2024-02-28

代理出産の成功率は? 成功率を上げるためのポイント7つ

代理出産の成功率は? 成功率を上げるためのポイント7つ

日本には代理出産を禁止する法律はありません。しかし、国内で代理出産を受けることはできないため、代理出産が法制化されている海外諸国にて行う必要があります。海外での手続きとなると難しく感じたり、成功率がわからなかったりという理由から代理出産の利用を躊躇する方や、代理出産に対し不安を抱く方は決して少なくありません。

この記事では、そのような不安を解消するため、代理出産における成功率について解説するとともに、成功率の向上に貢献する7つのポイントをご紹介します。

 

代理出産については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

代理出産とは?日本で禁止の理由や成功事例、費用までわかりやすく解説

代理出産の成功率は?

体内から取り出した卵子を、体外で精子と受精させることを「体外受精」といいます。日本における代理出産プログラムは、この体外受精を用いて行われる場合がほとんどです。体外受精では、奥さまから卵子を、旦那さまから精子を頂き、実際に妊娠および出産を行う女性の子宮内に移植します。

体外受精を用いた代理出産プログラムにおいては、依頼者さまから卵子を提供していただくことはもちろん、卵子ドナーを用いることも可能です。

受精卵には、それぞれグレード(胚盤胞)と呼ばれる数値があります。このグレード(胚盤胞)は卵子の状態を表すものであり、この大きさと妊娠確率は比例しているとするのが一般的な考え方です。グレード(胚盤胞)の高い卵子は、AA卵子とも呼ばれます。

しかし、AA卵子を用いたからといって代理出産が必ずしも成功するのかというと、そうではありません。AA卵子を用いた場合の代理出産の成功率は50%前後だとされています。

成功率に年齢は関係ある?

インターネットにおいては「代理母を若く健康的な女性にしたことで、成功率が70%まで向上した」などという記述が散見されますが、これらには科学的な根拠がなく、誤りの可能性が高いです。妊娠を行う女性の年齢や健康状態によっても成功率は左右されますが、むしろ重要なのは提供される卵子の状態だといえるでしょう。

女性が一生で排卵する卵子の数は400個〜500個程度だと推定されています。月経の際に、卵巣には卵子の入った卵胞が生産されます。1回の月経あたりに生産される卵胞の数は、平均で、20歳代で20個、30〜35歳まで20〜16個、36〜38歳で12〜13個、39歳以上で8個くらいであるといわれています。1回あたりに生産される卵子の量は、加齢に応じて徐々に減少してきているということがわかりますね。

「一度に生産される卵子の数が減る」ということは、良好な卵子が作られる確率が下がるということでもあります。極めて良質な卵子であることが科学的に保証されているAA卵子ですら、2回に1回は失敗してしまいます。グレード(胚盤胞)のあまり高くない卵子が代理出産の成功率に及ぼす影響は、想像に難くないでしょう。

日本産科婦人科学会の「2020年体外受精・胚移植等の臨床実施成績」によると、体外受精の成功率は30歳前後までは45%と高いものの、35歳には40%、40歳では30%を切ることがわかっています。代理出産の成功率は、どれだけ優良な卵子を採卵できるかが重要です。

海外だと成功率が高い?

代理出産の成功率は代理母に移植される受精卵の質によって左右されますが、海外では代理出産を行う夫婦へのサポートが充実しており、代理出産に関する技術が発展しています。

海外の方が使用できる薬品の幅が広いため、採卵をする際の刺激剤や移植する際の投与においても、強い薬を含めて採卵の質、着床しやすくなる確率を高められる可能性はあるでしょう。

海外においては「複数胚移植」に代表される、日本では認可されていない方法を用いての代理出産が行えるのがメリットです。この複数胚移植はどのようなものなのかというと、基本的な点は先ほどご紹介した「体外受精」と代わりないのですが、受精卵の数を2個、あるいは3個同時に移植することで、成功率を高めることができます。

