そのため、アメリカは世界的に見ても代理出産先進国として知られており、多くの依頼者が安全な代理出産を求めてアメリカを訪れています。

アメリカでの代理出産の法的な要件

アメリカでは州ごとに代理出産に関する法律が定められており、州によって法規制の有無や内容が異なります。代理出産を認めている州もあれば、禁止している州や、条件付きで認めている州もあります。

代理出産が合法な州としては、カリフォルニア州、イリノイ州、アーカンソー州などが挙げられます。これらの州では、代理出産に関する法律が整備されており、依頼者と代理母の権利と義務が明確化されています。

 

一方、代理出産を禁止している州はミシガン州とネブラスカ州です。これらの州では、代理出産契約の締結や履行が法律で禁じられています。

アメリカであればどこでも代理出産が可能というわけではないことは理解しておきましょう。

アメリカ以外の代理出産が認められている国

商業的代理出産は、アメリカ以外にも認められている国は複数あります。

例として、ロシア、ウクライナ、ジョージア、カザフスタンなどで代理出産が認められています。

これらの国には生殖医療が発達し高度な医療行為が受けられる機関があるため、アメリカよりも医療のレベルが落ちるということはありません。加えて、アメリカよりも安価に代理出産ができるため、近年では日本人夫婦の多くがこれらの国で代理出産を行っています。

 

代理出産が認められている国については、以下の記事で詳しく解説しています。

商業的代理出産を認めている国一覧。安全な代理出産を行える国とは

アメリカでの代理出産にかかる費用

アメリカでの代理出産にかかる費用

アメリカでの代理出産は、高額な費用がかかることで知られています。費用は、代理母やエージェント、病院、弁護士など、さまざまな要素によって大きく変動します。

アメリカでの代理出産の主な費用相場として、合計金額で$150,000〜$160,000ほどかかるでしょう。$ 1あたり140円で計算すると、1,950万円〜2,240万円とかなり高額になります。

 

合計金額の内訳として、

 

  • 代理母のマッチングとエージェントとの契約費
  • 代理母への報酬と各種保険料
  • 法的手続き費用
  • その他の費用

 

などが挙げられます。それぞれ、詳しく紹介します。

代理母のマッチングとエージェントとの契約費

アメリカで代理出産を行う際、まず代理出産エージェントと契約し、代理母とマッチングする必要があります。この費用はエージェントによって異なりますが、相場は約$4,000ほどです。

契約前に、エージェントの費用体系やサービス内容について詳しく確認しましょう。費用には、代理母の選定費用、面談費用、契約書作成費用などが含まれている場合があります。また、追加費用が発生する可能性についても事前に確認しておくことが大切です。

代理母への報酬と各種保険料

代理母への報酬は、出産経験、居住地域、生活水準などによって異なりますが、アメリカでは一般的に約$10,000程度が相場です。また、代理出産には医療行為や薬の処方が伴うため、この金額には代理母の医療保険料や生命保険料も費用に含まれます。

代理母が健康保険に加入していない場合、高額な医療費を負担する可能性もあるため、事前に確認しておかなくてはなりません。

法的手続き費用

代理出産には、出生証明書の取得や親子関係を確定するための裁判所手続きなど、さまざまな法的プロセスが必要です。 これらの手続きには、弁護士費用や書類の翻訳費用などが発生する可能性があります。 弁護士費用の相場は$15,000ほどで、書類の翻訳には$ 2,000程度かかるでしょう。

弁護士は単体で依頼するのではなく、会社に弁護士が所属している代理出産エージェントを選ぶことが賢明です。

その他の費用

その他、アメリカでの代理出産では、以下のような費用が発生する可能性があります。

 

  • 代理母の渡航費や宿泊費、食費、生活費
  • 代理母に対するカウンセリング費用
  • 追加の医療費

 

