2024-03-27
代理出産のメリットとデメリット。出産が困難な夫婦に贈る選択肢と注意点
代理出産という選択は、妊娠できない夫婦や高齢者などが血縁のある子どもを得るための有効な手段であり、メリットも多いです。しかしながら、日本ではまだ法律的に認められていない上に、高額な費用が発生するだけでなく、倫理的な問題やトラブルの発生も否定できません。
多くの方にとって、代理出産は初めてのご経験となりますし、過去、実際に代理出産を経験した人の情報もネット上に少ないため、皆さん手探りで情報収集をされています。
弊社「Baby For You」には、代理出産をご経験をされた日本人のご夫婦が多数おられます。最初のご相談から最後のお手続き完了までの間で、ご夫婦から頂いた貴重なご意見やご感想をもとに、エージェントの立場から代理出産のメリットとデメリットをわかりやすくお伝えしたいと思います。
代理出産とは
代理出産とは、妊娠や出産が困難な夫婦などが自分たちの子を授かるために、他の女性に出産をお願いする制度のことを指します。主に、サロゲートマザーとホストマザーの2つのタイプがあります。
それぞれの特徴と違いを理解することは、代理出産を考えるうえで大切なポイントです。それぞれの特徴やメリットについて見ていきましょう。
サロゲートマザーとホストマザーの違い
サロゲートマザーは、代理母となる女性の子宮に人工授精で夫の精子を注入し、妊娠及び出産する方法です。この方法は、生まれてくる子どもは夫と血縁関係を持ち、妻とは血縁関係がありません。そして、代理母と子どもは血縁関係があるということになります。
ホストマザーは、体外受精で得られた夫婦の受精卵を妻以外の第三者女性に移植し、妊娠及び出産する方法です。したがって、生まれてくる子どもは夫婦両方と血縁関係を持ちます。卵子は問題がないが子宮を摘出された方や、子宮機能が原因の不育症の方の場合は、ホストマザーを利用することになるでしょう。
代理出産を考える際には、どちらの形態が自身の状況や希望に合うかを慎重に選びましょう。
日本と代理出産
日本における代理出産には特殊な状況があります。現在の日本では、代理出産は法律的には禁止されていません。しかし、日本産科婦人科学会のガイドラインでは「医師が代理出産を支援すること」を禁じており、これは大きなデメリットでしょう。つまり、医療機関が代理出産をサポートすることは事実上不可能になっているのです。しかし、海外では一部で認められており、その中には個々のケースに対し厳格な規制や審査を行っている国も存在します。
また、日本では代理出産を行うと、出産した女性が法的に母親とみなされます。したがって、出産直後に子どもを譲渡しようとしても、法律上の問題が生じる可能性があるというデメリットもあります。
これらの理由から、日本国内で代理出産を希望する夫婦は海外の代理出産プログラムを利用する必要があるのです。その際には国際的な規定や法律に注意しなければなりません。
海外で代理出産を行うことで、渡航費などの発生や慣れない海外での育児が不安というデメリットを感じる方もいるでしょう。代理出産で生まれたお子さんを安心して日本に連れて帰るためにも、エージェント選びが重要になります。
代理出産の基本情報やメリットについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
『代理出産とは?日本で禁止の理由や成功事例、費用までわかりやすく解説』
代理出産のメリット
代理出産には多くのメリットがあります。
- 妊娠できない夫婦でも血縁関係のある子どもを授かることができる
- 高齢出産のリスクや身体的な負担が減る
- 成功率が高い
これらのメリットから、代理出産は多くの人々にとっての新たな希望となっています。それぞれのメリットについて、さらに詳しく見ていきましょう。
妊娠できない夫婦でも血縁関係のある子どもを授かることができる
他のことでもそうですが、人には向き・不向きなものがあります。どうしても、着床や胎児を育てるという作業が体質として不向きな女性は珍しくありません。日本でも不妊治療の病院はたくさんありますし、そこで薬を用いることなどで、着床率を高めることも可能ですが、そもそも子宮を摘出されていたり、病気を抱えた方にはチャレンジする機会がありません。しかし、代理出産をご利用されることで、お子さんを得ることが可能となります。
代理出産は、妊娠が困難な夫婦や、身体的な理由で子どもを自然に授かることができない夫婦にとって大きな希望、そしてメリットとなるでしょう。
弊社「Baby For You」にご相談、ご依頼をされた日本人ご夫婦の多くは、過去に不妊治療を経験をされており、そこで多くの時間をお金を投じられてきました。精神がすり減り、ご夫婦でも意見の違いから喧嘩をされることも珍しくありません。