また、日本では利用されない種類の薬も使用が許可されているため、代理出産を伴わない不妊治療ために、海外で採卵や移植をする女性も少なくありません。

代理出産の成功率を向上させるためのポイント

代理出産の成功率

本項目では、代理出産の成功率を向上させるにあたって重要なポイントをご紹介します。

  • 生活習慣を整える
  • 適度な運動を心がける
  • 身体を冷やさない
  • 食生活の改善
  • 適切な代理母の選定
  • 医療面でのサポートを受ける
  • 心理的なサポートを受ける

以上のポイントは不妊治療においても重大な役割を持ちます。現在、不妊治療に取り組んでいる方は、今の自分に足りているものは何か、足りないものは何かを見直す際の参考にしていただけたら幸いです。

生活習慣を整える

まずは生活習慣を整えましょう。生活習慣を整えることの重要性は、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

生活習慣を整えるための具体例として、全国健康保険協会より打ち出されている「生活習慣改善10カ条 」を抜粋してご紹介します。

  1. 【運動】適度な運動を毎日続けよう
  2. 【たばこ】今すぐ、禁煙を!
  3. 【食事(塩分)】塩分は控えめに
  4. 【食事(脂質)】油っぽい食事は避ける
  5. 【食事(野菜)】野菜をたっぷりとる
  6. 【飲酒】お酒はほどほどに
  7. 【歯の健康】毎食後歯を磨こう
  8. 【ストレス】自分に合った方法でストレス解消
  9. 【睡眠】規則正しい睡眠で十分な休養を

卵子や精子は自分の体から作られるので、以上のことを意識して、健康な体を作りましょう。

適切な運動を心がける

生活習慣をより健康的なものにするためにも、「適度な運動を心がける」ことは極めて重要です。推奨されているのはあくまで適度な運動なので、あまりにも激しすぎる運動は避けましょう。これはなぜかというと、痩せすぎによる栄養やエネルギーの不足は卵巣の機能を衰えさせるためです。

また、肥満などの原因により排卵が起こらなくなってしまう「多嚢胞性卵巣症候群」という病気もあるため、肥満気味にならないことも意識しましょう。

BMIを参考に、自身に適切な体重はどのくらいなのか把握するのがおすすめです。BMIや適正体重は以下の計算式で求めることができます。

  • BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
  • 適正体重 = (身長m)2 ×22

世界保健機関(WHO)の定めた基準においては、BMIが30以上の場合「肥満」、16未満の場合「痩せすぎ」になります。この数値を参考に、適切な体重管理および運動を行うようにしましょう。

身体を冷やさない

体が冷えると汗腺や排泄器官の働きが鈍くなり、水分や老廃物の排出が滞ります。このようにして体内に溜まった老廃物は、卵子に影響を与えるといわれています。また、男性の妊活における冷え性の関係性は不明ですが、体が冷えることによって男性ホルモンの分泌量が減って精子の数が減ると考える方もいるようです。過度な冷えは自律神経失調症などにつながることもあるので注意してください。

どうすればいいかわからないという方は、まずは「基礎代謝」を上げることを意識してみましょう。あなたが自発的に活動をしていないときであっても、体は生命活動を維持するために密かに動き続けています。このような生命活動を持続させるために必要とされるエネルギーを「基礎代謝」といい、基礎代謝は1日のエネルギー消費のうち、およそ60%〜70%ほどを占めています。エネルギーが作られるとき、体内では同時に熱も生み出されています。つまり、基礎代謝が低い人は熱を生み出しにくく、冷えやすいのです。

基礎代謝を上げて生産されるエネルギー量を増やすには、「筋肉量」を増やすことが大切です。

上記で「適切な運動を心がける」ことについてご紹介しましたが、適切な運動は体重を管理することはもちろん、体温管理においても重要な役割を担っています。筋肉量が増えることによって基礎代謝が増加し、長い時間、体温を維持できるようになるというメリットもあります。

食生活の改善

欧米人と比べると、アジア人は妊孕性が低いといわれています。これは、欧米の人々はアジアの人々よりもはるかに多くのタンパク質を摂取していることに起因しているようです。

生命の代謝は1つあたり約12000種類の酵素によって執り行われており、妊娠および排卵もその例外ではありません。この酵素はタンパク質によって作られています。原料となるタンパク質が不足していると十分な量の酵素を作ることができず、代謝が悪くなり、妊孕性が落ちてしまうのです。