これらの費用は、契約内容や状況によって大きく異なるため、事前にエージェントによく確認し、十分な資金計画を立てておくことが重要です。

アメリカの医療保険制度とは

先ほど少し触れた、アメリカの医療保険制度について詳しく解説します。

アメリカでは、日本のような国民皆保険制度はなく、原則として個人が医療保険に加入する必要があります。

代理出産の場合、代理母と生まれてくる赤ちゃんそれぞれに医療保険が必要となります。代理母の医療保険は、加入状況やプラン内容によって費用が大きく異なります。

代理出産で渡米する際は、現地の医療費や保険制度の違いについて事前にしっかりと理解しておくことが大切です。

アメリカで代理出産を経験した芸能人

近年、日本でも少しずつ認知度が高まってきた代理出産。著名人が代理出産で子どもを授かったことを公表するケースも多く見られます。

プロレスラーの高田延彦さんとタレントの向井亜紀さん夫妻は、2003年にアメリカで代理出産を行い、我が子を授かりました。

 

アメリカの芸能人では、

 

  • キャメロン・ディアスさん
  • ルーシー・リューさん
  • サラ・ジェシカ・パーカーさん

 

などの方々が代理出産を公表しており、ポジティブな体験談を発信しています。

アメリカで代理出産を行うメリット・デメリット

代理出産の渡航先としてアメリカを検討する場合、メリットだけでなくデメリットも理解しておく必要があります。

アメリカで代理出産を行う主なメリットは、代理母や生まれてくる子どもの法的権利が明確に保護されている点です。代理出産に関する法律が州ごとに整備されており、手続きの透明性が高いという安心感があります。また、高度な医療技術を持つ医療機関が多いことも魅力です。

 

一方で、費用が高額になることは避けられません。アメリカでは、代理母への報酬や医療費、弁護士費用など、総額で2,000万円を超えることも珍しくありません。また、州によっては代理出産を認めていない、または法的制限が厳しい場合があります。渡航や滞在に時間と費用がかかることも考慮する必要があります。希望する場合は、事前に十分な調査と準備が必要です。

アメリカでの代理出産で実際に発生したトラブル事例

アメリカでの代理出産は法的に認められていますが、過去には代理母と依頼人との間で裁判になるトラブルも発生しました。

アメリカで発生した有名なトラブルが「ベビーM事件」です。出産後、代理母が生まれた赤ちゃんを連れ去り、車で逃走してしまった事件です。

代理母は親権を主張し、依頼人との裁判となりましたが、結果的に親権は依頼人に与えられ、代理母は定期的に面会の機会を得る形で合意となりました。

 

代理出産は、自分たちの遺伝子を受け継いだ子どもを望む夫婦にとって、大きな希望となるものです。しかし、その喜びの裏には、予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクも潜んでいることを忘れてはなりません。代理出産を検討する際には、事前に十分な情報収集を行い、信頼できるエージェントを選ぶことが大切です。

 

代理出産におけるトラブルに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

代理出産で起こりうるトラブルとは?トラブルを避ける方法と事例を紹介

代理出産はアメリカ以外の国でも可能!

代理出産はアメリカ以外の国でも可能

商業的代理出産を認めている国はアメリカに限りません。そのため、代理出産はアメリカ以外の国でも可能です。

たとえば、ウクライナ、ジョージア、カザフスタンなどは、代理出産が合法で、かつ高度な医療を提供している国として知られており、多くの日本人カップルが代理出産を希望して訪れています。

安価で安全な代理出産ができる

アメリカは世界的に見て代理出産の先進国であり、法制度や医療体制が整っていますが、その分費用が高額になる傾向があります。しかし、アメリカ以外の国でも、より安価で安全な代理出産が可能な国が存在します。

ウクライナやジョージアといった国々では、代理出産に関する法律が整備されており、医療技術も高く、経験豊富な医療従事者が多数在籍しています。また、代理出産にかかる費用もアメリカと比較して抑えられているため、経済的な負担を軽減することができます。