先が見えないチャレンジであるとしても頑張れば頑張るだけゴールに近づくのであればよいですが、不妊治療を継続することは同時に年齢を重ねることになりますから、ゴールが遠ざかる可能性も高いです。
子どもは至上の存在だと思います。産まれてくれて直ぐに、自分自身よりも大切な存在となり、その成長を傍で見られることは、なによりも人生を豊かに、有意義にしてくれるでしょう。そのお子さんと一緒に過ごせる「時間」を無駄にしないためにも、いつになるかわからない不妊治療から代理出産に切り替えるべきタイミングがあるのではないでしょうか。それは人それぞれですが、もし、ご自身が妊娠や出産に不向きな体だと感じる場合は、検討をおすすめいたします。代理出産は、あなたにたくさんのメリットを与えてくれるでしょう。
高齢出産のリスクや身体的な負担が減る
高齢出産は、妊娠・出産に伴うリスクを高める要素のひとつとされています。年齢が高いほど、妊娠中毒症や糖尿病、流産の可能性が高まったり、帝王切開で出産する割合が増えたりするといわれています。これらは母体に大きな負担を与え、時には命を脅かす事態につながることもあるでしょう。
代理出産を利用されるご夫婦の多くは、病気で妊娠ができなくなった奥さまよりも高齢によって妊娠ができない状態になられたご夫婦のほうが多いです。ご依頼をされるご夫婦の平均年齢は40代半ばの方が多く、平均寿命の半分を過ぎて、人生の折り返しを過ぎたところで、より残りの人生(時間)を考えられるようになります。そこで自分のスタイルよりも、子どもと一緒に過ごせる時間をこれ以上減らしたくないとご依頼を決意されている方が多いように思います。
代理出産を利用することで、大きな病気がなくても、年齢による着床率の低下や妊娠できたとしてもそこから健康な赤ちゃんを産むまでお腹の中で育てられる確率の低下、そうした高齢出産によるリスクと向き合いながら、いつになるのかわからないまま不妊治療を続けるリスクも回避できるというメリットもあります。
そして、代理出産の場合でも、着床前診断やNIPT、羊水検査などで染色体の異常チェックは可能です。
代理母といえど妊娠率が100%ということはないですが、ご自身でチャレンジされるよりも高確率ですし、高齢出産や不育症などによるリスクを減らし、妊娠を得意とする女性たちが、健康で元気な赤ちゃんを産んでくれる率を高めます。
また、出産に関する心身のストレスも減り、健康的な母親として子育てに臨むことができます。これも代理出産の大きなメリットのひとつといえるでしょう。
そのほか、
- 着床前診断を利用することで、男子か女子の産み分けができる
- 代理出産なので奥さまも仕事を休まないで続けられる
- 出産時期を調整できる
といったメリットも挙げられます。
成功率が高い
代理出産は技術的に進化した医療行為であり、妊娠への成功率が一般的な自然妊娠よりも高いといわれています。それはなぜでしょうか。
受精卵にはグレードと呼ばれる数値があり、この数値の大きさと妊娠確率は比例しているとするのが一般的な考え方です。グレードの高い受精卵を用いた場合の代理出産の成功率は50%前後だとされています。妊娠の成功率は受精卵のグレードにもよりますが、良いグレードの受精卵を用いたからといって代理出産が必ずしも成功するのかというと、そうではないことは留意しておきましょう。
しかし、海外では代理出産に関する技術が発展しており、受精卵の数を2個から3個同時に移植できる「複数胚移植」などの日本では認可されていない方法を用いることも可能です。
代理出産は海外で行うことになるので、採卵をする際の刺激剤や移植する際の投与においても、強い薬を含めて採卵の質、着床しやすくなる確率を高められる可能性があるのは大きなメリットでしょう。
また、代理母となる女性は審査を通過した健康な人物であるため、妊娠への成功率も高まります。さらに、代理母は出産経験があることが多く、その経験が妊娠成功率の向上に寄与するといわれており、これも大切なメリットとなるはずです。
代理出産の成功率や、成功させるためのポイントについては以下の記事で詳しく解説しております。
代理出産のデメリット
代理出産体験者、利用者の皆さんからデメリットをお聞きする機会もあります。代理出産をご依頼されると、エージェントとは1年以上、連絡を取り合うことになりますので、そこで業務的なことだけではなく日常的な会話を含めて親しい関係に発展することも珍しくありません。そして、代理出産体験者、利用者の皆さんからデメリットをお聞きする機会もあります。
本項目では、代理出産のデメリットについても、率直にお伝えしたいと思います。
まず、日本国内では法的に認められていないため、代理出産を希望する場合は海外での手続きが必要となることは避けられません。