卵子の質を良くするには、卵や魚、お肉、大豆製品などの十分な量の良質なタンパク質を摂取することを心がけましょう。このような食品が苦手という方は、サプリメントなどで代用するのもいいでしょう。食生活を改善することで、代理出産の成功率を向上させることが可能になります。

適切な代理母の選定

一般的には、代理母を務めるのは「少なくとも一人以上、自らの遺伝子をもつ健康な子どもを自然妊娠・自然分娩で出産し、現在も家庭内で養育している」方がふさわしいとされています。これを遵守することにより、生まれてくるお子さんの健康はもちろん、代理母を務める女性の命も守ることができるからです。

日本人が代理出産を利用する際は、基本的に海外で行うことになります。日本から遠く離れた海外ということもあり、個人で適切な代理母を選定するのは大変です。

代理出産エージェントなどの事業者に依頼する場合、そのような手間は省けますが、費用がかかりすぎてしまったり、代理母がどんな人なのか必要最低限の情報すら与えてもらえなかったりということも少なくありません。

適切な代理母の選定をするには、まずは信頼できる代理出産エージェント探しから始めることが大切です。適切な代理母の選定をすることで、おのずと代理出産の成功率も向上するでしょう。

 

代理出産エージェントの選び方や費用については以下の記事で詳しく解説しております。代理出産を検討されている方はぜひご覧ください。

代理出産エージェントとは?選び方から費用・事例まで詳しく解説

医療面でのサポートを受ける

代理出産の成功率を向上させるには、医療面での適切なサポートを受けることが大切です。

代理出産への正しい知識や成功率を知るには、医療従事者からのサポートが欠かせません。

「Baby For You」では代理出産プログラムを成功させるために、初回カウンセリング時に、担当のドクターが代理出産の成功率を、さまざまな角度から検討してお伝えします。ご依頼者さま当人の卵子での妊娠が難しいと判断した場合には「卵子提供プログラム」とあわせての治療をご提案するなど、代理出産を成功に導くための取り組みもご提案いたします。

不妊治療をしていてもなかなかうまくいかない、代理出産を検討しているという方は、ぜひお気軽に「Baby For You」にご相談ください。

代理出産に成功した事例

本項目では、実際に代理出産に成功した事例をご紹介します。

近年ではハリウッドスターなどの間で、自身のキャリアを継続するため、また自身の身体的安全を保つために代理出産を選択する人が増えています。

具体的には、第1子を出産後に医師から出産はハイリスクであると診断されたクロエ・カーダシアン&トリスタン・トンプソン夫妻が代理出産によって第2子をもうけた例や、グライムス& イーロン・マスクは、グライムスが第1子出産時に妊娠合併症を起こしたことから、第2子は代理出産を選んだことなどが挙げられます。

日本の方が依頼者となったものでは、女優の向井亜紀さんと元プロレスラーの高田延彦さん夫妻が双子の男児を授かった2003年の事例が有名です。このほかにも、フリーアナウンサーの丸岡いずみさんと映画コメンテーター・有村昆さんご夫妻が、2018年にロシアで代理出産により子どもをもうけたという事例があります。

このように、代理出産に成功した事例は多く、そのいずれも当事者である依頼者は満足感をあらわにしています。

「Baby For You」の代理出産プログラムのご案内

代理出産の成功率

代理出産を成功させるには、適切なエージェントを選定、利用することが重要です。適当な代理出産エージェントを選出することで代理母の選定の手間を削減できるほか、より高度な医療的サポートや専門家のアドバイスを受け、成功率を上げることが可能になります。

「Baby Foy You」は、ウクライナを中心に高度生殖医療を提供し、これまでお子さんに恵まれなかったご夫婦に新しい不妊治療の選択肢をお届けすることを目的としたエージェントです。

本項目では、「Baby For You」の代理出産プログラムについて詳しくご紹介します。

代理出産の対象となる方

「Baby For You」の代理出産プログラムを受けられるのは、ご結婚されておられるご夫婦のみです。これは国のルールなので、結婚されていないカップルなどの利用は現状ではできません。