高度な医療が受けられる

代理出産が認められている国では、高度な医療を提供する医療機関が多く存在します。

ウクライナには、創立100年を超える生殖医療の権威である「キエフ第一誕生病院」があり、代理出産を含む不妊治療において深い知見と実績があります。

また、ジョージアも代理出産先進国として知られており、医療水準の高さと充実した医療設備を備えたクリニックで、経験豊富な医療従事者による高度な医療サービスを受けることが可能です。

このように、代理出産先進国では、アメリカと比較して安価な費用で高度な医療を受けることができます。

エージェントによる充実のサポートが受けられる

代理出産を依頼する場合、経験豊富なエージェントの存在は欠かせません。信頼できるエージェントは、代理出産に関するあらゆる手続きをサポートし、安心して出産に臨めるよう、きめ細やかなサポートを提供してくれます。

例えば、代理出産を希望する方のために、適切な医療機関や代理母の選定、契約手続きの代行、渡航や滞在の手配、出産後の手続きなど、多岐にわたるサポートを提供しています。また、文化や言語の壁を乗り越え、円滑なコミュニケーションを図るためのサポートも行っています。代理出産は、精神的にも肉体的にも負担の大きいプロセスです。経験豊富なエージェントのサポートを受けることで、安心して出産に臨むことができるでしょう。

Baby For Youによる代理出産プログラムの費用

代理出産専門エージェント「Baby For You」では、お客様のニーズに合わせて選べるよう、複数の国の代理出産プログラムをご用意しています。

また、Baby For Youの費用には不透明性がなく、安心してご契約いただけるよう、サポート内容なども具体的に開示しております。Baby For Youが提供する、各国の代理出産プログラムの合計金額は以下の通りです。

 

  • ウクライナでの代理出産… 合計$67,220
  • ジョージアでの代理出産… 合計$72,220
  • カザフスタンでの代理出産… 合計$82,220

 

アメリカの代理出産の相場$150,000〜$160,000と比較して、安価であることがおわかりいただけるかと思います。

この費用には、以下の内容が含まれます。

 

  • 代理母、エージェント費用 (経費・報酬含む)
  • 体外受精費用
  • 妊娠中・出産費用

 

以下の内容は含まれておりませんので、ご注意ください。

 

  • 依頼主ご夫婦の渡航費(航空券代)
  • 依頼主ご夫婦の滞在費(ホテル代や食事代)

 

Baby For youの代理出産プログラムの料金については、以下のページから詳しくご確認いただけます。

Baby For You_代理母出産基本プラン(費用)

代理出産エージェントなら「Baby For You」

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海外での代理出産を安心してお任せできる仲介業者をお探しなら、ぜひ「Baby For You」にご相談ください。

Baby For Youでは、これまでに多くの日本人ご夫婦へ赤ちゃんをお届けしてきました。会社組織として海外の医療機関と信頼関係を築き、弁護士も在籍している、実績のある代理出産エージェントです。

 

代理出産プログラムのほか、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断・男女産み分けプログラムを提供しています。

Baby For Youは主にウクライナ、ジョージア、カザフスタンの医療機関と提携し、安心・安全な代理出産を行っています。

厳しい審査による健康な代理母の選定や、海外現地でのサポート、日本国籍を取得するための手続きなど、さまざまな面から依頼者さまをサポートいたします。

まとめ

代理出産は、アメリカだけでなく、ウクライナ、ジョージア、カザフスタンなどの国で実施できる選択肢となっています。

ウクライナやジョージアなどでは、費用を抑えながら、安全で質の高い医療サービスを受けられます。

代理出産は、それぞれの国によって法律や費用、医療制度が異なります。そのため、信頼できるエージェント選びが重要です。

実績のある代理出産エージェントをお探しなら、ぜひBaby For Youまでお気軽にお問い合わせください。

 

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※本記事の内容は、2024年10月時点の情報に基づいて作成しています。今後、ルールや法律の変更により内容が事実と異なる場合もありますので、ご了承ください。

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