- 日本国内では代理出産はできない
- 費用が高額
- 倫理面の問題
- トラブルが発生する可能性も
以上のようなデメリットを理解したうえで、代理出産を選択することが大切です。しかし、信頼できる代理出産エージェントを利用することで、これらのデメリットは避けることもできます。
日本国内では代理出産はできない
上記でも解説しましたが、現在、日本国内においては代理出産が認められておらず、日本産科婦人科学会も「妊娠・出産を代行する行為を行うべきではない」とする意見を公表しています。したがって、日本人が代理出産を希望する場合は、海外で代理出産を行うことになります。
赤ちゃんが誕生したら、異国の地に渡航し、そこで数週間は育児をしながら過ごさなければならないため、慣れない土地と慣れない育児で大変なのではと思われる方も多いでしょう。
馴染みがない国での育児は余計にハードルが高いと感じ、病院を視察したり、エージェントと会って話をするという機会が作りにくいことも日本人にとっては代理出産のデメリットに感じるかもしれません。
「Baby For You」では、日本語が話せるスタッフが生活サポートも提供していますし、何かございましたら、24時間いつでも駆けつけます。安心して育児に集中して頂いておりますので、心配事がありましたらいつでもご相談ください。
費用が高額
代理出産には大きな費用がかかるというデメリットがあります。まず、代理母への報酬が必要です。これには妊娠・出産に伴う身体的負担やリスクを補償する意味合いが含まれます。また、医療費や法律相談費用、エージェントへの手数料なども発生します。また、赤ちゃんを引き取りに行くための渡航費、海外での滞在費(ホテル代や食事代)も発生するでしょう。
アメリカの代理出産などは、その内訳の弁護士費用だけでウクライナやジョージア、カザフスタン、アルメニアの代理出産の合計金額と同額近くになります。アメリカだけ飛びぬけて高額なのは、弁護士費用だけではなく、代理母の報酬金額も病院費用も高いからです。
ウクライナやジョージア、カザフスタンといった国でも、ここ数年で何割も値上げしています。代理出産が認められた国が限られているうえに商用目的での利用が認められた国はさらに少ないことから、需要のほうが多いこと、世界全体的にすべての値上げしていることも重なったことが原因として考えられます。
ウクライナやジョージア、カザフスタンの代理母出産プログラムは良心的な費用だと思いますが、それでも、大きめの自動車が2台は購入できるくらいの金額ですから、大きな出費となるのは避けられません。これらの出費は避けられないため、デメリットに感じる方もいるはずです。
これらの費用は代理出産を行う国やエージェントによってもケースバイケースで変動しますが、代理出産を考えている方は事前にしっかりと情報収集を行い、必要な費用を把握しておくことが重要です。
倫理面の問題
代理出産には、一部で倫理的な問題が指摘されており、子どもを産む行為を他人に頼むこと自体が、倫理的に許されるべきなのかという議論があります。実際に代理母が子どもの引き渡しを拒否するというトラブルも発生しており、代理母が出産後に子どもを手放すことに対する精神的な負担は無視できません。
次に、代理母や卵子提供者を金銭的報酬のために利用するという観点から、人間の尊厳を侵害するとする意見もあります。これらの倫理面の問題は、代理出産を選択する際には慎重に考慮しなければなりません。
このような倫理面の問題から、代理出産にマイナスなイメージを受け、デメリットに感じる方も少なくありません。
また、「この母親は誰なのか」という問題が発生することもあるでしょう。日本では「出産(分娩)した女性=代理母」が法律上・戸籍上の母親となるため、戸籍の取得が複雑です。「特別養子縁組」をすることや胎児認知をすることで「実子」として出生届を出すこともできますが、お子さん自身は大きくなった時に戸籍謄本で養子縁組ということで気づかれることもあるでしょう。しかし、この時代に自分が代理出産だからといってショックを受けることは考えにくいです。
- 自身では健康に産んであげることができなかった
早く産まれてくれて、会いたかった
という背景があり、産まれてからずっと愛情を注いで育ててきた一人だけのママに対して、
そこで大きくなったお子さんが失望することはないと弊社では考えております。
トラブルが発生する可能性も
代理出産にはさまざまなメリットがありますが、一方でトラブルが発生する可能性もあります。アメリカでは、代理母が出産した子どもに愛着を感じ、子どもを手放すことができなくなるというトラブルもありました。商用的代理出産が認められ代理母の権利についても契約書で誓約されている国では、代理母がそうした訴えを起こすことが自体ができないため心配する必要はありませんが、法律的なトラブルなどを未然に防ぐためには、前もってしっかりと契約を結び、細かい事項についても確認しておくことが大切です。