そして、本人による妊娠・出産が医学上危険・もしくは難しいと判断された方が対象となります。具体的には、「子宮を摘出された方、子宮欠損・またはロキスタンキー症候群などにより、子宮が未発達の方、子宮機能が原因の不育症の方に加えて、人工授精・体外受精などの不妊治療の経験があるが妊娠されなかった方が対象となります。

この条件に当てはまらないご夫婦でも利用は可能なので、まずはお気軽にお問い合わせください。

代理母の条件

「Baby For You」では、代理母を引き受ける女性においても条件を設けています。

出産の経験があり、家族のサポートも受けられる健康な女性であるかということを審査し、審査を通過できた女性のみ代理母として登録できます。また、定期的に面談を行うことで、妊娠に適した生活環境を築けているかということも確認しているのでご安心ください。体調面だけではなく、精神的な面においても問題のない代理母をご紹介できることを保証いたします。

代理母候補者のプロフィールはご依頼者さまに開示されるため、ご依頼者さまは自身の希望に合った代理母の選定を行えます。

戸籍の書類作成なども一貫して行います

代理母出産において生まれた子どもとご依頼者さまとの間に戸籍状のつながりを作るには、「胎児認知」および「特別養子縁組」などの手続きが欠かせません。ほかにも、子どものパスポート取得手続きなど、やるべきことはたくさんあります。

戸籍の法律的な手続きは複雑ですが、そのほとんどを「Baby For You」が行います。ご夫婦が行う作業はほとんどありませんのでご安心ください。

赤ちゃんと一緒に帰国後、日本でのサポートも、できる限り行っております。

密なコミュニケーションで丁寧にサポート

「Baby For You」では、日本人のスタッフとウクライナ人のスタッフを雇用しています。これらのスタッフはどちらも正式に雇用された正社員であり、業務において必要な知識を兼ね備えているので安心してお任せください。

代理出産は海外で行いますが、英語が話せなくても現地の日本人スタッフが常にサポートさせていただきます。ご依頼者さまのご連絡やお問い合わせに対して迅速に対応し、ご依頼者さまの不安に対し、丁寧に寄り添います。

専門の医師と弁護士が在籍しています

「Baby For You」には、代理出産に対し深い知識のあるスタッフと、専門の医師、弁護士が在籍しています。

医師はウクライナ国内の大きな病院の重役を務めている現役医師であり、その社会的立場と能力によって、代理母たちから多大な信頼を受けています。代理母の診察は弊社の役員が直接行い、出産の担当医まで一貫して務めますのでご安心ください。

そして、代理出産には法的なサポートも欠かせません。赤ちゃんが日本国籍を取得できるよう、代理母出産について熟知した弊社の弁護士がサポートいたします

これらの専門家の支援を受けられるというのも「Baby For You」の代理出産プログラムを利用するメリットのひとつといえるでしょう。

代理出産の実績

「Baby For You」は、8年に渡り代理出産プログラムを提供し続けています。その8年の間、「Baby For You」の代理出産プログラムにより産まれた赤ちゃんの数は69人(2024年2月3日現在)になりました。

長年の経験と豊富な実績を活かして、代理母の人選と管理の徹底、明朗会計な料金システムの提示、ご夫婦への細かなサポートをお約束します。

遺伝子検査も実施します

「Baby For You」では、受精卵を代理母の体内に移植する際に受精卵の染色体数に異常がないかを検査する「着床前診断」を実施いたします。弊社の提携するクリニックでは100%に近い診断が可能であり、ダウン症候群やエドワーズ症候群、パトウ症候群などに代表される、先天性疾患をあらかじめ回避できます。着床前診断についてはさまざまな意見や考え方があるかと思いますが、先天的疾患のリスクを可視化でき、またその結果をもとにライフラインを再構築できるということはひとつのメリットといえるでしょう。

Baby For You の代理出産費用

「Baby For You」が提携している国はウクライナ・ジョージア・カザフスタンの3カ国です。どの国を選択するかによって費用が異なるので、それぞれの費用について詳しく見ていきましょう。

ウクライナの場合

ウクライナは、代理出産や卵子提供などについても不妊治療の枠組みの中で正式に認めている国のひとつです。ウクライナでは性別の選択、いわゆる産み分けも認められていることから、ご依頼者さまのニーズにお応えすることが可能になります。

また、ウクライナの家族の財産関係や、配偶者、親子、養子縁組関係などの個人的な関係を定めた家族法(The Family Code of Ukraine)の123条では、正式な代理母出産契約で生まれた子どもは依頼者の子どもとすることが定められています。これにより、子どもの出生届を出す際に子どもが代理母出産で産まれた証明書と代理母の証明書の提出が必要となるものの、代理出産によって産まれた子どもとともに依頼者が帰国するにあたって、裁判所などの法的機関を通す必要がありません。したがって、他の国よりも早いプロセスで帰国が可能になります。

ウクライナで代理出産を行う場合に必要となる費用は、合計で「US$ 67,000 + US$ 220」です。本契約締結より7日以内にUS$ 20,100+US$ 220を、体外受精成功時にUS$ 26,800を、出産後にUS$ 20,100を、それぞれお支払いいただくことになります。

体外受精が成功しなかった場合は1回目のみのお支払いとなり、2回目、3回目のお支払いは発生しません。

ジョージアの場合

ジョージアでは、代理出産により生まれた子は依頼者夫婦が親として登録され、代理母には生まれた子どもに対して何ら親権をもたないことが特徴です。出生証明書に代理母の記載はなく、一般の証明書と変わらない出生証明者を発行できます。

しかしながら、依頼者夫婦が親として登録されるには不妊カップルによる代理母出産同意書、IVFクリニック発行の代理母の子宮胚移植証明書、病院発行の出生証明書などの書類を提出する必要があります。

ジョージアで代理出産を行う場合に必要となる費用は、合計で「US$ 72,000 + US$ 220」になります。本契約締結より7日以内にUS$ 12,960+US$ 220を、病院との契約時(利用開始時)にUS$ 16,560を、体外受精成功時にUS$ 21,600を、出産後にUS$ 20,880をそれぞれお支払いいただくことになります。

体外受精が成功しなかった場合は1回目、2回目のみのお支払いとなり、3回目、4回目のお支払いは発生しません。

カザフスタンの場合

カザフスタンでは、2011年12月に出された「結婚および家族に関する法律」において、35歳未満で自分の子どもを少なくとも1人もつ健康な女性が、自らの意思で代理母になることを認めています。有償の卵子提供、商業的代理出産も含めて合法です。代理母は出産後すぐに子どもを依頼親に引き渡し、引き渡し後は子どもに対する一切の権利を失います。

カザフスタンで代理出産を行う場合に必要となる費用は、合計で「US$ 82,000 + US$ 220」になります。本契約締結より7日以内にUS$ 16,400+US$ 220を、病院との契約時(利用開始時)にUS$ 10,660を、体外受精成功時にUS$ 24,600を、出産後にUS$ 30,340をそれぞれお支払いいただくことになります。

体外受精が成功しなかった場合は1回目、2回目のみのお支払いとなり、3回目、4回目のお支払いは発生しません。

Baby For Youが提供する出産関連サービス

代理出産の成功率

「Baby For You」では、代理母出産プログラムのほかにも、不妊にお悩みの方にとって有益な卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断・男女産み分けプログラムをご提供しております。

具体的にどのような取り組みをしているのか見ていきましょう。

代理母出産プログラム

まず「Baby For You」の取り組みを語るにあたって欠かせないのが「代理出産プログラム」の存在です。「Baby For You」は、代理出産をご希望のご夫婦が代理出産に集中できるように多面的なサポートを提供しています。

上述したように、「Baby For You」では専門的な知識をより多く兼ね備えたスタッフ、医師、弁護士があなたをサポートいたします。法的な手続きはもちろん医療的な支援も受けられるため、代理出産がはじめての方も不安を感じることなくご利用いただけます。