代理出産は、法律上の親子関係を認められない場合があります。子どもの出生をどのように届け出るか、親権はどのように決めるかなど、さまざまな問題が複雑に絡み合います。
このようなトラブルが発生する可能性があることを理解し、適切な対策を講じておくことが大切です。代理出産は大きな決断ですから、十分な情報収集と専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
代理出産のトラブルについては以下の記事でも紹介しています。デメリットについても詳しく知りたい方は参考になさってください。
『代理出産で起こりうるトラブルとは?トラブルを避ける方法と事例を紹介』
代理出産プログラムとは
代理出産プログラムとは、不妊にお悩みの夫婦が、自分たちの子どもを授かるための支援システムのことを指します。具体的には、医療機関やエージェンシーが提供する一連のプロセスを含み、代理母の選定から妊娠・出産、そして出産後の法的な手続きまでを円滑に進めるための枠組みです。
まず、医療機関による精子・卵子の受精を行い、その受精卵を代理母の体内に移植します。出産までの期間は医療スタッフが代理母の健康状態を確認し、出産後は、エージェンシーが法的な手続きをサポートします。
このように、代理出産プログラムは、命の誕生を望むすべての人々に対し、安全かつ確実な方法を提供してくれるため、メリットがたくさんあります。
代理出産プログラムを選ぶ際のポイント
代理出産プログラムを選ぶ際には、以下の5つのポイントを考慮することが重要です。
- 費用が明確に提示されているか:プログラム選びでは、見積もりや値段が明確になっているかを確認しましょう。費用は病院や施設により大きく異なるため、比較検討が必要です。
- 卵子提供、精子提供はしているか:代理出産の方法によりますが、卵子や精子の提供が必要な場合もあります。その際、そのプログラムを提供しているか確認が必要です。
- エージェントの実績を確認する:長い歴史と高い実績を持つエージェントを選ぶことが安心です。また、事例や口コミも参考になります。
- 代理母はどのように審査しているか:代理母の選定は非常に重要です。その人の健康状態や背景、動機などをしっかりと審査しているか確認しましょう。
- 弁護士も在籍しているか:法律的なトラブルを避けるため、弁護士が在籍しているエージェンシーを選ぶことも考えられます。
代理出産プログラムのさまざまなメリットを受けるためにも、以上のポイントを踏まえ、自分たちのニーズに合うプログラムを選ぶことが大切です。
費用が明確に提示されているか
代理出産プログラムを選ぶ際には、見積もりや費用が明確に提示されているかどうかを確認しましょう。費用は病院や施設により大きく異なるため、比較検討が必要です。
代理出産は一般的に高額な費用が発生するため、その内訳や総額を理解したうえで契約を結ぶことが求められます。例えば、代理出産プログラムには以下のような費用が含まれます。
- 代理母への報酬
- 妊娠・出産に関する医療費
- 法的手続き費用
- エージェンシー手数料
これらすべてが一律に含まれているパッケージプランもありますが、個別に発生する場合もあるため、明確な費用表記があるエージェントを選ぶと安心です。その際、追加料金が発生する可能性も事前に確認しましょう。
代理出産の費用については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
『代理出産の費用はいくら?費用内訳や費用に関する注意点6つを紹介』
卵子提供、精子提供はしているか
卵子提供や精子提供が行われているかどうかも、代理出産プログラムを選択するポイントのひとつに挙げられます。
夫婦が自然に子どもを授かることが難しい場合や、遺伝的疾患を避けるために、他の人から卵子や精子を提供してもらいたいときには、卵子提供や精子提供を受けることを検討することもあるでしょう。
卵子提供や精子提供は、代理出産の成功率や子どもの健康などに直結する重要な要素です。プログラムがこうしたシステムを持っているか確認し、自分たちにとって最適な選択をすることが求められます。
エージェントの実績を確認する
代理出産プログラムを選ぶ際には、エージェントの実績を必ず確認することが重要です。成功率はもちろん、それを支えるエージェントの技術力や経験、信頼性は非常に大きなポイントとなります。
具体的には、以下のポイントを確認しましょう。
- 成功率:これまでの代理出産成功率が高いエージェントを選ぶと良いでしょう。数字が示すとおり、成功への信頼性が見込めます。