卵子提供プログラム

以下の点に当てはまる方には、「卵子提供プログラム」によって支援を行います。

  • 生まれつき卵巣に異常がある方
  • 腫瘍・ガンなどで卵巣を摘出された方
  • 子宮内膜症や卵巣嚢腫などで卵巣の状態が良くない方
  • 早期閉経(20代で卵子がなくなる)と医師により診断された方
  • すでに自然閉経した方
  • 精子側の問題はないが受精しない方

卵子提供プログラムでは、弊社が提携する機関に登録しているドナーの方に卵子を提供していただき、それをご依頼者さまの精子と結合させたのち、代理母へ移植いたします。

ご依頼者さまが最善の条件を満たした卵子ドナーと出会えるように、「Baby For You」では専門の機関と提携することで、より多くの卵子ドナーをご紹介いたします。

精子提供プログラム

以下の点に当てはまる方には、「精子提供プログラム」によって支援を行います。

  • 「無精子症」と診断された方
  • 病気や遺伝病があり、お子さまへの遺伝を希望されない方
  • 精子数が少ない乏精子症、運動率が低い精子無力症と診断された方
  • 女性側に明らかな不妊原因がなく、人工授精や体外受精や顕微授精の不妊治療を試みたが妊娠しなかった方

精子提供プログラムでは、弊社が提携する機関に登録しているドナーの方に精子を提供していただき、それをご依頼者さまの卵子と結合させたのちに代理母へ移植いたします。

こちらも卵子提供プログラムと同じように、ご依頼者さまが最善の条件を満たした精子ドナーと出会えるように専門の機関と提携してサポートいたします。

着床前診断・男女産み分けプログラム

着床前診断とは、卵子や体外受精した受精卵を検査し、遺伝子や染色体の異常などを調べることにより生まれてくる子どもの遺伝病の有無がわかる検査のことで、 受精卵診断とも呼ばれます。着床前診断では、受精卵を子宮に戻す(胚移植)ときに、 流産・死産になる可能性の低い受精卵を選ぶことができます。また、染色体に異数性の問題がないかどうかを確かめると同時に性別を判定します。

検査により正常な受精卵であることがわかった受精卵だけを移植することで、代理出産の成功率を向上させます。また、流産による母体への身体的・精神的ダメージを避ける意味でも 着床前診断は非常に有効です。

代理出産の成功率に関するFAQ

代理出産を利用するにあたって、やはり成功率は気になる点だと思います。

本項目では、上記でご紹介したプログラムを利用する際にご依頼者さまが抱きやすい疑問や不安の中から、代理出産の成功率に関するものをピックアップしてご紹介します。

代理出産の成功率は高いと聞いたのですが……

代理出産エージェントの中には、公式サイトなどにおいて「代理出産の成功率は70%」と公表しているところが少なくありません。しかしながら、これらの数字には科学的根拠がなく、間違った情報だといえるでしょう。

代理出産の成功率は、利用される卵子および精子の質によって変わるものであり、確たる数字を出すことは極めて難しいといえます。

しかし、生活習慣の改善に取り組むことや、「Baby For You」が提携しているウクライナ・ジョージア・カザフスタンで発展した医療を受けることで、代理出産の成功率を上げることは可能です。

着床に失敗したらどうなるのですか?

着床に失敗した場合は、再び卵子と精子をご提供いただいたうえでやり直すことになります。契約によりますが、同じ代理母で3回体外受精に失敗した場合は代理母を代えることになるのでご了承ください。

成功率を向上させるため、夫婦でできることはなんですか?

代理出産の成功率は、利用される卵子および精子の質によって左右されるものです。成功率を向上させたいご依頼者さまは、ご自身の卵子精子の質を向上させられるよう、生活習慣の改善や食生活の改善に取り組むことをおすすめします。本記事でご紹介したように、野菜を多く取ったり身体を冷やさないようにしたりなど、小さなことからでも始められるので、ぜひ取り組んでみてください。

自身の卵子や精子に問題がないか、事前に検査を受けるのも良いでしょう。

国によって成功率は変わりますか?

国によって成功率が変わるということはほとんどありません。しかしながら、国によって生殖医療技術の発展度合いはさまざまであり、それが成功率に与える影響は決して少なくないといえます。「Baby For You」が提携しているウクライナ・ジョージア・カザフスタンでは代理出産に関する法律も整備されており、医療も発展しているので安心してご利用いただけます。

日本で代理出産ができないのはなぜですか?

日本においては代理母出産を規制する法律はなく、民法においても代理出産を禁止するような記載はありません。しかしながら日本産婦人科学会が1983年に定めた規則により、国内で代理母出産は行うことはできなくなりました。この規則により、現在日本国内で代理出産をすることはできません。

「Baby For You」ではどのようなサポートがありますか?

Baby For Youでは、代理母候補となる女性のご紹介はもちろん、依頼者さまのお体の状態に合わせた治療方針の決定、代理出産を行う病院から滞在先の確保まで、代理出産にあたって必要となるサポートを多角的に提供しております。お子さんが生まれた後も、お子さんが日本国籍を取得できるように法的手続き面においてのサポートも完備しております。

メンタルの部分でもお力になれるようサポートいたします。zoomやメール、LINE通話などで面談や相談も受けつけているので、お悩みの方は「お問い合わせページ」からお気軽にご相談ください。

同性カップルでも代理出産は可能ですか?

代理出産の利用が認められているのは、正式にご結婚されておられるご夫婦のみになります。現在日本では、同性カップルの方が結婚するためのシステムが整っていないことから、同性カップルの方は代理出産を利用できません。

代理出産の方法は?

代理出産の方法は、大きく分けてふたつございます。

ひとつは「ご夫婦の受精卵を、代理母に移植するケース」もうひとつは「ドナーから提供された精子・卵子から受精卵を作り、代理母へ移植するケース」です。その両方に、Baby For Youは対応しております。それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。

ご夫婦の受精卵を、代理母に移植するケース

この方法では、ご依頼者さまから提供していただいた卵子と精子を体外受精させたのち、代理母に移植します。また、このときに着床前診断を受け、その結果をもとに染色体に異常がないことが保証された受精卵だけを選び、移植させることも可能です。

この方法では、依頼されたご夫婦お二人との遺伝的つながりをもつお子さんが生まれることになります。

ドナーから提供された精子・卵子から受精卵を作り、代理母へ移植するケース

ご依頼をいただいたご夫妻の精子または卵子に問題があった場合は、ドナーより提供された精子・卵子を用いて受精卵を作ることも可能です。ここで留意していただきたいのは、この際使用される卵子精子のうちどちらかは、ご依頼者さま自身のものを用いる必要があるという点です。この場合、依頼夫婦と生まれた子どもの遺伝的つながりは夫婦どちらかにあることになります。

「Baby For You」では専用の機関と提携することで、ご依頼者さまの希望にあった精子卵子ドナーをご紹介できるよう努めています。

代理出産のリスク・トラブルは?

代理出産のリスクとして、現地スタッフと適切なコミュニケーションが取れないこと、手続きが煩雑なことを挙げる人は決して少なくありません。しかし、Baby For Youでは代理出産に関する知識を豊富に兼ね備えた日本語話者のスタッフが、代理出産に関わることだけではなく、海外での生活もサポートいたします。日本からいらっしゃる方は、ロシア語や英語を話せない方がほとんどです。現地の日本人スタッフが常にサポートいたしますのでご安心ください。

また、費用が非常に高額になることもリスクとして挙げられるでしょう。代理出産にかかる費用はエージェントにより異なり、為替に左右されることもあります。中には悪質なエージェントもあるため、トラブルに発展しないように料金形態やサポートについては事前によく調べておきましょう。

まとめ

今回の記事では、代理出産における成功率はどのくらいなのかを解説するとともに、成功率の向上させるためのポイントをご紹介しました。今回のご紹介した内容を参考に、ぜひ実践してみてください。

代理出産の成功率は、利用する精子・卵子の質と、どのような代理出産エージェントを利用するかによって左右します。

また、代理出産エージェントの利用を検討されている方は、「Baby For You」にお問い合わせください。安全・安心で代理母出産を行うために、さまざまな面からあなたをサポートいたします。

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