- 実績数:長い間運営していて、多くの代理出産を成功させてきたエージェントは経験豊富であり、そのノウハウは信頼できるものといえます。
- トラブル発生率:同時に、これまでにトラブルが発生したかどうかも重要な判断基準です。トラブルが少ないエージェントを選ぶことで、安心してプログラムに参加できます。
以上の点を評価して、自分に合ったエージェントを見つけることが大切です。
代理出産エージェントの選び方や費用については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
『代理出産エージェントとは?選び方から費用・事例まで詳しく解説』
代理母はどのように審査しているか
代理出産プログラムにおける代理母の選び方は非常に重要な点で、それぞれの代理出産エージェントにより審査方法や基準は異なります。
まず、代理母になる候補者は、健康状態や遺伝的問題、精神的な安定性など、厳しい医学的審査をクリアしなければなりません。これは、出産までの過程がスムーズに進行し、健康な赤ちゃんを生み出すための必須条件です。
さらに、彼女たちは法律的な面でも審査を受けます。例えば、契約遵守の意志があるか、法的トラブルの有無などを確認します。これは、トラブル発生時のリスクを最小限に抑えるためです。
また、一部のエージェントでは、候補者の人間性やモラルも重視します。候補者が子どもを愛し、家族の価値を尊重する心を持っていることを確認するのです。
以上のような厳格な審査をクリアした女性だけが代理母として選ばれ、夢を叶えるための重要な役割を担うこととなります。
代理出産エージェント選びにお悩みの方は、代理母はどのように審査しているかも質問してみることをおすすめします。
弁護士も在籍しているか
代理出産プログラムを選ぶ際には、弁護士がエージェントに在籍しているかを確認することも重要です。なぜなら、代理出産は法的な問題が絡む可能性もあるからです。例えば、代理母との契約内容の確認や、出生証明書の名義変更などが挙げられます。日本国内で代理出産が認められていないことや、外国の書類が関わることで、より複雑になっていると思います。
弁護士が在籍していれば、こうした法的な問題に対応するためのサポートが得られます。
また、各国で代理出産に対する法律は異なります。そのため、弁護士の存在は国際的な視点からも法的問題を解決するのに役立つでしょう。
代理出産を具体的に検討されているご夫婦は手続きについてご不安を感じられるものですが、正しいエージェントを選ばれることで、このデメリットは解決できます。代理出産プログラムを選ぶ際には、弁護士が在籍しているかどうかを必ず確認しましょう。
代理出産エージェント「Baby For You」とは
弊社「Baby For You」の特徴や代理出産プログラムについてさらに詳しくご紹介していきたいと思います。
「Baby For You」は、ウクライナを中心とした東欧諸国と連携して高度生殖医療を提供する代理出産エージェントです。日本国内ではなかなか選択肢に恵まれなかったご夫婦に、新しい不妊治療の選択肢を「Baby For You」は提供しています。
代理母出産(代理出産)プログラムのほかに、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断や男女産み分けなど多様なプログラムがあります。
代理母の『人選』と『管理』を徹底しています
「Baby For You」では、「代理母出産(代理出産)」プログラムにおいて、代理母に対し厳しいスクリーニングを設けています。
代理母は、出産の経験があり、家族のサポートを受けられる女性にのみに限られています。代理母が心身ともに健康であり、人格に問題がないかなどを、「Baby For You」のスタッフが定期的に面談をして管理を行っているのでご安心ください。また、代理母の夫や子どもにも面談を実施しており、あらゆる方面から問題のない代理母の紹介が可能です。
スタッフは全員正社員です
「Baby For You」のスタッフには日本人とウクライナ人がおり、その全員が正社員です。ほかのエージェントでは「運営会社」「アルバイト」「兼業」「現地と提携」という形態で雇用されるスタッフが少なくありませんが、この状況がご契約後のトラブルを生じさせてしまう場合があります。
正社員のスタッフが病院スタッフ、代理母と密な関係を作り上げることで、不妊治療でお悩みのご夫婦にとって安心できるサービスを提供しています。日本人スタッフはウクライナのことを熟知しており、ウクライナ人スタッフも日々現地の病院で病院スタッフとコミュニケーションを取っています。
日本人スタッフも現地のことを熟知しています
「Baby For You」の日本人スタッフは、医療の現場となるウクライナのことを熟知しています。粗悪なエージェントでは、現地に行ったこともなく、現地での生活を想像することもできないスタッフも少なくありません。
「Baby For You」の日本人スタッフは、現地の法律に対する理解や担当医師との連携、代理母の環境管理などを、代理母出産を提供するエージェントにとって必要不可欠なサービスとして捉え、現地とも密接な連携関係を築き上げています。
専門の医師と弁護士が在籍しています
「Baby For You」には、代理母出産に精通した医師・弁護士が在籍しています。ウクライナの医師は、現地の大病院の重役として勤めています。その社会的立場と能力から代理母をはじめとした現地人に厚い信頼を得ており、よりスムーズなサービスを提供することに寄与しています。また、赤ちゃんが日本国籍を取得し、無事に日本に帰国できること、そして帰国後にすべての手続きが完了するまでを、代理母出産を熟知した「Baby For You」所属の弁護士が手厚くサポートしています。
多くのエージェントでは、こうした手続きのサポートを一部しか提供していなかったり、重要な点はご夫婦自身で役所や裁判所に質問して進めるように案内していたりします。そこで困られてパニックになられたご夫婦から、弊社「Baby For You」にはご相談とご依頼が寄せられることは多いです。もちろん、弊社はそのお手続きだけでもサポートしておりますが、なかには、既に手遅れなケースもあります。手続きには提出期限などのルールもありますから、その期間を過ぎてしまうと通常の手続き方法が行えなくなり、ご夫婦は専門で経験のある弁護士を日本と代理出産した国と両方で雇う必要が出てくるでしょう。場合によっては、赤ちゃんが誕生してから半年、1年と日本に連れて帰れなくなることもあります。そこでは滞在日などの余計な費用が発生しますし、それらは高額です。
「Baby For You」では、お手続きが無事にすべて完了するまで具体的なサポートをしていますのでご安心ください。ご夫婦は、弊社からのご案内に従っていただいて作業をするだけですから、弁護士を日本で雇う必要もなく、役所や家庭裁判所で何か質問されたり、新しい知識を勉強される必要もありません。
出産関連サービスを多数提供しています
「Baby For You」が提供する出産関連サービスは代理母出産だけではありません。提供している出産関連サービスは、以下のとおりです。
- 卵子提供プログラム
- 精子提供プログラム
- 着床前診断・男女産み分けプログラム
それぞれのプログラムについて詳しくご紹介します。
卵子提供プログラム
「卵子提供プログラム」は、ご夫婦のうち妻側の子宮は正常であるが、卵子が妊娠に適していない場合にサービスとして提供されています。
「Baby For You」では、ご夫婦が卵子提供ドナーを探すうえで最善の選択を行えるよう尽力しています。現地の国の女性だけでなく、日本人に容姿が似ているアジア系の卵子提供ドナーの紹介を行うことができるなど、きめ細やかな対応を実施しております。
個人差もありますが、エッグドナーの卵子提供を受けて移植した場合の1回の移植による妊娠率は50%〜60%と、卵子提供プログラムの成功率の高さも魅力です。よほどのことがない限り、そのまま出産に至ります。
卵子提供プログラムについては、以下のページでご確認ください。
精子提供プログラム
「精子提供プログラム」は、ご夫婦のうち夫側の精子が妊娠に適していない場合に利用できるサービスです。精子が妊娠に適していないと診断された方だけではなく、病気や遺伝病があり、お子さんへの遺伝を希望されない方に対しても適応があります。
「Baby For You」では最善の精子ドナーを選べるように、数多くの日本人精子ドナーの紹介が可能になっています。「精子提供プログラム」の成功率は、主として妻側の年齢および卵子の状態に左右されます。
精子提供プログラムについては、以下のページでご確認ください。
着床前診断・男女産み分けプログラム
「Baby For You」では、夫婦のどちらかが遺伝性疾患の保因者である場合に受ける着床前診断(PGD:Preimplantation Genetic Diagnosis)と、夫婦には原因がなく偶然起きる異常を調べるための着床前スクリーニング(PGS:Preimplantation Genetic Screening)という2種類の着床前診断のプログラムが提供されています。
この着床前診断、および着床前スクリーニングでは、染色体異常に起因する流産を防ぐことができるほか、性染色体を着床前に診断できるため、100%の確率で男女の産み分けが可能になります。
精子提供プログラムについては、以下のページでご確認ください。
「Baby For You」の代理出産プログラムのご案内
代理母出産を提供するエージェントは多数存在していますが、「Baby For You」では連携先のウクライナをはじめとした東欧諸国の病院・代理母と密接な関係を築き上げ、代理母の「人選」と「管理」を徹底のうえ、「明朗会計な料金システム」できめ細やかなサービスを提供しています。
代理母出産プログラムに適応する方
代理母出産プログラムは、以下のようなものに当てはまる方が適応します。
- 本人による妊娠・出産が医学上危険・もしくは難しいと判断された方
- 子宮を摘出された方
- 子宮欠損・または子宮未発達の方(ロキスタンキー症候群など)
- 子宮機能が原因の不育症の方
- 人工授精・体外受精などの不妊治療の経験があるが妊娠されなかった
代理母出産プログラムでは、ご利用いただく奥さまの卵子を用いるため、卵子は正常であるが、子宮が妊娠に適していない方が適応となります。
以上の点に当てはまらない方でも適応する場合もありますので、ご希望の方はまずご相談ください。
代理出産の対象となる方
「Baby For You」では、お子さんを望まれており、結婚されているご夫婦であれば、すべての方に代理母出産プログラムを提供することができます。
これは国のルールなので、結婚されていないカップルなどの利用は現状ではできません。
サポート体制
「Baby For You」では、代理母出産プログラムを利用される方にきめ細やかなサポートを提供しております。
代理母出産を行うにあたって、代理母とドクター、弁護士、心理カウンセラー、ナース、病院スタッフ、その他多くの専門家との連携は必要不可欠です。「Baby For You」では代理母出産の成功率向上のため、専門家との連携サポートだけでなく、依頼者ご夫婦の現地での生活やメンタル面へのサポートなど、多角的なサポートを行っています。
「Baby For You」の代理出産費用
「Baby For You」は、明朗会計な料金システムが代理母出産エージェントとしても特筆すべきサービスのひとつです。
出産費用は、ウクライナを利用した場合は3回、そのほかの国を利用した場合は4回に分けてお支払いいただくことになります。
代理母出産を行うにあたって体外受精が成功しなかった場合は、1回目もしくは2回目までの支払いのみになるので、支払いにおける不安は軽減されるのではないでしょうか。
利用する国ごとの代理出産費用について詳しくご紹介します。
ウクライナの場合
ウクライナ国を利用した場合の代理母出産プログラムの料金は、2024年2月時点で合計US$67,000 + US$220になります。
1回目の支払い料金がUS$20,100+US$220、2回目と3回目がそれぞれUS$26,800、US$20,100です。
「Baby For You」が提供する代理母出産プログラム料金の中では、ウクライナ国を利用した場合がもっとも格安になります。
これらの費用には渡航費や滞在費は含まれていません。渡航費はおよそ15〜40万円/1名、滞在費はおよそ4〜15万円/7日間となります。
ジョージアの場合
「Baby For You」ではウクライナ国だけではなく、ジョージア国での代理母出産プログラム実施も受け付けています。
ジョージア国での代理母出産プログラムの基本料金は、4回の支払いに分かれ、合計US$72,000 + US$220となります。料金の内訳としては、1回目がUS$12,960+US$220、2回目はUS$16,560、3回目はUS$21,600、4回目はUS$20,880となっています。
ジョージア国においても、体外受精が成功しなかった場合は、2回目のみの支払いとなり、3回目および4回目の支払いは発生しません。
カザフスタンの場合
ウクライナ国、ジョージア国に加えてカザフスタン国における代理母出産プログラムも「Baby For You」は受け付けています。
カザフスタン国は、3か国の中では利用料金がもっとも高額です。
カザフスタン国での代理母出産プログラムの基本料金は4回の支払いに分かれ、合計US$82,000 + US$220となります。料金の内訳としては、1回目がUS$16,400+US$220、2回目はUS$10,660、3回目はUS$24,600、4回目はUS$30,340となっています。
カザフスタン国においても、体外受精が成功しなかった場合は、2回目のみの支払いとなり、3回目および4回目の支払いは発生しません。
代理出産に関するよくある質問
代理出産を利用したいと考えても、代理出産について周りの人に聞くことや、病院に相談することも、日本国内では倫理的に難しいことが実情としてあります。
「Baby For You」では、代理出産に関する重要な質問から、些細な質問まで、多くの質問や相談を受け付けています。なかでもよくある質問は下記のとおりです。
代理母出産と不妊治療の違いはなんですか?
代理母出産は通常では妊娠・出産が望めない方が、赤ちゃんを授かることのできる可能性がある方法です。卵子は正常であるが、子宮が妊娠に適していない方が適応となります。代理母出産は体外受精(IVF)などの高度な不妊治療の技術を用いて、受精卵を第三者の女性の体に移植し妊娠・出産することです。
日本での不妊治療は、タイミング法、排卵誘発法、内視鏡手術、人工授精、生殖補助医療(体外受精・顕微授精)を行い、妊娠を試みます。
海外では代理母出産も不妊治療の一種と位置づけられていますが、日本国内では現状では代理母出産は代理母出産は行えないことが大きな違いでしょう。
「Baby For You」はどこまで無料で対応してくれますか?
「Baby For You」では、メールでのやりとりや最初のコンサルティングに関しては、サービスの案内が含まれるという観点から無料になっています。また、医学的、法律的、組織的なコンサルティングはすべて無料です。
代理出産にはどうしても高い費用が発生してしまいますが、「Baby For You」ではこのような明朗な会計方針が設けられているので、過剰な料金を心配することなく安心してご相談ください。
代理母はどういった方々ですか?
「Baby For You」と連携したウクライナの登録機関に登録された女性が代理母となります。「Baby For You」では、代理母出産(代理出産)プログラムにおいて、代理母に対し非常に厳しいスクリーニングを設けています。
家族のサポートを得られるどうか、経済状況、「人のためにありたい」という利他的な性格の持ち主であるかどうかを重視し、代理母を選別しています。また、身長、体重、髪の色、目の色、年齢、学歴、血液型、Rh因子、配偶者の有無、国籍、代理母出産の経験の有無などを代理母のプロフィールから確認することが可能です。
出産後、代理母との関係はどうなりますか?
出産後の代理母との関係は、依頼者の要望などにより、法的な契約のもとさまざまな関係を構築していくことになります。
「Baby For You」においては代理母出産について熟知した弁護士が所属しているため、弁護士とその都度相談しながら契約の条件を決めていくことが最善となるでしょう。
代理母と一度も対面しなかったケースもあれば、生まれたお子さんの成長を報告していくようなケースもあります。また、出産後母乳を与えるなどの要望を契約の条件に入れることも可能です。
外国語が話せなくても大丈夫ですか?
「Baby For You」では言語面のサポートも充実しています。ウクライナにも日本人スタッフがおり、日本語での対応は万全となっているため、外国語が話せなくとも安心できるでしょう。これまで弊社をご利用いただいた方々の中でも、英語やロシア語を話せない方がほとんどですので、言語面で心配する必要はありません。
まとめ
代理出産は、妊娠できない夫婦や高齢者などが血縁のある子どもを得るためのひとつの選択肢となります。メリットがたくさんある代理出産ですが、日本国内では行えないことや、高額な費用がかかるというデメリットもありました。
代理出産プログラムを選ぶ際には、費用の明示、卵子・精子提供の有無、エージェントの実績、代理母の審査方法、弁護士の在籍など、さまざまなポイントを考慮する必要があります。
目指すべきは、あなた自身が望む子どもを得ること、そしてその子どもが健康で幸せに育つことでしょう。それぞれの状況に合った最良の選択をするためにも、しっかりと情報を得てから決断することが重要です。
この記事が、不妊治療にお悩みの方や代理出産を検討している方の参考になれば幸いです。
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